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快気祝いでの手紙に関するマナー【封筒や便箋の選び方・書き方】

快気祝いに入院中にお見舞いに来てくれた親戚や友人、会社関係の方々などに快気祝いの感謝の気持ちをこめて手紙と快気祝いの品と一緒にを贈ろうと思うけれど、快気祝いに添える手紙を書く封筒、便箋はどのようなものを使ったらよいのか実際に手紙を書く段階で悩んでしまうという方は多いのではないでしょうか。そして手紙の書き方も縦書きと横書きどちらから書き始めればよいかなど、特に会社関係やマナーに厳しい親戚の方などにはしっかりした形式で手紙を書きたいと考えるのは皆さん同じだと思います。ここではそんな快気祝いでの手紙に関して、手紙の書き方や封筒・便箋などの選び方などをまとめてご紹介したいと思います。

手紙で伝える快気祝い【感謝とお礼の気持ち】 

最近はインターネットが発達して、自分の手書きで手紙を書くということはとても少なくなっているかもしれませんが、快気祝いなどお見舞いに来てくれたことに対する感謝やお礼の気持ちを伝える時に、手紙はとても効果的です。手紙を書くためには、とてもしっかりとした内容、形式で書く必要があると思ってしまう方も多いと思いますが、それほど身構えすぎる必要はありません。自分の言葉で「お見舞いに来ていただいてどれほど嬉しかった」または「どれだけ心強く励みとなり、感謝したか」などを受け取った相手に素直に伝えられるように書くことができればあなたの気持ちはしっかりと伝わるものです。「字がきたないから心配」「文章をうまく考えることが苦手」などということから手紙は倦厭されがちですが。受け取った方はあなたからの手紙を読んで、病気が快復したことや現状などを手紙により知ることで、喜びを感じ、お見舞いに行ってよかったと思っていただけることでしょう。

封筒や便箋はどのようなものを選べばよい?

封筒や便箋はさまざまな種類があり、どれを使えばよいかとても悩んでしまいますが、誰に出す方や用途により使う封筒や便箋などを決定します。

●封筒の選び方

・職場や会社関係の方にかしこまった内容で書くとき

封筒は改まった相手に出す場合や目上の方にはしっかりとした素材の白無地封筒(和封筒)や二重封筒を使います。

・ある程度親しい付き合いの方や親密な人に手紙を書くとき

親戚や友人などある程度親しい付き合いや親密な関係の方にはバラエティに富んだ封筒や便箋などを挿し出す相手の方と内容に合わせて選んでも良いでしょう。どのようなものが良いか悩んだときは淡い色の無地、または季節の模様などが入ったものもお勧めです。あまり個性の強いものや事務用便箋、茶封筒などは避けるようにし、マナーに厳しい方や目上の方には白無地や二重封筒を使用すると無難です。

●便箋の選び方

・職場や会社関係の方にかしこまった内容で書くとき

改まった相手に手紙を書く場合の便箋は白無地または白に縦罫線の便箋を使用します。通常便箋には縦書きと横書きがありますが、日本での正式な手紙を書くときは縦書きです。

・ある程度親しい付き合いの方や親密な人に手紙を書くとき

封筒同様淡い色の無地や模様などが入っている便箋を使って問題ありません。ただしある程度の社会人経験のある方へ贈る手紙の場合はやはり縦書きが良いです。近年では横書きの形式もずいぶん多くなっていますので、若い方や親しい友人などでカジュアルな手紙として書く場合であれば横書きの便箋を使い、欧米式での書き方であまり堅苦しく書き始めなくても問題ないでしょう。

快気祝いの手紙の書き方

ここではかしこまった方へ出す手紙の書き方・順序をご紹介します。

・語頭と結語

語頭とは、手紙の一番初めに来る冒頭の言葉で、結語が手紙の文末に来る締めの言葉。手紙は通常頭語で始まり結語で終わります。「拝啓」や「敬具」などと聞くとなれそめがある方も多いと思いますが、「拝啓」や「敬具」などのように頭語と結語でセットになった組み合わせのものを使います。送る相手との関係や親密度などによりそのセット内容は「謹啓」、「敬白」(目上の方に対する手紙で使う)などと変わってくることがありますので、贈る方にふさわしい内容の頭語と結語を使うようにしましょう。親しい間柄で横書き便箋で書く場合は○○さんへなど頭語と結語は省略し、直接書き始めて問題ありません。

・時候の挨拶

時候の挨拶とは、季節の移り変わりや四季折々に感じること、その時々の天気、暑さ・寒さなどを書くことをいいます。よくビジネス文書などにも使われるものです。ある程度決まったものが多いので、インターネットなどで検索するとその季節にそって時候の挨拶例がたくさん出てきますので、その中から合う文を選んで書いても良いでしょう。

・安否の挨拶

「いかがお過ごしですか?」や「その後お変わりありませんか?」など相手を気遣う挨拶の言葉を書きます。

・感謝の言葉

「先日はお見舞いありがとうございます」などまずはお見舞いしていただいたことへの感謝の言葉を述べましょう。

・退院の報告

「おかげさまで○月○日に退院することができました」、「おかげさまで無事退院いたしました」など退院したことの報告をします。

・お見舞いに来ていただいたことへのお礼

忙しい中、自分のために時間を割いてお見舞いに来ていただいたことや、お見舞いの品・お見舞金などをいただいたお礼、会社の方などであれば自分がいない間に迷惑をかけてしまったお詫びなどを書きます。特に退院してから体調がすぐれなくて連絡が遅くなってしまった場合などは相手の方が心配していることもあるかもしれませんので、快気祝いを贈る時期が遅くなってしまった経過などもお知らせするとより丁寧になります。

・これからの予定

まだ通院や自宅療養が必要な場合や、全快の場合はいつから会社や学校へ復帰する予定なのかなどざっくりで構いませんので、お知らせしておくと相手の方にも元気になったことが伝わり安心してもらえます。

・快気祝いを贈った報告

郵送で贈る場合には実際にお目にかかって快気祝いの贈り物を渡せないことや、書面での報告になって申し訳ないというお詫びの言葉を添えます。

・結びの挨拶

結びの挨拶は、お礼状を締めくくる言葉となります。仕事関係などの方であれば、今後の活躍や繁栄などの言葉を書き、親戚や友人であれば相手の健康に気遣った言葉を書くなどをすると良いでしょう。

・結語

「敬具」、「敬白」などで締めくくります。

・日付と差出人

結語の最後には快気祝いを書いた日にちを書き、差出人の名前を記載して相手の方にもいつ書いたものかわかるようにします。母親の代筆で書く場合などは母親の名前の後に(代)、夫の代わりに妻が代筆する場合は旦那様の名前の後に(内)書きます。

最後に

手紙の書き方に関しては、流れによって順番は多少上下することがあります。それぞれ長い文章にする必要はありませんので、自分の言葉で丁寧に感謝の気持ちを手紙に書くことができれば、相手の方もお見舞いに行ってよかったと思っていただけることでしょう。

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