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忌中・喪中期間中の新年会は出ても良い?親戚の新年会は?

忌中や喪中期間での新年会のお誘いが来てしまった場合、参加するべきなのか断るべきなのか悩んでしまうという方は多いのではないでしょうか。会社によっては全員参加をうたっていたり、親戚からのお誘いが来てしまったり新しい年の始まりには様々なお誘いごとが多いものです。そこで、ここでは忌中・喪中期間中の新年会参加に関して、どのくらいの期間までは断ることが出来て、どのくらいの期間になれば参加しても良いものなのか、またはどのくらいの期間までは自粛して、いつから参加しても良いのか、そして新年会の参加の断り方などをまとめてご紹介したいと思います。

忌中・喪中期間での新年会は出ても良い?

まずは新年会は「欠席するべき」とされる期間をご紹介します。新年会のみではなく年末年始が忌中にあたる方は年末の忘年会や初詣、おせち料理や新年の挨拶、新年会など、お祝い事の席には欠席する(控える)べきと一般的には言われています。忌中・喪中に関して下記にて説明してみますと

●忌中とは?

身内が亡くなってから四十九日(神道では五十日)喪に服する期間とされています。忌明けまで(忌中期間)は死者の穢れがあるとされ、祝い事や新年の挨拶、宴会などのお酒を飲む場などに行くことは穢れをうつして(伝染)しまうという考えがありました。その為、祝いの席などに穢れを持って行くことは良くないという事で、現在でもその習慣を受け継いでいる地域や家も多くもしもあなたがお祝い事の席に参加しようと思っても、一緒にお祝いする立場の人々に不快な思いを与えてしまう事もあります。したがって忌中期間での新年会の参加は控えるべきといわれています。

●喪中とは?

忌中は四十九日まで。喪中は現在では一般的に、父母、子や配偶者などのごく親しい関係で約一年間とすることが多くなっています。そして実際に法律などではっきりとした決まりの期間があるわけではないため、簡略化することも多くなっています。自分自身がすでに十分に故人のために喪に服したという事であれば忌中期間以降は通常通りの生活をされる方もいますし、まだまだ悲しくて通常の生活に戻るのもままならないという事であれば引き続き喪に服します。この期間は、1年を目安に普段の生活に戻れるようにしていくという心の準備期間であると考えると良いかもしれません。したがって、喪中期間に新年会が行われる場合は、自分自身が十分に喪に服したということであれば参加は可能とされています。

新年会へ参加できる期間

上記の忌中・喪中の内容を理解した上で新年会への参加・不参加を整理して考えてみると、四十九日(神道では五十日)の忌中を過ぎた期間で、自分自身の気持ちが普段の生活に支障がなく、参加しても問題ないと思える状況の場合、参加されても問題ありません。

新年会の断り方

忌中の四十九日(神道では五十日)の期間に新年会などが行われる場合は基本的には会社での全員参加をうたっている新年会や飲み会でも断ることは可能です。ただし、 まだ四十九日法要が終わっていないので参加を控えたいなどとストレートに言っても常識のあまり通じない方などがいる可能性もありますので、まずは参加の通知やお誘いがあった時点で、実はまだ身内が亡くなって間もないので家の中もバタバタしております。一度家族と相談してからお返事させて頂いても良いですか?などと伝え、後日正式にお断りする際には実は新年会の日と親戚が訪ねてくる日にちが重なってしまいまして…母の様態が悪く一人にしておくことが出来ないので…などの理由を伝え、お断りするなどがあたりさわりがなくお断りできる方法といえるでしょう。

親戚の新年の集まりは行くべき?

例えば配偶者の父親が亡くなった場合で、新年会のお誘いがあったのは自分の兄弟の長男の家などであった場合、新年の集まりに行くことは可能かどうかを考えてみますと、やはりこの場合も忌中期間は控えるべきであると言えます。どうしても挨拶をしようと思っている場合は、新年の挨拶の時期をずらして寒中御見舞などとして挨拶へ行くことは可能です。喪中期間中であれば配偶者の理解が得られれば参加しても良いかもしれませんが、家族で参加される場合はご自身の兄弟の方にも「喪中なのでどなたか招いている客人の中に喪中であることを気にされる人がいるか」など聞いてからの参加をされることをお勧めします。

最後に

忌中・喪中期間はお祝い事を控え、身を慎み故人の冥福を祈る期間です。地域や家の考え、習慣などでの考え方は様々ですが、忌が開けてからはご自身の気持ち次第という事になります。現在では喪中の期間にあたる場合でも慶事の行事に参加されるケースは多くなっています。まずは自分自身の気持ちと相談し、現在その場でみんながお祝いしている場で自分もその場の雰囲気を壊さないようにできるかを考え、判断して参加・不参加を決定されると良いでしょう。

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