スポンサーリンク



還暦祝いにお金を贈るのは良い?悪い?還暦の贈り物に関するマナー

日本のお祝い事には現金を贈ることが多いけれど、還暦祝いにもお金を贈ってもよいのだろうか?色々と考えてもなかなか良いものが思いつかないし、受け取った側も好きな事に使うことができるのでよさそうな気もするけれど、自分より年配の方にはプレゼントで現金は贈らない方が良いなどとも聞いたことがあるような気がする…。せっかくのプレゼントに失礼があってはならないと思う気持ちは皆さん同じです。ここでは、そんな還暦祝いでお金(現金)を贈ることに関して、還暦祝いでのプレゼントはどのような傾向にあって、還暦祝いに現金を贈ることはマナー違反になるのかならないのか、目上の方に贈るプレゼントのマナーなどをまとめてご紹介したいと思います。

そもそも還暦祝いとは?

還暦とは満年齢で60歳のことをさし、還暦祝いはその満年齢で60歳(数え年61歳)を祝う長寿祝いの一つです。干支(えと)と十二支を組み合わせた干支(かんし)が60年で一巡して再び生まれた年の干支にかえるということから、文字通り「暦(こよみ)が還(かえ)る」ということになり「還暦」,または「本卦還り(ほんけがえり)」といわれます。昔のように長寿のお祝いというよりは、生まれ変わってまた新しい人生をスタートさせ、これからも元気でいてくださいという感じのニュアンスで皆さんお祝いすることが多くなってきています。

還暦祝いにお金を贈ることは良い?悪い?

還暦祝いにお金(現金)を贈ることは良い事なのか、悪い事なのか?というと、日本では昔から目上の人にお金(現金)を贈るという事はマナー違反とされており、還暦祝いの場合は長寿のお祝いという事で敬意を払ってお祝いするものですので、お金を贈るという行為はあまり良くないということになります。還暦を迎える方の意向やその他の理由により現金を贈るということになった場合以外では、できるだけお金(現金)を贈ることは避けた方が良いでしょう。

目上の方への贈り物でタブーとされるもの

還暦祝いなどで目上の方にお金を贈ることは良くないという事をご紹介しましたが、その他にもプレゼントとして避けた方が良いものがあるのは御存じでしょうか?ここでは。目上の方への贈り物で避けた方が良いものをご紹介します。

仕事やビジネスを連想させるもの

目上の方に対して仕事やビジネス上で使うもの、時計やカバン、ボールペンや万年筆その他、文房具などを贈るという事は、「もっと仕事を頑張って」「もっと勉強を頑張って」などというメッセージがこもっているということにとられかねません。入学祝いや入社祝いで贈ることは反対に喜ばれるプレゼントですが、目上の方にはこのような意味のあるプレゼントを贈ると失礼にあたってしまう事があります。還暦を迎えるご本人からのリクエストなどがあった場合は別ですが、十分注意が必要です。

・下に敷くもの

靴や靴下、足の下に敷くものは目上の方に贈るプレゼントととしてはマナー違反といっても良いでしょう。なぜかというと「足で踏んで使用する」ものであるので、「踏みつける」というニュアンスがりますので、贈るのは避けましょう。知らなかったでは済まない事になってしまうかもしれませんので、特に職場や職場関係の方には絶対に贈ってはいけないものの一つです。

・靴下や下着

服の下に着るものなど、「下」という言葉が付くものなどは、目上の方へのプレゼントとしてはタブーです。「相手を下に見下している」などというニュアンスがあります。還暦祝いに靴下や下着を贈る方はあまりいないかと思いますが、参考までに覚えておくと良いかもしれません。

・ベルト

本人からの希望があれば別ですが、ベルトを目上の方へプレゼントして贈る意味として「腹をくくって行動して」などの意味があるため、せっかくのお祝いにこのような意味のあるものを贈ると、意味を知っている方でしたらきっと良い気持ちはしませんので、ベルトも避けた方が良いプレゼントの一つです。

・現金や商品券

現金や商品券であれば、プレゼントを選ぶのに悩まなくてすみますし、相手の方にも好きなものを選んでもらう事が出来ます。現金が露骨という事であれば、商品券ならば問題ないかな?と思う方もいるかもしれませんが、商品券も金額がしっかりと書いてあり現金と同じようなものです。現金や商品券は、良く言えば「好きなものを選んでください」となりますが、悪く言えば「自分で選んで購入してください」という意味にもなりますので、還暦祝いなどのプレゼントには心のこもったプレゼントにはならないので、避けるようにします。目上の人に現金を贈るということは、結婚式や葬儀以外は失礼になりますので注意しましょう。

キーワードは心のこもったプレゼント

何らかの理由で現金を贈ることになったとしても、現金をのし袋に入れてただ渡すだけでは本当に上から目線となって、失礼になりかねませんので、一緒にお祝いのメッセージやちょっとした花束やプレゼントなどを一緒に渡して、心のこもったプレゼントとなるよう心がけてみると良いですね。お金は使ってしまえばなくなりますが、メッセージや手紙などはずっと記念に残るものとなるので喜びも倍増します。

スポンサーリンク