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お墓参りに供える花の選び方と7つの豆知識

お墓参りに行くときに必ず持って行くお花。いったいどんなお花を選んだらよいのだろう?購入する場所は?お供えするときのお花の置き方など何となく知っているけれど、ちゃんとしたマナーはハッキリとはわからない…。ここではそんな時に参考にしていただきたいお墓参りに供える花の選び方や購入場所、予算や供え方など、お花をお供えするうえで知っておくと便利な豆知識をご紹介したいと思います。

お花はどこで購入する?

お墓参りのお花を購入するのは特にどこでという決まりはありませんが、持って行く手間や移動の時間、お墓まで行くときの荷物になることなどを考えると、お墓や霊園のそばの生花店で購入するという事がお勧めではないかと思います。お墓や霊園のそばですと仏花としてふさわしい花や比較的日持ちのするお花などが多く、それに自分の選んだお花などもプラスしてもらうと自分なりのアレンジも入ったお供えするのにふさわしい花束になります。

予算はどれくらい?

気になる予算ですが、仏花は基本的に一対(2束)で購入しますので、一束のお値段が500円~2,000円程度の花束を一対でお願いし、購入すると良いでしょう。色のバランスを考え3~5色ほどのお花を組み合わせて花束にしてもらいます。

どんな仏花がお供えの花に向いている?

お墓参りのお花というと何となく菊やユリというイメージがありますが、実際の所、お墓にお供えする花は棘のあるものや香りのキツイもの、毒があるとされるお花以外は特にこのお花でなければいけないという決まりはありません。故人の好きだったお花などがあれば、そのお花をお供えして差し上げるのも良いと思います。私はその時の季節のお花をいつもお供えしたりします。やはり季節のお花はビニールハウスなどで育てたものよりも日持ちも良いですし、生き生きしています。

春であればキンセンカやアイリス、桜の花なども生花店にあれば素敵ですね。菜の花などもこの時期のお花です。夏であればリンドウやユリなど、秋はコスモスやキキョウ、ススキなども季節感があります。冬になると水仙や花梅など寒い中でも美しさと力強さを感じさせてくれます。

 

お花を長持ちさせるコツ

お供えする前に、ひと手間かかりますが「水切り」をするとお花の持ちがかなり違います。「水切り」の仕方は、購入したお花をお墓などにあるお参り用の桶に水を張り、茎の根元だけをつけます。水の中で茎の橋を1~2㎝ほど斜めにカットして新しい切り口を出してあげます。もしもお墓の周りで購入したての花でしたらすでにお花屋さんの方でこの処理をしてくれている場合もあります。水につく部分の葉っぱは悪くなる原因となりますので取り除いてください。お供えする花筒に10円玉(できるだけピカピカのもの)または漂白剤を2,3滴またはホムセンターなどで売っている花用の延命剤などを入れると通常よりさらに長持ちします。

お供えの仕方

お供えの仕方は上記で水切りをした後に色や花の大きさのバランスを考えて一番しっかりとした花を中心としてひし形にふんわりとまとめてお墓の両脇に左右対称に花筒に活けます。ここで注意する点は、お花を供える人の方を正面にお花を生けることです。お墓に供えるのだからお墓の方を正面にお花を活けるのでは?などという事が無いよう注意しましょう。なぜお参りに来ている人を正面に向けるのかというと、供養に来ている人の心を鎮めるという意味や、きれいな美しい切り花が時間の経過とともに枯れていく様子などから、命のはかなさや尊さを、お花を通じてお参りした人が学べるようにとの言い伝えもあります。

お供えしたお花は持ち帰った方が良い?

お供えしたお花は他にお墓参りに来る人が次のお墓参りまでいない場合や、お寺や霊園などで悪くなったお花などを手入れまたは処分してくれる管理がない場合などは、またお花の手入れをしに来なければなりませんので、お参りの間はお花をお供えし、日頃の感謝を込めてお掃除やお参りをして、帰宅の際にお花を持ち帰るという事が望ましいかもしれません。近頃では霊園などでは持ち帰りを推奨している所もあるようですので、心配であれば確認することをお勧めします。お花を持ち帰ってしまってお墓の周りが寂しく感じてしまうようであれば、生花はお墓参りに時に持っていき、普段は造花をお供えしておくというスタイルをとってもよいかもしれませんね。

持ち帰ったお花をどうするか?

お墓参りでお供えしたお花は家に持ち帰っても良いのでしょうか?食べ物のお供えと同じで、出来ればお下がりをいただくという感覚で、家に持ち帰り自分たちの観賞用として飾ります。ここで注意が必要な事は、持ち帰ったお花を再び、お仏壇などにお供えする事です。これは一度ご先祖さまや故人に差し上げたものですので、再び仏壇にお供えすることは失礼になると考えられています。

最後に

お墓参りは日頃の感謝を込めてご先祖さまや故人へお参りするものです。その為、お花やお供え物はご自身がご先祖さまや故人の為を思って用意したものであれば、どんなものであれ喜んでいただけると思います。

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