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快気祝いのはがき 【書き方とマナー】

快気祝いに「はがき」で退院のお知らせを親戚や知人に贈りたいと思っているけれど、書き方がよくわからないという方は多いのではないでしょうか。はがきの種類も普通のはがきでよいか、慶事用の柄などが印刷されているものや慶事用の切手を貼ったはがきの方が良いのか…。どのようにしたらわからないことって多いですよね。しかし、社会人としてはしっかりお礼のはがきのマナーは抑えたいところ。ここでは、そんな快気祝いに送るお礼のはがきの書き方やマナーについてご紹介したいと思います。

快気祝いとは?

快気祝いとは本来、病気やケガが良くなり、治ったことを、療養中にお世話になった方々を自宅などに招いておもてなししたり、お礼の品を配ったりすることをいいました。、現在では、自分が病気やケガなどで入院した際に、お見舞い金やお見舞いの品をいただいた方、自宅療養中にお世話になった方などに、お見舞いへの感謝と退院、快復したことの報告を兼ねてお礼の品などをお返しするということをいいます。

快気祝いの「はがき」はどんな時に送る?

快気祝いのはがきは自分が入院していた時にお見舞いに来てくれた方や、入院を知って心配してくれている方々に退院して病気やケガが良くなった報告として送ります。通常は快気祝いの品を贈る際に品物と一緒にお礼の手紙を添えて贈ることができないときなどに快気祝いのはがきを別送することが一般的ですが、快気祝いを贈らない方でもご近所などお付き合いがない方などから自治会や町内会などを通してお見舞いをいただいた際のお礼としてはがきを使う場合もあります。

お祝いとしてのはがきにマナーはあるの?

快気祝いはお祝い事ですので、お祝いとして何か特別なはがきを使った方が良いのかという点が気になるところですが、はがきのデザインなどに関しては時に決まりはありませんので、ご自身の好きなデザインをプリンターでデザインしても良いですし、グリーティング用のデザインのはがきを購入して切手を貼って贈っても問題ありません。ただし、あまり派手なデザインなどであると目上の方などに送る際に良く思われない場合もあるかもしれませんので、淡い色や少し花の模様などがあしらってあるシンプルな優しい感じのデザインにすることをお勧めします。はがきの他に、慶事用の切手というのを郵便局で購入できるのをご存知ですか?近頃はあまり手紙やはがきを出すことも少なくなってきたため、特別なはがきを出す際には慶事用の切手やハッピーグリーティング切手(さまざまな季節限定切手やキャラクターがデザインされた切手)をハガキのデザインなどに合わせて選んでみるのも受け取った方がハッピーな気持ちになれるのではないでしょうか。快気祝いは元気になって喜ばしいことのお裾分けの意味もありますので、できるだけ印象が良くなるようなはがきを贈りたいものですね。

知っているようで知らなかったはがきの書き方

快気祝いは目上の方などにも送ることがあるため、かしこまった形式である縦書きで書くことがマナーです。あまり細かく内容を書き過ぎたるすると相手の方が読みづらくなってしまうこともありますので、内容は簡素に伝えたいことをしっかりと書くようにします。文字の大きさやバランスも気を付けながら書くようにしましょう。

●はがきのあて名の書き方

住所:郵便番号を書く枠の右側の中心位のところに合わせて書き始めるとバランスが良く書くことができます。住所の一行目には都道府県から番地までを書き、アパートやマンション名、ビル名などは二行目に一行目の文字より一回り小さめの文字で住所の書き出しより少し下の一から書くようにします。※番地などの数字は縦書きの際は漢数字で書くことが一般的です。

 

宛名:送る方の名前ははがきの中央に大きめの文字でしっかりと書きます。氏名の前に会社目に屋部署名を書くときは、氏名そのものは中央に来るようにして会社名や部署名は少し右側の位置に書くようにします。宛名が連名の場合には、中心となる方をはがきの中央にくるように宛名を書き、その方の名前の左側に連盟の方の名前を書いていきます。名前の下にはそれぞれ「様」と敬称を付けるようにします。会社などの個人にあてて送るときは会社名や部署名には敬称はつけないで、名前のみに敬称を付けます。会社の部署などに宛てて送るときは、部署名のみに「御中」と書きます。注意しなければいけないのは肩書(社長、部長、課長など)には敬称はつけないので気を付けるようにしましょう。

差出人:差出人の氏名や住所は切手の幅または差出人の郵便番号枠を目安に書くようにします。

快気祝いはがきの文面の書き方

快気祝いでは目上の方やビジネス上関係のある方などには頭語・結語を入れると丁寧な印象になります。そして文面では主に3つの構成で書くことに注意して文面を考えると全体的にすっきりとわかりやすい内容になるでしょう。

・前文

はじめに 忙しい中、時間を割いてお見舞いに来ていただいたことや、お見舞いの品やお見舞金をいただいたことに対する感謝とお礼の言葉を述べます。

・主文

退院 快気したことの報告として退院できたことや全快したことの報告をします。近況なども出来れば一緒に書くとさらに相手に元気になったことが伝わり、受け取った側も安心して快気を喜ぶことができます。

・末文

快気祝いを受け取ってくださいという一言。快気祝いを別送した場合などは、“ささやかなお礼の品を贈らせていただきます” “快気を祝って受け取ってくだい”という気持ちを込めた言葉で締めくくり、結びの挨拶を述べます。

文例1:

この度の入院に際しましては御多忙中わざわざお見舞いくださった上に お見舞いの品までいただき厚くお礼申し上げます。 ささやかではございますが快気祝いとして心ばかりの品をお届けしましたので なにとぞご笑納くださいませ

文例2:

この度はいろいろご心配をおかけしました。おかげさまで、無事退院致しました。手術も無事成功し 術後の経過も良好です。まだ検査など、引き続き通院することになりますが 本人はいたって元気にしております。 ささやかではございますが、快気内祝の品をお送りさせていただきましたのでお納めいただければ幸いです。

はがきを書くときの注意点

病気やケガは決して喜ばしいことではないということと、今後病気やケガを繰り返さないようにという意味を込めて、何度も繰り返して使う言葉「重ね言葉」は快気祝いのはがきの文面では使わないようにしましょう。そして、良くない事が続く、死を連想させることなどを連想させる言葉「忌み言葉」も使用はしないということがマナーです。

例:再び、ますます、たびたび、続く、苦しむ、死、終わる、など

最後に

快気祝いは入院中などにお見舞いに来てくれた方や励ましをしてくれた方々へ、自分が元気になりましたという報告になります。感謝の気持ちを伝える一つの手段としてぜひ活用していただければと思います。

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