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ビジネスでお付き合いのある方の入院見舞いはどのようにしたらよい?

日頃お付き合いがある、またはお世話になっている取引先の方が病気や事故で入院した場合、ビジネスマナーとしてはやはりお見舞いに行くべきといえるでしょう。ここではビジネスでのお付き合いがある方が入院された場合、特に相手の会社の社長が入院してしまった、または自分の部署の担当をしてくれている方が入院してしまったときなどに会社を代表して入院のお見舞いをする際に、どのように対応すればよいか、何をお見舞いに持って行けば良いか、お見舞いに関するマナーなどを詳しくご紹介したいと思います。

お見舞いがすぐできる状態か確認

通常であればお見舞いへ行く際は、相手の方の家族の方へ病状やケガの具合はどうか、お見舞いへ行っても大丈夫かなどを確認してからお見舞いに行きますが、ビジネスでのお見舞いの場合は、まず相手の会社へ連絡してお見舞いへ行きたいという意向を伝えます。この際、相手の会社のどこへ連絡するかということになりますが、大きな会社の社長の場合は通常、秘書室なるものがありますので、そこで社長秘書の方に連絡し、指示を受けます。秘書室などがない場合は、直接秘書の方や総務課、または取引先の担当者へ連絡して状況を確認し、お見舞いに関して聞くようにします。取引先の担当者の方が入院した場合は総務課や担当者の方の部署へ連絡するようにしましょう。

お見舞いに行くタイミングは?

相手の方のケガや病状を確認してから、お見舞いへ行くことができるかを決定することになりますが、相手の方が短期での入院である場合などは、入院中本人も落ち着かないですし、手術や検査などが頻繁にあるということも考えられるため、退院してから「快気祝い」として伺うということも考慮すると良いでしょう。その他、手術の前後であったり、本人が衰弱が激しく、あまり元気ではない姿を他人には見せたくないということもあるかもしれません。病状が重い場合などは面会が出来ないということもありますので、しっかりと会社の方と連絡を取り段取りをしてもらってから行くようにします。入院先を聞いて、自分の都合が良いときに伺ってしまうというようなことはマナー違反となりますので、注意しましょう。

お見舞いは誰と行けばよい?

ビジネスでのお見舞いの場合、一人で伺うということはしません。取引先社長の場合などは上司に相談し、自分の会社の社長が行かなければならない場合もあります。通常、入院されている方と同等の地位、またはそれ以上の方と担当の自分といった具合に上司と一緒に出向くということがマナーとなります。ビジネスでは人と人というよりはまず、会社と会社といった流れになりますので、社長や上司が会社の代表として、自分は相手の方の担当として同伴するということが正式なビジネスにおけるお見舞いとなります。

何を持ってお見舞いに行けばよい?

お見舞いの際に何を持ってお見舞いへ行くかということが一番悩むところではないかと思いますが、社長などの場合は少し豪華なアレンジメントフラワーなどが一般的ですが、現在では生花は病院で禁止している所もあるようですので、無難な所ではお見舞金となりますが、相手が自分より目上の方の場合は現金は失礼という考えがあることなどから、“何が良いか色々と考えたのですが、何がお役に立つかわからなかったので…”などと言い商品券などを渡すということもあるようです。自分の個人的な付き合いではない、あくまでもビジネス上での関係の方であれば、現金でもよいという考えもあります。金額の相場の決まりなどはないのですが、社長であれば10,000円~30,000円ほど、担当者の方であれば10,000円~20,000円程度が多いようです。一般的には、会社から出るお金ですので、会社で規定があることが多いと思います。まずは自分の会社の社内での確認をしてから決定すると良いでしょう。 お菓子などは相手の方に食事制限などある場合も多く、誰もが持ってくるので、食べきれないなどの理由によりあまりビジネスでは使われないようです。

お見舞いの最中のマナー

まずは面会の時間に気を使うということを忘れないでください。相手の方は病気やケガで体力も落ちているので、面会などが続くと体力的にも疲れてしまいますので、短時間で切り上げるということをマナーの一つとしておぼえておくようにします。15~20分程度で切り上げるようにします。切り上げる際のタイミングはこちらから作るということがマナーです。お見舞いの最中の言葉がけや話の内容にももちろん気配りが必要で、入院の最中に仕事での取引の話などは禁句です。その他、病状などを詳しく聞いたりすることもしないようにして、こちらからの声掛けでは「ゆっくりと静養してください」や、「順調に回復へ向かっていらっしゃると伺い安心しました」、「元気になられたらまたゴルフでもしましょう」などと相手にマイナスとなるような言葉ではなく、安心や、元気を与えられるような言葉を選ぶようにすると良いでしょう。

最後に

ビジネスの上でのお見舞いとなると、気を遣う事も多く、マナーもしっかりとしなければいけないと思いがちですが、しっかりとお見舞いへ行くタイミングなどをわきまえて行けば相手の方もきっと喜んでいただけることと思います。

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