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還暦祝いにお祝い金を贈っても良い? お祝いの金額相場と考え方

還暦祝いのプレゼントを何にしようか色々と考えたけれど、やはり最終的に何を贈れば良いかが決まらなかった場合、お祝い金を贈ろうと考える方もいると思います。現金であれば、還暦を迎える主役の方が好きなことに使えるし、喜んでもらえるのではないかとも考えられます。しかし、還暦のお祝いに「お祝い金」を贈る事ってマナー違反などにならないだろうか、そしてお金を贈ることは相手の方に失礼になったりしないかを心配する声もたくさん聴きます。ここでは、還暦祝いにお祝い金を贈るというのはマナー違反になるのか、そしてお祝い金を贈る際の相手別「お祝い金」の金額相場、贈る際のマナーなどをご紹介したいと思います。

還暦祝いにお祝い金はマナー違反になる?

還暦祝いでのプレゼントに迷ったときはお金を贈るという選択もあります。しかし、日本では昔から目上の人に金銭を贈ることはあまり良い事とは思われない習慣があります。長寿のお祝いは基本的に年配の方へ敬意を表して行うものですので、失礼にあたってしまう可能性もあります。会社関係の方などでしたらお祝い金ではなく心を込めて選んだプレゼントにする方が無難と考えて、反対に家族などで主役が会食などを自ら主宰するなどの場合はお祝い金プラスプレゼントなどとするように時と場合などによってお祝い金を用意するなどとして、基本は「プレゼント」、そして「お祝い金」というように考えましょう。ただし、本人の意向やさまざまな理由で現金が最もよいというということになるケースもありますので、皆さん家族やご兄弟などで十分な相談をしてから決定すると良いでしょう。

還暦祝いの「お祝い金」相場はどの位?

お祝い金に関しては贈る相手との関係によって金額も変わりますが、現金は贈らない方が良い場合もあるため注意が必要です。お祝い金の金額の相場に関しては、必ずしもいくら贈らなければならないという決まりはなく、各家庭や家の習慣などによりかなり幅が出てくるようです。ここでは、一般的なお祝い金の相場をご紹介します。

●両親に贈る場合

3万円から5万円という金額が一番多く、1万円の方もいれば10万円、それ以上と両親の場合は還暦の方が父親であっても、旅行に行くためのお祝い金などを贈る場合は夫婦二人で行ってもらう分の金額を贈りますので、それなりに金額も高額になってしまったりするようです。両親から還暦祝いの会食などに招待された場合、会食費は子供達で払う、または食事代に相当するお祝い金とプレゼントを用意してお祝いに参加するようにします。

●祖父母に贈る場合

1万円から3万円程度という金額が最も多いようです。しかし、祖父母にお祝い金を贈ることはやはりあまりお勧めしません。目上の方で敬意と日頃の感謝を込めて贈るものとなりますので、できるだけ心のこもったプレゼントを選んで贈るようにします。ただし、祖父母自らが還暦祝いの会食などを計画して招待された際は食事代分ほどのお祝い金とプレゼントを用意してお祝いにかけつけるととても喜ばれるでしょう。孫からもらうプレゼントは何よりも嬉しいものです。現金を贈って簡単に済ませてしまうなどということは極力避け、しっかりと祖父母の事を思ってプレゼント選びをしてあげてほしいと思います。

●親戚に贈る場合

こちらも主役から会食へ招待されている場合は食事代に相当する金額をお祝い金として用意し、プレゼントは別で用意するということが望ましいです。金額の相場は5千円から1万円です。

●職場の上司や恩師に贈る場合

金額の相場は個人で贈るか、何人かで現金を出し合い、まとめた金額で贈るかにより金額の相場は異なってきますが、故人の場合は5千円から1万円、同士でまとめて送る場合は3千円から5千円程度となっています。こちらも現金ではなくプレゼントをお勧めしますが、金額が多く集まる場合などであれば、花束プラスお祝い金、プレゼントプラスお祝い金などとしても良いですし、皆さんで還暦のお祝いパーティーを開いて差し上げるというのも喜んでもらえる贈り物となっているようです。

お祝い金の包み方はどのようにする?

●お祝い金を包む袋

慶事ののし付きのご祝儀袋を使用

お祝い金を渡すことに決定した場合、どのように包んだりして渡せばよいかという問題が出てきますが、ここは慶事のお祝いとあまり変わりはなく、封筒はお祝い事に使われる慶事ののし付きの御祝儀袋を使います。

●水引

・水引は赤白や金銀のものを使用

水引の結び方 

何度あっても良いという意味で蝶結び(蝶結びは解けても何度でも結びなおせることからお祝い事に使われることが多い結び方です)のものを使用します。

●御祝儀袋の表書き

「祝還暦」、「還暦祝」、「御祝」などとして下段には贈り主のフルネームを書きます。表書きや金額を書く際は毛筆または筆ペンなど、濃い色でしっかりと書くようにします。

最後に

お祝い金を渡す際は事前に本人の意向などを確認したり、会食の費用は誰が負担するかなどにもより決定するようにします。目上の方へ現金を渡すことは失礼になってしまう場合がありますので、しっかりと考えて決定するようにしましょう。職場の上司や恩師の場合はできるだけお祝い金ではなくプレゼントを送るようにすることをお勧めします。

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