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【法要・お彼岸・お盆】お供えの果物は何にする?間違わない選び方と購入場所

お彼岸やお盆、四十九日やその他の年忌法要の際にお菓子ばかりではいつもの同じになってしまうので、今回は果物をなんていう方も多いのではないでしょうか。果物は彩も良く、飾ってもとても豪華になりますし、お供えとしては欠かせないものの一つです。そんな果物ですが、お供えにはどのような果物がふさわしいのか、そして何か決まりがあるのかなど、お供えを選ぶ際に悩んでしまう事もあるかと思います。 ここでは、お彼岸やお盆、その他の法要の際にお供え物として果物を選ぼうと考えている方へ、果物を選ぶ際の選び方や注意点、おすすめの購入場所などをご紹介したいと思います。ご先祖さまや故人に喜んでいただけるフルーツ選びをする参考にしてみてください。

お供えの果物はどこで購入する?

お供えをするお宅、もしくはお寺の近くの果物屋:

代表的なのはお供えをするお宅、もしくはお寺の近くの果物屋さん。お供えするお宅の近くで購入すれば重たい果物を遠方から運んでいく事がなくて楽ですね。お供えするお宅やお寺の近くと言ってもその土地に詳しくなかったり、初めて伺う場合などは果物屋さんがどこにあるかなどわからないので、そんな時はご自身のなじみの果物屋さんもしくはデパートなどで購入すると安心かもしれません。最近では地図アプリなどでその場所の近くのお店などを検索することもできるので、探してみるのもおすすめです。

 

デパート・なじみの果物屋など:

お彼岸やお盆の時期にはすでに籠などに入れて包装済みの果物が「盛り籠」として販売されていたりしますので、時間があまりないときやあまり悩むのは好きでない方には無難だと思います。ご自身で故人の方やお供えするお宅の好きな果物などがわかれば、自分で果物を選んで籠に詰めてもらう事も可能です。 ご予算などが初めから決めてあればそれを伝えて籠盛りを造ってもらう事も出来ますので安心。

 

スーパーマーケット:

最近では大き目のスーパーマーケットなどでも贈答用の包装などしてくれるところがあるので、お供え用に出来るか(リボンやのしなどあるかなど聞いてみると特にお彼岸やお盆時期になるとお供えコーナーが出来ていたりする場合もありますので意外と対応してくれるところが多いです。

地域や風習によって盛り籠には乾物や缶詰などを入れる地域もありますので、地域の風習などがわかれば乾物屋缶詰なども入れてみましょう。

その際に入れる例として

乾物焼きのり、干しシイタケ、高野豆腐、焼き麩、昆布、鰹節、等々

缶詰:果物の缶詰が一般的ですが、最近はスープや瓶に入った佃煮など様々なものがあります。

●籠盛りの由来

昔、一家の主人や担い手が亡くなった時などに、その家族が立ち直るまでの間玄米や味噌、乾物類などの日持ちのする食品を親戚や、知人たちが竹やつるのかごに入れて季節の花などを添えて贈ったのが始まりとされ、日本各地にそれぞれの形で受け継がれています。

お供え物のフルーツを選ぶ時の注意点

●まだ熟れていない固めのもの(まだ青いもの)を選ぶ

お彼岸やお盆は長い期間お供えをしておくことがあるので、すでに売れている果物をお供えするとお供えの途中で悪くなってしまうためです。

●丸いものが好まれる

形が丸い物は縁起が良い、や角がなくて縁起が良いなど、丸は円とも表現され円と縁をかけて縁起物など様々な説がありますが、縁起が良いという事で広く知られてますね。お供え物が決して丸でなくてはいけないと言う訳ではないのですが、果物って丸いものが多い気がするのは私だけでしょうか…。

●一言添えて

バナナやイチゴ、ブドウなどはお供えで良く使われますが、比較的悪くなるのが早いので、”早めにお召し上がりください”など一言添えてお供えすると丁寧です。

盛り籠の果物の入れ方

押しもご自身で心を込めて盛り籠を造りたいと思っている方は、大きくて固めのものを1個か2個(パイナップルやメロン、スイカなど)入れ、それを軸にグレープフルーツやオレンジ、リンゴなど丸い硬めのものを入れ、次にカバー付きの物や柔らかめのもの(ブドウや桃など)を入れ、最後にミカンやキウイフルールなど小ぶりなフルーツで全体のバランスをとるような感じで詰めていくと上手く収まり、見た目も綺麗で豪華になります。最後に透明のセロファンで全体を覆い白黒や紫のリボンなどでまとめて出来上がりとなります。

のし紙が必要な場合は箱入りフルーツなら、掛け紙の水引は白黒のまたは黄白の結び切り、果物盛り籠の時は短冊のしに表書きを「御供」または「粗供養」としておけば間違いないです。お供えするときは自分の方に正面を向けてお供えするのを間違えないようにしてください。

お供えした果物などの行方はどうなるの?

お寺での法要でお供えした場合、終了後にお供えを返してくれることがありますが、そのまま住職さんへ「召し上がってください」とお渡ししたり、地域や風習によっては法事の後に同席していただいた方へ持って帰っていただく場合もあります。そなような際は事前にお持ち帰り用の紙袋やビニール袋など用意しておくと良いでしょう。お寺の方からも特に何も言われない場合は遠慮なく”持ち帰りたいのですが”などと言っても失礼にはなりません。

仏壇への普段の果物のお供えの仕方

ご近所からのお裾分けや季節の果物の購入してこられた際はお仏壇にお供えされる方も多いかと思います。いろいろな果物がある場合はこんもりと盛るようにできればそうしていただき、一つの果物の場合、例えばリンゴやグレープフルーツなど大き目の物であれば下に3個三角形に置きその上に1個、ミカンや柿などの場合は下に4個四角形に置き、その上に1個置くなどしてこんもりをイメージしていただくと良いと思います。置き方や並べ方、個数に決まりはありませんので、故人やご先祖様に心を込めてお供えしてください。

※地域や風習、宗派などにより数や並べ方、果物の種類など細かいことが決められていることがある場合もあります。

最後に

果物のお供えの際は故人の生前好きであったものやその季節の旬な物をお供えすると良いです。決してメロンなど高価な物ばかりをお供えしなければいけないという事はありませんので、ご自身の予算でいかに色とりどり綺麗な物をお供えできるか、心が込められていれば問題ないです。最近ではインターネットショップなどでも沢山の果物や盛り籠が販売されていたり、果物の産地より産地直送で旬な果物を送ってもらう事も出来るので、色々研究してみてください。

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