スポンサーリンク



職場で失敗しないための香典返し

お通夜や葬儀の際に会社や職場の同僚から香典を受けた場合、会社、職場、上司、同僚など、香典を頂いた相手によってお返しの方法は異なります。いったいどのように香典返しをしたらよいのか悩んでしまうという方は多いはず。ここでは会社や職場、上司や同僚など、香典を頂いた相手に失礼のないように、職場で失敗しないための香典返しをどのようにすればよいかをご紹介したいと思います。

 

まずは誰から(どこから)頂いた香典かを把握しましょう

まずは香典を誰から(どこから)頂いたかを把握します。これは自分自身が勤めている会社の規模などにもより異なりますが、一般的に大きな大企業などであれば会社の名儀で人事や総務などから届きます。中小企業などであれば、社長や直属の上司などが社員一同としてお通夜や葬儀に参列してお香典を頂くことが多く、大切な点は個人や自分の部署の方から頂いたのか、会社から頂いたのかを把握することです。

 

●会社名義の場合

会社名義で香典を頂いた場合は、経費(福利厚生費)として扱われることが多いという事を知っていますか。大企業では就業規則などで「慶弔規定」を設けており、社員の身内に不幸があった場合はその規定に基づいて香典を出します。その場合、香典は経費から出るため、香典返しは不要とされているケースが多いのです。名義が「○○会社 代表取締役○○」のように会社名+社長名になっている場合は、それにあたります。また、会社からの供花や弔電についても同様です。会社の慣習がよく分からない場合、恥ずかしい事はありませんので、総務部の担当者などに確認して見ると良いですね。

●個人名でいただいた香典には香典返しを

職場の上司や同僚などから個人名や連盟で香典を受けた場合、通常と同じように、頂いた金額の半分を目安に香典返しをします。香典返しするタイミングは一般的な香典返しをする四十九日法要の後、というよりは職場の場合は忌引きでお休みを頂いた後、最初に出社するときに手渡し、または少し早めに出社をし、役職が上の方から順に渡すようにします。通常通り四十九日法要が終わった後に宅配便などで品物を送る場合は、挨拶状を添えて送ります。

●同じ部署などの方より連名で受けた香典

個人名ではなく、職場の同じ部署や同僚などの方から連盟で香典を頂いた場合、一人一人の香典の額はそれほど多くは負担とならないため、お返しは必要なしととらえられる場合もあります。しかし、会社などの場合は毎日顔を合わせるものですし、突然の忌引き休暇で迷惑をかけた方もいることでしょう。従って、忌引き休暇後に皆さんで分けて食べたりできるような個別包装のしてあるお菓子や日持ちするインスタントコーヒーやお茶などをお休みのお詫びと香典のお礼として渡すと良いでしょう。一人一つずつ個別に渡すようにしたい場合は、ハンカチや個別の小さなお菓子などを一人一人に用意して包装し、渡すようにします。ただし、忌引き休暇はそれほど長いものではないので、皆さん一人一人に用意するほどの時間の余裕がないときは、最低限の気持ちとして皆さんで分け合えるお菓子などを用意して出社されると良いでしょう。

●会社の取引先の方などから香典を受けた場合

取引先の方など個人よりいただいた方に関しては、頂いた金額の半額を目安にお返しし、連名で受けた場合などはその代表者の方へ取引先の住所へお菓子の詰め合わせなど連名でいただいた方々で分けていただけるものをお返しすることが多いですね。もしくは取引先へ出向くことがあれば、その際に直接相手の方にお礼をしてお渡しするもの良いでしょう。

●葬儀を手伝ってくれた方にも別途お礼を忘れずに

葬儀の際に会社の方に受付やお茶出しなど接待のお手伝いをしていただいた場合、香典返しのお返しとは別にお礼を用意することを忘れないようにしましょう。お礼の仕方はその地域や習慣などでさまざまなようですが、食事を用意したり、お供え物や供花を分けて持ち帰っていただく、お手伝いしていただいたお礼として現金を包む習慣があるところもあるので、その土地での習慣や相場などがあればそれも周りの人に確かめておくと良いかと思います。

職場で香典返しをする際の挨拶の仕方

これからの事も踏まえて、上司や親しい同僚など関係に関わらずきちんと挨拶をするようにします。挨拶の内容は簡素で構いません。

①葬儀への参列・お香典へのお礼。

②休みを頂き、休み中迷惑を掛けたことへのお詫び。

③本日から職場復帰したことの報告「葬儀の際はお心遣いを頂きありがとうございました」など、まずはお香典を頂いた事へのお礼をしっかり伝えるようにします。

④最後に「休み中はご迷惑をおかけ致しました。本日から復帰致しましたのでどうぞよろしくお願い致します。」などと添えると◎です。

最後に

会社や職場などでの香典返しについては、さまざまなお返しのしかたがあります。中には会社でのルールを設けている場合もあるので、わからないことや心配なことがあれば先輩や総務に確認してみるとよいでしょう。社会人として恥ずかしくないよう、事前に確認できることはしてから行動を起こせばしっかりとした対応をすることができるので安心です。

スポンサーリンク