日本の長寿をお祝いする中の一つ、米寿のお祝い。人生88年間の中ではさまざまな素敵な出来事や辛い出来事などがたくさんあったはず。そんなおじいちゃんやおばあちゃん、もしくはお父さん、お母さんの生きてきた歴史を自分史としてまとめてプレゼントしてみてはいかがでしょう。ここでは、米寿のお祝いのための自分史作成に関するアイディアや、どのような種類の自分史があるかなどをご紹介したいと思います。米寿のお祝いのプレゼントに世界でたった一つの自分史をプレゼントしようと考えている方は是非参考にしていただき、主役にあった自分史をセレクトしてプレゼントしてみてはいかがでしょう。
米寿のお祝いとは?
米寿のお祝いは88歳の数え年で祝う事が一般的です。88歳になる方のお祝いをお誕生日やお正月などの特別な日に、家族や親戚一同が集まり皆でお祝いします。なぜ88歳かというと、米寿という漢字やその意味から来ています。米寿の米の上の所部分をひっくり返して反対にすると漢字の「八」となり、真ん中の部分は漢字の「十」そして最後の下の部分が漢字の「八」、全部の漢字を並べると八十八ですね。「八」という漢字は昔から末広がりで縁起が良いとされています。そして「米」という漢字。日本は古くから稲作をしてお米を大切にしてきたため、漢字の末広がりの「八」と「米」の両方の意味を持つ88歳は特におめでたいとされ、88歳になる方をおめでたい年としてお祝いしています。
自分史とは?
今までは、何らかの形で成功した個人の生涯などの事業や事績を中心とした記録、自伝や自叙伝などがありますが、それに対し、自分史とは特に成功したり有名人であったわけではない一般の方が、自分自身の今までの生きてきた軌跡をまとめて文章にしたり、写真などを使って記録したものになります。自分史は書籍として刊行したり、家族や親戚に配ったりする方もいますし、子供や孫などが変わって作成して自分史の主役となる方にプレゼントする事などがあるとても記念や思い出に残るものとなります。
自分史にはどのような種類がある?
●自主作成
パソコンが得意な方は自分で作成という手があります。少々時間や手間はかかるかもしれませんが、主役の情報や写真など年代を追って集め、エクセルなどにまとめ、その後パワーポイントやムービーにまとめていく方法です。インターネットで「自分史作成アプリ」などで検索をかけると役立つアプリがたくさん出てきますので、そのようなアプリを使っても良いでしょう。
・年代順に主役の履歴をまとめる、年表化
年齢・西暦・和暦・主役の履歴・家族に関する出来事・その年にあったニュース(社会情勢)などのでき事などを年代順にまとめていきます。主役本人ではなく、子供や孫が作成する場合には主役の夫または妻、子供達などに協力を得て写真なども用意することになります。本人にサプライズで作成する場合には周りの方に協力してもらい情報をたくさん得られるようにします。わかりやすいように年表化して、別途写真と履歴などのページを作っていきます。
・写真の選択
使用する写真の選び方として重要なのは米寿の方の今までの歴史をバランスよく選ぶ事です。これは年代順の履歴とリンクします。あまり入れ込みすぎると時間がかかってしまい前に進まなくなるので、ビジネスライクを意識して動くと良いかもしれません。写真は選択したら年代順にわかるように並べていきます。
誕生→幼少期→学生時代→社会人時代→結婚→子供の誕生→子育て→子供の結婚→定年退職→孫の誕生など楽しかったことや大変だったことなどをまとめて行きます。
●プロに頼んで自分史を作成してもらう
「自分史をつくってあげたいけれど、時間もあまりないし、どのようにまとめて行ったらよいかさっぱりわからない」「アルバムの整理や写真の選択の仕方がさっぱりわからない」などという方はプロにお願いして自分史を作成してもらう事も出来ます。自分史といっても、実際に本人や家族に取材や撮影に来てくれ、雑誌形式にしたり、ムービーにしたりして写真の選び方や年代順のエピソードなどを家族が文章を書いたりする必要なく素敵にまとめてくれるサービスや、コメントやメッセージは自分たちで書き込んだりできるサービスがある会社などさまざまです。家庭用に作成してくれるので、製本やDVD・ブルーレイなどもたくさんの数や枚数オーダーすることなく、1冊から作成してくれるところもありますし、家族や親戚に配るようにプラスでオーダーができるシステムがあったりしてとても便利です。値段の方は自作よりはもちろんかかりますが、何よりも本当の雑誌や結婚式に出てくるような素敵な自分史ムービーができると思うと米寿のお祝いにはとても良いプレゼントになるのではないでしょうか。出来上がったものは米寿のお祝いの会を開く時に流したりするとその場が盛り上がり、主役も感動してくれること間違いなしです。
最後に
自分史は米寿のお祝いの主役が今まで生きてきたあかしとしてこの先ずっと残ります。孫やひ孫など88年前の日本の事などほとんど知らない子供達にもこの自分史を通じ、主役の存在をよりよく知ってもらったり、家族や親戚などで主役を囲んで色々と話しに花を咲かせるということはとても幸せな事ではないでしょうか。