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上棟式の時間はどれくらいかかる?当日の流れと上棟式の内容

上棟式を始めてするにあたり、上棟式をする時間は「何時ごろがよい?」そして当日は「どんなことをするの?」と疑問に思う方はとても多いのではないでしょうか。上棟式の当日は家の骨組みができるのを実際に見学することができ、職人さんたちの働きぶりを目の前で見て家が建っていく事が実感できる日です。一生にそう何度とある事ではないので、自分の家ができる流れを見学して、無事に棟上げがすんでから上棟式を行うことになります。ここでは、上棟式が行われる際の当日の流れとともに、どのような事をするのかなどをまとめてご紹介したいと思います。

上棟式とは?

上棟式(じょうとうしき)とは、建物の建築の際に行われる祭祀(さいし)で、棟上げ(むねあげ)、建前(たてまえ)、建舞(たてまい)などとも言われています。一般的には柱、棟、梁などの基本的な部分が完成して棟木(屋根の骨組みの一番高い部分に用いられる水平材)を上げるときに上棟式をします。地域や風習によりその執り行い方も様々ですが現代での上棟式は、建物の守護神や工匠(こうしょう)の神をお祀りし、今までの工事の無事に感謝し、新しい住まいに災厄が起こらないように祈る儀式です。そして施主が工事をしてくれている職人さんに対して感謝の気持ちを表す、労いの目的で執り行う儀式となっています。

上棟式当日の時間と流れ

・朝8時頃から作業開始

業者や職人さんなどにより異なりますが、大体このくらいから皆さん作業を始めます。作業を始める前に職人さん方にコップを配り神酒と梅干(地方により異なる)などを少しずつ飲んでいただき清めてから作業開始するところが多いです。しかし、遠くに住んでいて駆け付けられない場合などは棟梁や現場監督に前もってお酒などを用意したことを伝えて工務店やハウスメーカーの担当に持って行ってもらったり、事前に渡してもらうという事でも良いかもしれません。

・10時もしくは10:30頃午前の休憩

ここでの休憩に施主が飲み物や差し入れを持ってきます。飲み物は暑い夏であればクーラーボックスなどで冷やしたお茶やコーヒー、炭酸飲料など、寒い冬であれば冷たい飲み物の他に、暖かい飲み物をポットなどに入れて何種類か用意し、好きなものを取って読んでもらうようにします。お茶菓子は小分けになったものや子袋に入ったものなど用意しておきます。果物なども意外と喜ばれますし、若い方には菓子パンなども喜ばれたりします。

・12時お昼の休憩

大工さんに昼食を出す場合はここで皆さんにお弁当などを食べていただきます。お弁当ではなく別の場所に移動して昼食をとってもらうという方もいます。その際には自分たちも一緒にお弁当を食べて皆さんのお話を聞くというのも楽しい思い出になるかも仕入れません。(大工さんがフレンドリーな場合ですが…)

・13時から13:30頃午後の作業開始

だいぶ家の枠組みなどができてきてワクワクしてきます。職人の皆さんのテキパキと働く仕事ぶりを見ると感動してしまいます。

・15時頃午後の休憩

午前と同じような感じで午後の休憩も取ってもらいます。差し入れが足りなくなっていれば追加します。

・16時から16時30頃作業が終わり上棟式の準備

・上棟式開始

30分から1時間くらいで終了し、解散

上棟式ではどのような事をするの?

上棟式では施主と棟梁が、建物の四隅の柱に酒や塩、米、などをまいて清め、棟梁が棟札や幣束を最頂部に取り付ける作業が行なわれ、施主の家内繁栄や工事の安全を祈願します。祭壇に向かって二礼二拍手をして施主の挨拶&乾杯、その後棟梁や建築関係の方の挨拶。地域によっては建物の四方に向かって、投げ餅をして餅まきをします。最後に手締めを行いご祝儀や引き出物を配って解散となります。直来(なおらい)の宴会をする場合はそのまま宴会になります。上棟式自体の時間は30分から1時間くらいですむことがほとんどです。

●直来(なおらい)って何?

直来(なおらい)とは祭祀の祭事が終わった後に神饌(しんせん)と呼ばれる神棚に供える供物を下げて参加者でいただく宴会のようなものです。上棟式での直来は職人さん方が来るまで来る方も多い事などからあまり行われることがなくなりましたが、参加者の皆さんでお寿司やオードブル、おつまみなどを現場に用意し、神酒やビール、その他の飲料と一緒に召し上がっていただき、施主として皆さんをおもてなしする事をいいます。

最後に

上棟式の当日の施主の方は様々な準備が必要になりますが、家の建つ段階や職人さん方の素晴らしい仕事ぶりを目の前で見たりできるので、お子さんなどがいる方などには是非 子供に見せたい一日となるはずです。昨今では上棟式は特に何もしないという工務店やハウスメーカーもあるようですが(それなりにお金がかかる為)もしもご自身の家が建つ段階をしっかりと形に残しておきたいという事であれば、略式で構わないので上棟式をされることをお勧めします。私は実家の上棟式しか参加したことがないですが、やはり職人さん方の仕事を見学したり、上棟式の儀式というのは日本ならではの風習だと思うので、是非受け継がれてほしい儀式の一つだと思いました。私も自分のマイホームが持てるようになったときには上棟式をぜひ したいと思っています。

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