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快気祝いのお礼状 【書き方のポイントと例文】

入院や療養中にお見舞いに来てくれた方々やお世話になった方には心を込めてお礼をしたい。無事退院して快気祝いの品を贈る際に、感謝の気持ちと体調が良くなったことを報告するお礼状を添えようと思うけれど、どのような事を書けばよいのか、そしてお礼状の書き方などよくわからなくて悩んでしまうという方は多いのではないでしょうか。どうせなら、しっかりとしたマナーを心得てお礼状を書きたいと思う気持ちは皆さん同じです。ここでは、そんな快気祝いのお礼状の基本的な書き方や例文のポイントをまとめてご紹介したいと思います。

快気祝いとは?

快気祝いとは本来、病気やケガが良くなり、治ったことを、療養中にお世話になった方々を自宅などに招いておもてなししたり、お礼の品を配ったりすることをいいました。、現在では、自分が病気やケガなどで入院した際に、お見舞い金やお見舞いの品をいただいた方、自宅療養中にお世話になった方などに、お見舞いへの感謝と退院、快復したことの報告を兼ねてお礼の品とお礼状やメッセージを添えてお返しすることをいいます。

快気祝いのお礼状書き方のポイント

どのようなポイントを押さえて文面を考えればよいかをご紹介します。ポイントを踏まえてご自身の言葉で書くとより一層感謝の気持ちが伝わる内容になりますので、流れを見ながら自分流に文面を考えてみるとより感謝の気持ちが伝わる文章となります。

●頭語

手紙などは通常、頭語で始まり結語で終わります。「拝啓」や「敬具」などと聞くとなれそめがあるかもしれませんが、「拝啓」や「敬具」などのように頭語と結語でセットになった組み合わせのものを使います。送る相手との関係や親密度などにより変わってくることがありますので、贈る方にふさわしい内容の頭語と結語を使うようにしましょう。親しい間柄の場合は○○さんへなど頭語と結語は省略し、直接書き始めて問題ありません。

●時候の挨拶

時候の挨拶とは、季節の移り変わりや四季折々に感じること、その時々の天気、暑さ・寒さなどを書くことをいいます。よくビジネス文書などにも使われるものです。ある程度決まったものが多いので、インターネットなどで検索するとその季節にそって時候の挨拶例がたくさん出てきますので、その中から合う文を選んで書いても良いでしょう。

例:

・寒さもいっそう身にしみる昨今ですが

・春の陽気が待ち遠しい今日この頃

・新緑の香りが清々しい季節になりました

・暑さ厳しき折、その後お変わりございませんか

・朝夕日毎に涼しくなり、日増しに秋の深まりを感じる今日この頃

●お見舞いに来ていただいたことへの感謝の気持ちとお礼

忙しい中、自分のために時間を割いてお見舞いに来ていただいたことや、お見舞いの品・お見舞金などをいただいたお礼、会社の方などであれば自分がいない間に迷惑をかけてしまったお詫びなどを書きます。特に退院してから体調がすぐれなかった場合などは相手の方が心配していることもあるかもしれませんので、快気祝いを贈る時期が遅くなった場合は、その経過などもお知らせすると丁寧かもしれません。

●これからの予定

まだ通院や自宅療養が必要な場合や、全快の場合はいつから会社や学校へ復帰する予定なのかなどざっくりで構いませんので、お知らせしておくと丁寧です。

●快気祝いを贈った報告

郵送などで贈る場合には実際にお目にかかって快気の品を渡せないことや書面での報告になって申し訳ないというお詫びの言葉を添えます。

●結び

「結び」の前に贈る相手の健康を願ったり、親しい間柄であれば「近いうちに元気な顔を見せますね」など記載しても良いでしょう。

親戚や友人へのお礼状

例文:

○○伯父様、伯母様

春の陽気が待ち遠しい今日この頃、お変わりありませんか。先日はお忙しい中、わざわざお見舞いに来ていただきありがとうございます。たいそうなお見舞いまでいただいてしまい本当にありがとうございました。おかげさまで○月○日に無事退院することができました。仕事の方も来週から復帰する予定です。近いうちに改めてご挨拶に伺いますが、取り急ぎ心ばかりの快気祝いの品をお送りいたしましたのでお納めください。季節の変わり目ですので、伯父様も伯母様もお体ご自愛ください

例文:

○○さん

暑さ厳しき折、その後お変わりございませんか。先日はお見舞いに来てくれてありがとう。私の大好きなものまでお見舞いにいただいてしまい本当にありがとう。○○さんが来てくれて落ち込み気味だった気分も体調もとてもよくなりました。おかげさまで退院することができ、自宅療養と通院をして来月位には職場復帰できる予定です。心ばかりですが、感謝の気持ちを贈ります。またみんなで会えるのを楽しみにしています

職場の上司・同僚などへのお礼状

例文:

拝啓、朝夕日毎に涼しくなり、日増しに秋の深まりを感じる今日この頃、お変わりありませんか。先日はご多忙の中、心温まるお見舞いをいただき誠にありがとうございました。 突然の出来事で皆さんにはご迷惑をおかけして申し訳ありません。大変ご心配をおかけしましたが、無事退院することができました。これも皆様のお気遣いで治療に専念させていただいたおかげです。 今後は自宅にて療養し、一日も早く職場に復帰できるよう回復に努めます。復帰後はより一層業務に精励致しますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします。ささやかながら心ばかりの品をお届けいたしますのでご笑納くださいませ。 敬具

最後に

一番はやはり、わざわざ時間を割いてお見舞いに来ていただいたことへの感謝の気持ちを伝えることが一番です。あまり考えすぎる必要はありませんので、流れとポイントをつかんで自分なりの文章を考えれば相手の方にもあなたの気持ちは伝わるでしょう。

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