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香典辞退でも何とか気持ちを伝えたいときのお供え3つの方法

家族葬が増えてきている昨今では、様々な理由による「香典辞退」という香典なしでの葬儀を行う事が増えてきています。そんな中でもとてもお世話になった方なので、せめてもの供養に供花やお供えを送りたいという方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、実際に故人のご家族が香典辞退で家族葬などをされた場合に対する弔意の伝え方やお世話になった故人に対するお供えの仕方などをシーン別にご紹介したいと思います。

家族葬とは?

家族や親族みで行われる葬儀の事を言い、故人の遺志などにより執り行われることが多くなっています。親近者のみでの葬儀となりますので多くても20人前後の小規模な葬儀となります。

香典辞退とは?

近年多くなってきている家族葬。私たちの元へ届く葬儀の案内状に香典辞退の葬儀の場合は、あらかじめ「故人の遺志により香典はご辞退申し上げます」などと記載してあります。そのような案内状を受け取った場合は「香典辞退」となります。香典辞退の理由には様々なものがありますが、「香典を辞退します」と事前に連絡があった際はその意思を尊重することが大切です。ただし、親族や親戚ともなるとそういう訳には行きませんので、あらかじめ親族で相談して費用などをどのようにするか、もしくは親族、親戚同士で香典の金額などを確認しておくなどする必要があります。家族葬は会場を飾るお供えや供花なども基本は家族や親族が用意しなければなりませんので、そのあたりの相談も必要となってくるでしょう。

 

香典の意味と香典を辞退されたときの対応

一言に香典辞退といっても香典のみ辞退される場合と、供花やお供えも辞退しますとなっていて、友人として葬儀に参加することになった時はどのようにしたらよいのか悩んでしまう方は多いのではないでしょうか。そんな時は、本当に何もしなくても良いのかとても気になるところです。ここでは家族葬などで、シーン別に香典辞退の場合のお供えの仕方や対応などに関してご紹介します。

●香典、供花、お供えが辞退となっている葬儀に参加する場合

故人や遺族の方の意思を尊重し葬儀の際は何もせず、心から故人を偲びご冥福をお祈りしましょう。どうしても何かしたい場合は後日、弔問し故人の方へお菓子や供花をお供えしに伺います。無理に何かをする必要はなく、無理矢理こちらの気持ちを押し付けてしまうと遺族の方に迷惑となってしまう場合もあります。

●故人の方の葬儀が家族葬のため、お世話になった方の葬儀に参列することが出来ない場合

香典辞退のみでしたら供花やお供え物をお贈りしても良いかと思います。ただし、供花やお供え物を贈ってもお返しが必要となってきますので、喪主の方へ連絡し、供花やお供え物を葬儀の際に贈りたいという事を事前に連絡を取る必要があります。受け取っていただけるようであれば手続きをし、そちらも辞退されるようであれば、葬儀が終わってから49日の前くらいまでに喪家の方と連絡を取って弔問に伺います。その際に供花やお供え物を故人のために持参すると良いでしょう。

弔問の時に気を付ける点は?

香典を辞退された場合は相手方の気持ちを考慮し、香典以外の品を考えましょう。その場合に考えられる物は、故人の方が好んでいたお花があれば、供花としてフラワーアレンジメントや籠入りのお花など生ける手間がかからない置くタイプのお花。好きだったお菓子などがあればそのお菓子や小分けにして分けてもらえるようなお菓子でもよいでしょう。遺族の方がお一人だった場合などはたくさんのお供え物を持って行っても食べきれずにかえって迷惑になってしまう事なども考慮しなければなりません。もしくは香典としてではなく「お線香代」として2,000円~5,000円前後を白い封筒に入れてご焼香の前に仏壇の左隅に、表書きを自分の方から正面となるように置きます。このお供えは、遺族に対してではなくあくまでも故人に対する気持ちでお供えします。

※弔問へ伺う際は故人のお宅へ電話で連絡をし、先方のご都合もありますので、伺ってよいかの確認を必ず取ってから出掛けるようにしましょう。

●亡くなったことを後日知った

家族葬などの場合良くあることですが、友人として故人の方へお世話になった感謝の気持ちと、故人の方を偲んでせめてお線香をあげ、お参りさせてほしいという気持ちがある場合、その気持ちを喪主の方に伝え、弔問の意思を伝えましょう。その際には”友人を通じて○○さんがお亡くなりになったことを知りました、生前大変お世話になったのでご焼香だけでもさせていただけないでしょうか”などという感じで遺族の方に伺ってみます。通常であれば断られることはあまりないと思いますが、伺う際は上記と同様、「供花」や「お菓子」、「御線香代」などをお供えします。

 

最後に

家族葬の後は、仕事関連の方や後から亡くなったことを知った方などがお参りを希望され、喪家を多くの方が訪問されることがあります。そんな中、お疲れである様子などがうかがわれた場合は供花やお供え物の菓子折りなどをひとまずお送りするなどして、また後日お参りに伺うと良いと思います。亡くなった故人の方や遺族の方は、いつまでも生前の姿を憶えていてもらえることが何よりの供養となるのではないでしょうか。

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