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密葬と家族葬での弔電 知っておくべき5つのマナー

密葬や家族葬と聞くと親族や近親者のみで行う葬儀という事は何となく知っているけれど、親しい方が亡くなった時には、参列しない代わりにせめて弔電だけでも送った方が良いのか?もしくは、香典や供花も辞退している葬儀なので、弔電も控えるべきなのだろうか…。ここでは、そんな疑問からさまざまなシチュエーションを考え、密葬や家族葬での弔電に関してのマナーをまとめてみたいと思います。

弔電とは?

本来、参加するはずの葬儀に事情があり参列できないときに喪主や親族に対して弔意を表す電報を送ることを言います。

密葬や家族葬での弔電とは?

本来の弔電は葬儀に招かれているけれども、自身の会社の仕事上の都合や、遠方に住んでおり参列することが出来ない、小さな子供がいるので参列することが出来ない、などさまざまな理由で参列できないときに送る弔意の電報となりますが、密葬や家族葬は、そもそも一般の方や会社関係の方の参列は通常お断りすることが多く、生前の故人の方と本当に親しかった方で、葬儀に招かれていた場合で参列することが出来ない場合などを除くと、故人の生前務めていた会社関係もしくは喪主の会社の関係者などのシチュエーション以外は、あまり葬儀が行われること自体知らされることはありません。そんな中で弔電は出した方が良いか、出さない方が良いかがとても気になるところです。

密葬と家族葬での弔電に関するマナー

●弔電を送る立場にあるか

まず、葬儀に招かれていた場合で自身の都合により参列できない方の場合、弔電は一般葬と同じように弔電を送ることが望ましいと言えます。事前に送られてくる故人の逝去と葬儀の通知などに葬祭場などの詳しい情報があると思いますので、通常の弔電マナーを守り、出来ればお通夜までに間に合うように、お通夜の行われる葬祭場、または自宅まで届くよう手配します。弔電を送る際は故人と喪主の関係に気を付けて亡くなった方の敬称などくれぐれも間違えの無いように注意してください。

●葬儀があること自体を人伝えに知った

密葬や家族葬では、通常葬儀を執り行う事は参列いただく方のみに連絡をします。そして故人や喪主が会社勤めの方だとすると会社への故人の逝去の連絡または喪主の慶弔休暇や忌引き休暇の申請を取るため連絡をしなければなりません。密葬や家族葬という事を喪主の方はしっかり伝え、身内のみでの葬儀になります為、会社関係者からの参列はご遠慮いただくことも丁寧に伝えなければなりません。しかしそこから噂や情報が広まっていき、内密に話を進めても結局は多くの人が葬儀の詳細を知っていたりすることになります。噂や情報より葬儀を知った方々は弔電を送る必要はありません。葬儀に招かれていない方が葬儀があることを知っている事態がおかしなことになってしまいますので、突然弔電が届いてしまうなどという事があると、ご遺族の方のご迷惑になりかねません。故人に対する弔意の気持ちを形にしたいという事はやまやまですが、ここは故人や遺族の意思を尊重し、弔電は控えましょう。

会社関係者で故人の直属の上司や部下の場合

故人や喪主が自身の会社の直属の関係者などである場合で、例えば喪主より直接連絡があり、故人が亡くなったこと、または慶弔休暇や忌引き休暇の申請などで連絡があった場合、弔電を送っても良いかという事を直接訪ねると良いでしょう。直接電話がかかってきた本人が弔電を送っても良いかを尋ねた場合で、喪主の理解が得られれば弔電を葬祭場へ送ります。通常、密葬や家族葬では故人の身近な人のみの参加で香典や供花はお断りすることが多いですが、弔電であれば故人のためになり、その後のお返しなどの煩わしいことがありませんので、一般的には断られることは少ないと思います。ただし、誰もが送るとその管理も大変ですので、喪主から直接連絡が無く会社化の方より訃報を聞いた場合などの際は弔電を控え、どうしても送りたい場合は直接喪主の方に連絡を取り、理解が得られてからにします。

香典、供花、弔電は辞退という連絡もしくは通知が来ている場合

香典、供花、さらには弔電も辞退という連絡または通知が来ている場合は、何もせず静かに故人の冥福をお祈りするよりありません。生前の故人の方にとてもお世話になり、どうしてもお延香をあげたいなどの場合は、葬儀が終了して時間が少したってから遺族の方にご連絡して弔問させていただきたい事を連絡します。理解が得られれば弔問してお線香を差し上げに伺いますが、その際は香典は持たず、何かお供えしたい際は金額の張らないもので、故人の生前好きだったお菓子などがあれば「故人の方へのお供えです」と一言添えて、仏壇にお供えさせていただくと良いでしょう。

訃報を知ったのが葬儀が終わった後であった場合

葬儀終了の通知や喪中のはがきなどで故人の逝去を知った場合は、通常特に何もする必要はありません。どうしても故人への生前の感謝の気持ちや故人の冥福を祈る気持ちなどを伝えたい場合などは、お悔やみの言葉と連絡が遅れたことに対するお詫び等を記してお手紙を書いて遺族の方へ送るなどすると良いかもしれません。遺族の方はあえて密葬や家族葬というスタイルの葬儀を選ばれたので、出来るだけ弔問などは控えた方が良いでしょう。

最後に

密葬や家族葬に関しての弔電は、遺族の方がなぜ密葬や家族葬を執り行ったのかということを一番に理解する必要があります。故人を偲ぶ気持ちは故人を知る方であれば皆さん同じ思いがあることでしょう。しかし、残された遺族の方の気持ちも十分に考慮することが大切な事となりますので、密葬や家族葬で故人とのお別れが十分にできなかったとしても、無理に弔問に押しかけてしまったり、香典など辞退しているにもかかわらず持参して行くなどのマナー違反となるような事はしないように心がけるようにするとよいでしょう。

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