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上棟式でいただいた上棟祝いのお返しはいつ頃 どのようなものを選べばよい?

家の建築もようやく形となってくる棟上げ上棟式の際にさまざまな方から頂いた上棟祝いの品。お酒や差し入れ、現金など頂いたけれど、やはり「上棟式でのお祝いのお返しは必要なの?」そんな疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。ここでは上棟式の際にいただいた上棟祝いのお返しに関して、いつ頃 どのようなタイミングでどのようなものを選んでお返しすると良いか、お返しを贈る際に注意する事などをまとめてご紹介したいと思います。

誰に「祝上棟式」のお祝いをいただいたか

まず、一番に誰に上棟祝いをいただいたかによりお返しにも違いが出てきます。

●施工会社(工務店やハウスメーカー)からのお祝い

自分の家を建てる時にお願いした工務店やハウスメーカーから上棟祝いのお酒などをいただいた場合、お返しは必要ありません。担当営業の方などには施主より上棟式のお弁当屋ご祝儀なども出しますので、それがお返しにあたると考えて問題ありません。

●施主夫妻の両親または親戚からのお祝い

こちらは地域やその家により様々ですが、一般的にはお祝い金として現金を送られることが多いようです。金額は様々で1万円くらいから10万円程と金額に決まりはありません。上棟式を盛大に行う地域であれば金額もかなりの額になりますし、用意するものなども多くなるため、上棟式の費用の足しになるように、お祝いという形で送ってくれることもあります。その場合は甘えさせてもらい、お返しはしなくても良いので、家が建った後に新しい家に招いて、お披露目&会食の場などを設けると良いでしょう。親戚の場合も同様ですが、遠くからわざわざお越しいただいた場合などは上棟式に用意する際の引き出物を親戚の分まで事前に用意しておいてお渡しすると喜んでいただけるのではないかと思います。

●施主の友人などからのお祝い

施主の友人などが来てお祝いとしてお酒や現金をいただいた場合は別途お返しを用意する、または餅まきなどする場合はそれを楽しんでいただき引き出物を事前に用意する、またはお赤飯などをお持ち帰りいただくというのも良いでしょう。別の日に改めてお返しする場合は、頂いた額の三分の一から半返しを目安に折り菓子やタオルなどのセットを後日用意して渡します。友人の方が上棟式にお手伝いなども兼ねてきていただいた場合にはご祝儀や引き出物を用意して渡します。

●ご近所のかたからのお祝い

上棟式では特別な事をしないで家族だけでひっそりと済ませる予定であった上棟式にご近所の方がお祝いとしてお酒などを持ってきてくれた場合、後日ご挨拶を兼ねて菓子折りやタオルなどのセットをお返しとして持って行きます。上棟式当日に、餅まきなどをするので招待していた場合にいただいたお祝いの場合は餅まきを楽しんでいただき、お赤飯などを持ちかえっていただくのが良いでしょう。上棟式の後に直来の会食がある場合はそちらに参加いただくということでもよいですね。

現在は上棟式の行い方もさまざまです。お祝いをいただいた場合はその地域の風習や習慣に詳しい方などにその地域ではどのようにしているかなどを聞くことができれば一番です。

どのような場合はお返し不要でどのような場合お返しが必要?

●上棟式で直会をした場合、基本的にお返しは不要

自分の家を建てる時にお願いした工務店やハウスメーカーからのお祝いは直会がお返しとなります。盛大にする場合はお土産(赤飯やタオルなど)を用意してもよいでしょう。

※直会(なおらい):神事の最後に神饌としてお供えしたものや下げられた供物などを参加者でいただくこと。ここでは工事に関わってくれている方々やご近所の方を宴会など開きもてなすことといってもよいでしょう。

●身内からのお祝い

両親や親戚など、お祝いの度合いによってもお返しのしかたはさまざまですが、上棟式の費用の足しになるようにお祝いを贈ってくれた場合は甘えさせていただき、家が出来てからお披露目として会食の場を設けるなどするとよいでしょう。上棟式に参加してくれた場合にはお土産も身内の分用意すると喜んでもらえます。

●お祝いをいただいたが、直来に参加できなかった方、高額のお祝いをいただいた場合は別途お返しをします

上記を参考にしていただき、お返しはどうしようなどという不安をすっきりとしていただければと思います。

上棟式のお祝いのお返しの のしの表書きはどのようにする?

●のし紙の水引は紅白蝶結び(何度もあってもよいお祝い事)

のしあわび付き(右上にあるカラフルな六角形の真ん中に黄色のものがあるマーク)のものを使います

●表書きは「内祝」または「上棟内祝」と書きます
表書きの下にはは苗字を書きます。2世帯住宅などで名前が違う場合は連名で書きましょう

お返しを贈る際に注意する事

「内祝い」はお返しという意味もありますが、お祝い事をした家がその幸せを親戚や親しい友人、ご近所さんなどに分かち合うという意味で贈るものです。

●お返しを贈る際にはいただいた金額を考慮してお返ししましょう。

現金をいただいた場合は金額の三分の一から半返し。高額をいただいた場合は一割から二割程度のお返しを用意するようにするのが一般的です。品物でいただいた場合はあまり品物の値段ばかりを気にするのではなく、上棟式のお返しであれば当日にお赤飯や後日改めて菓子折りなどを持って“先日はバタバタしていたものですぐにお返しができずにすみません”などとご挨拶に伺えば差し当たりなく渡すことができます。

●大きなものや処分しにくい品は避けましょう

置き物や食器類など置き場所に困ったりしますので、できればお菓子などの菓子類やタオルなどのいくつあっても困らないようなものをお返しとするとあたりさわりがなくもらった方にも喜ばれます。

最後に

上棟式はたくさんの建築に関わってくれる方方やご近所さん、親戚及び友人などがお祝いに来てくれ、施主であるあなたの新しい家の建築の無事や今後の幸せを祈っておこなわれる儀式です。形や形式は昔とは違ってくるとは思いますが、人とのつながりを大切にできるこのような儀式を大切に後世の子供たちなどに継承していっていただければと思います。

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