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上棟式での挨拶はどのようにする?立場別挨拶例文とご近所への挨拶周りの注意点

上棟式とは一般的には家の土台となる基本的な部分が完成して棟木(屋根の骨組みの一番高い部分に用いられる水平材)を上げるときに行われる儀式です。地域やその土地の習慣などにより様々ですが、昨今では略式で簡単に執り行うということが多いようです。そんな中、上棟式では施主として工事を請け負ってくれている方々へ挨拶することや工事を請け負う工務店担当または代表、大工の棟梁などが家を建てている施主に挨拶をする場面が出てきます。ここでは施主として、工務店代表として、棟梁としての挨拶の例文やご近所さんに挨拶周りする際の注意点などをご紹介したいと思います。

上棟式はどのような儀式かを再確認

上棟式は地域や土地柄などによりその執り行い方はさまざまですが、自身のマイホームを建てるにあたり、今までの工事の無事と、新しい住まいに災厄が起こらないように祈る儀式及び施主が工事をしてくれている職人さん方に対して感謝の気持ちを表す目的で執り行う儀式です。そして上棟式の際は工事に関わる皆さんへ挨拶をし、ねぎらいのおもてなしをします。この日は職人さんの実際の仕事ぶりなどを見ることができますし、実際に式の最中に皆さんと交流して今後の工事も無事滞りなく進むよう施主として皆さんにふるまいます。

施主としての挨拶はどのような言葉を述べるべき?

なかなか普段は現場に行く事も出来ないため、まだ顔を合わせた事のない方々に顔と名前を憶えてもらう事も重要な事の一つです。そして挨拶の際には皆さんの安全が第一でケガや事故のないよう気を付けてくださいということ、その他工事に関わってくれている方々への感謝とねぎらいの言葉をしっかりとあいさつの中に織り込むことができれば、簡単でも立派な挨拶となるでしょう。

例:

皆さま、施主の○○と申します。なかなか工事に関わっていただいている皆様全員と顔を合わせることができませんでしたが、お陰様で本日無事、上棟をすませることができました。ありがとうございます。我々のマイホームという大仕事に関わっていただいている皆様に改めて感謝の気持ちを伝えさせていただくと共に、今後の工事もくれぐれも皆様の安全第一にお怪我や事故のないよう気を付けて作業を進めていただければと思っております。本日は、初めての事で何かと失礼があったかもしれませんが、ご容赦いただければと思います。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

例:

施主の○○です。皆様のお陰で本日、無事、上棟をすませることができました。大変ありがとうございます。私共はこの家に妻の○○、長女の○○、次女○○の一家四人で暮らす予定で皆様にこの家の建築をお願いしており、家族共々完成を楽しみにしています。引き続き作業していただく皆様にはケガなどされないよう十分気を付けていただき、安全第一で作業を進めて頂ければと思います。何分初めての事ばかりで至らない点があったかと思いますが、引き続きどうぞよろしくお願いします。

上記のように簡素で構いませんので、作業をしてくれている職人さんたちへの労いの言葉、工事の安全と丁寧に作業をしてくれている感謝の気持ちをしっかりと入れることがポイントです。その他、自分のマイホームに対する思いや、新しい家でどのように暮らしたいなどということを少し入れて見たりして、自分なりの挨拶を考えてみると良いでしょう。

棟梁から施主へ向けての挨拶

施主の方より棟上げ式の際に一言お願いしますなどといわれることがありますので、そんな時は簡単で構いませんのでお祝いの言葉としっかりと安全に仕事をしていることと、快適な住まいづくりを目指していることなどを言葉にして挨拶をすると良いですね。何よりも施主に向けて安心感を与えてあげられることが一番ではないかと思います。

例:

○○邸の棟上げとなり、私ども職人一同さらに気持ちがこもってきております。縁あって○○邸の建築に関わらせていただき、それぞれの持つ技術をできる限り発揮し、安全かつ慎重に仕事を進めさせていただいている次第です。引き続き私ども職人一同気を引き締めて快適なお住いの完成を目指して仕事をさせていただきたいと思っております。本日は誠におめでとうございます。

工務店やハウスメーカーから施主に向けての挨拶

家を販売した工務店やハウスメーカーには窓口となる担当が付きます。そして上棟式をする際は上棟式に参加しますので、施主に頼まれた際は棟上げを迎えたお祝いの言葉や最後まで責任を持って関わらせていただきますということを挨拶として伝えます。

例:

本日は、無事棟上げを迎えられたことを心よりお祝い申し上げます。○○邸の素敵なマイホーム建築に関わらせて頂けたことを大変うれしく、また誇りに思います。これからも末永く○○様のお力になれれば幸いです。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

近隣のご近所宅へのご挨拶周りも忘れずに

一般的にはご近所となる方々への挨拶周りは工事の着工前に済ませます。しかし、ここでの挨拶とは、「上棟式をするのでよろしければいらしてください」という挨拶になります。地域や土地柄により様々ですが、略式で上棟式を行い、餅まきなどしない場合は上棟式の挨拶は自宅となる場所と隣接した家の方のみに「上棟式をしますので若干騒がしいかもしれませんがよろしくお願いします。よろしければいらしてください」など挨拶し、盛大に餅まきなどする場合はご近所や町内会の方々にお知らせして上棟式や餅まきの時間に子供たちが集まって盛大に執り行ったりする場合もあります。工務店やハウスメーカーの方で町内会の方に話をしたり近隣の方に集まってもらうように取りはからってくれると地域などもあるようです。

最後に

挨拶はどのようなシチュエーションでも大切なコミュニケーションの一つです。難しく考える必要はありませんので、ポイントを押さえ、自分の言葉でしっかりと気持ちを込めてすれば、きっと皆さんに伝えたいという思いが伝わるはずです。

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