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還暦祝い、要点をつかんでスピーチしよう!【文例とスピーチの仕方】

還暦祝いは通常、家族で祝うことが多いですが、親戚を大勢呼んだり、会社のメンバーで上司の還暦祝いなどをする場合には、一人一人メッセージを述べたり、代表としてお祝いの会を取りまとめている方がスピーチを述べたりすることが多くなります。そんな時、スピーチを突然お願いされても大丈夫なようにある程度スピーチに関して知っておく必要があります。ここでは、還暦のお祝いの場で事前にスピーチを頼まれている時に、準備しておくとよい還暦祝いのスピーチに関して、スピーチを考える時の基本構成やマナー、還暦祝いのスピーチ文例などをまとめてご紹介したいと思います。

還暦にはどのようなスピーチをすればよい?

まず、還暦とは満年齢で60歳のことをさし、還暦祝いはその満年齢で60歳(数え年61歳)を祝う長寿祝いの一つです。干支と十二支を組み合わせた干支が60年で一巡して再び生まれた年の干支にかえるということから、文字通り「暦(こよみ)が還(かえ)る」ということになり「還暦」,または「本卦還り(ほんけがえり)」といわれます。現代では日本人の平均寿命も昔の50歳前後から80代まで延びているので、昔のように長寿のお祝いというよりは新しい人生のスタートに焦点を当て、そのうえで健康などについての体をいたわる内容を入れるといった、未来形でのスピーチをすることをお勧めします。

還暦祝いのスピーチを考える時の基本構成

還暦祝いのみならず祝辞としてのスピーチにはたくさんの方が集まることが多く、祝辞をするあなたの事をよく知らない方もいるかもしれません。したがって祝辞を述べる際は簡単な自己紹介から始まり最後に結びの言葉となるように構成していくようにします。

・簡単な自己紹介

自分の名前や還暦を迎える方との関係、会社の部署や経歴などを簡単にまとめて

・お祝いの言葉

「還暦おめでとう!」や「本日はめでたく還暦を迎えられ誠におめでとうございます」などのお祝いの言葉

・エピソードや思い出話、職場での功績など

還暦を迎える人が家族であれば心に残っているエピソードや面白おかしい出来事などを盛り込んで、職場の方であれば主役の方にお世話になった仕事での出来事や功績など、主役の方の人柄が伝わってくるような内容をスピーチの中に組み込みます。

・今後の健康や活躍などを祈る言葉

「あまりやんちゃばかりせず、いつまでも元気でいてください」や「これからも健康第一で趣味や仕事でも私たちのリーダー的存在でいてください」など年を感じさせるようなことは避け、いつまでも元気でいてほしいということが伝わるように構成します。

・結びの言葉

「本日は誠におめでとうございました」、「簡単ではございますが、感謝の言葉とさせていただきます」など最後に改めてお祝いの言葉や自分の感謝の気持ちを表すというような言葉を述べて終了します。

注意すべき還暦祝いスピーチのマナー

還暦祝いのスピーチにはお祝いのスピーチとしてふさわしくない言葉などがありますので注意するようにします。

●注意するべき言葉

・年寄り扱いとなる様な言葉は避ける

「今後は若いものにもっと仕事を任せてゆっくり・・・」などというと年寄り扱いとなり相手に不快な思いをさせてしまう可能性があります。

・忌み言葉に注意

忌み言葉はお祝いのスピーチではタブーですので、気を付けなければいけません。還暦のお祝いの際のスピーチでは「老いる、病む、衰える、散る、死ぬ、折れる、苦しむ、倒れる」などの言葉は使わないように事前に十分チェックしてからスピーチするようにしてください。

●スピーチの時間

還暦祝いのスピーチは3~5分程度で終わるように準備します。あまり長くなってしまったりすると子供などがじっとしていられなくなったり、職場などではせっかくのお祝いの場が盛り下がってしまう事もありますので、多少皆さんの気持ちが引き込まれる様な面白いエピソードなども入れることができると主役にも喜んでいただけるスピーチとなるでしょう。

スピーチ文例

家族、親戚での還暦祝いでのスピーチ:

本日は父○○ の還暦祝いに、お忙しい中お集り頂きましてありがとうございます。,家族を代表いたしまして一言ご挨拶をさせて戴きます。父○は○○年○月○日生まれで今年還暦となりました。この日を無事迎える事ができましたのも、お集まり頂きました皆様のご厚誼の賜物と深く感謝しております。ありがとうございます。昔は60歳の還暦は長寿といわれましたが、現在ではまだまだ現役で仕事などをされている元気な方々ばかりで、父も同じ長寿などというにはほど遠く、このように元気ですので、私の方がしっかりしなければとつくづく感じてしまっているような状態です。新しい人生の節目を迎える還暦ですが、身体には十分気を付けて今後の人生も母○○と一緒に楽しんでいってほしいと願っています。そして皆様には今後も今までと変わらずお付き合いいただければと思います。「お父さん今日は還暦おめでとう。」あらためて、皆様、本日は、まことに有難うございます。

職場でのスピーチ:

○○さん、還暦、おめでとうございます。○○さんとは、入社以来、○○さんが課長でおられた時に部下として仕事をさせていただいてからのお付き合いです。業務についてとても細かくご指導いただき、現在の私があるのは○○さんのおかげと言っても過言ではありません。そして、○○さんはいつもみんなのリーダー的存在で、私たちをリードしてくださっているので、本日還暦をお祝いするということが本当に信じられないほど年齢を感じさせない外見と内面の持ち主です。ゴルフの腕前も相当なもので、我々はいつも足元にも及びません。 今後もお手柔らかにご指導いただけますと共に、ますます健康でご活躍され、引き続き我々のリーダー的存在として、さらなる発展とご指導いただけることを一同心から願っております。簡単ではありますが、還暦のお祝いの言葉とさせていただきます。本日は誠におめでとうございました。

最後に、

例文は、あくまでも簡素なものですので、ご自身で還暦を迎える方とのエピソードや出来事など、そして日頃の感謝の言葉などを自分の言葉で付け足していくと素敵なスピーチが完成し、当日は主役及び、皆さんからも喜んでいただけるのではないかと思います。

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