スポンサーリンク



上棟式に招かれたときのお祝いは何にする?お祝いは必要?【相場や品物に関して】

友人やご近所、自分の実家や兄弟などが家を建てる時に行われる上棟式に招待されたとき、まず上棟式は何?と思ってしまう人も多いかもしれません。そして上棟式に招かれた場合には、お祝い金やお祝いの品など持参していった方が良いのかわからないという方もいることでしょう。そしてお祝いを渡すと決めても、上棟式のお祝い金の相場がいくらくらいか、お祝いの品は何にすればよいかわからないなど、悩んでしまうことだらけ…。まずは上棟式とはどのような儀式かを理解して、そのうえでお祝い金やお祝いの品などに関して考えられると良いでしょう。ここでは、上棟式に招かれた場合お祝いは必要なのか、そしてお祝い金やお祝いの品などに関して相場やどのような品がおすすめかなどをまとめてご紹介したいと思います。

上棟式はどんな事をするの?

上棟式(じょうとうしき)とは、建物の建築の際に行われる祭祀(さいし)で、棟上げ(むねあげ)、建前(たてまえ)、建舞(たてまい)などとも言われています。一般的には柱、棟、梁などの基本的な部分が完成して棟木(屋根の骨組みの一番高い部分に用いられる水平材)を上げるときに上棟式をします。式の方法や流れは地域やその土地の習慣により、執り行い方はさまざまです。昔のように近隣の方に手伝ってもらい、棟上げした後には盛大に直来(なおらい)をするということもなく、現在の上棟式の行われ方は、屋上に祭壇を設けそこで祭祀を行うものや、祭壇のみ屋上に設けて祭祀は地上で行ったり、祭壇も祭祀も地上で行うものなどがあります。施工会社の棟梁や工務店、現場監督者などが神職の代わりに式を進めることがほとんどです。

誰を招く?

これは地域やその土地の習慣、家の習わしなどによりかなり違ってきます。特にアパートやマンションを建てる場合は招く人も多くなりますが、一般の一戸建ての自宅用の家であれば、家を建ててくれている棟梁や大工さん、工務店などの担当の方、その他 両親や兄弟、家族と親しくしている友人、ご近所さんたちなどを招き、今までの工事の無地に感謝してこれからの工事も安全で滞りがないよう勧めていただくために施主が皆さんに感謝の気持ちを表して行うという形になって来ています。近隣の方などを招待する場合はお餅や5円玉、駄菓子などを屋根の上からまいたりする餅まきをする方もいます。

自分が招かれたらお祝いは必要?

上棟式をおこなう意味とは、家の建築に関わってくれている人や、棟上げの作業をしていただいた棟梁や職人さん、そのお手伝いに来てくれた人々などを労い、今までの工事への感謝や今後の工事、作業の安全などを祈願し行うものです。そのため、昔は招かれた人々はお酒などを持って行き関係者の皆さんをおもてなしするお手伝いをしたり、実際に棟上げのお手伝いをしたりしていました。現代では実際に棟上げの作業を手伝うと言う訳にはいきませんので、上棟式に招かれたら、施主の負担を少しでも軽くなるようにするなどという意味でお祝いを持って行き、一緒に新しい家を建てるためのお祝いをしましょう。お祝いは必ず必要と言う訳ではありませんが、日頃よりお世話になっている方などであれば、作業の休憩時間に差し入れするときに使えるようなものなどで良いので、持参すると喜んでもらえます。

実際にどのような物をお祝いに持って行くとよい?

●日本酒

上棟式の王道の品は「祝い酒」ですが、祝い酒とは「喜ぶべきことを祝って飲むお酒」を意味します。日本酒が祝い酒にあたり、お酒の種類を選ぶ時も祝い酒にふさわしい名前の「開運」、「来福」、「松竹梅」、「升々繁盛」など、名前を見るだけでも縁起物というような銘柄のお酒は喜んでいただけるでしょう。

●ビール

最近は日本酒よりビールを好まれる方も多いので、ビールも喜ばれるお祝いの一つです。ビールは缶の物をケースで持って行くと皆さん帰りに分けて持ち帰っていただいたりできるのでお勧めです。ケースで持って行くのが大変な場合は近所の酒屋さんなどに事前に日時を知らせ、当日に配達してもらうということも手間がかからずに用意することができる一つの知恵です。

●ペットボトル飲料などのケースでのお祝い

お祝い品などはいらないといわれているけれどせっかくなので何か役に立ちたいときなどはこのペットボトル飲料が意外と喜ばれます。職人さんたちの休憩時間の差し入れなどにも使えます。お茶やウーロン茶が無難です。または缶コーヒーをケースで持って行っても良いかもしれません。

●お祝い金

上棟式の場合は親族以外でのお祝い金はあまり必要ないでしょう。親族の場合、家族を助ける意味でお祝いを渡す場合もあるかもしれませんが、新築祝いと上棟式は全く別の物となりますので、どちらかでお祝い金をと思っている方は新築祝いの方でお祝い金にされることをお勧めします。金額の相場はその家によってまちまちだと思いますが、ご友人などで日頃からお世話になっているのでということでお祝い金を渡される場合は5千円~1万円くらいで用意する方が多いようです。

●その他

何が良いか相談できる場合、施主の方に聞いて持って行くということもできます。もともとは施主の方をお手伝いする意味のあるお祝いですから。金額は5千円~1万円くらいでお祝いの品またはお祝い金とされるのが一般的です。(地域や家族などにより様々ですので、ご参考程度にしていただければと思います)

最後に

お祝いに関しては相手への気持ちが一番です。何も持って行かなくても家を建てる施主側からすると、来てくれるだけでうれしいものです。特に餅まきなどをされるお宅ですと、近所の子供たちを呼んで餅や駄菓子などを持ちかえってもらうわけですので、人数確保も必要になってきます。そんなとき、集まってくださるだけでもうれしいものです。皆さんで浸しい方の上棟式を盛り上げていただければと思います。

スポンサーリンク