百日祝いのお祝いで赤ちゃんに着せてあげる服装は決まったけれど、ママとパパどのような服装をすればよいのだろうと悩んでしまう両親は多いのではないかと思います。百日祝い当日は普段着で良いのだろうか?家でするので気にすることはないのかな?我が家は料亭での会食になっているので、やはりそれなりのフォーマルで行かなければならないかな? また、当日は写真館で撮影があるので何を着て行けばよいか悩んでいる、などと服装に悩む赤ちゃんのパパとママは多いはず。ここでは、百日祝いをする際のママとパパの服装に関して、場所や用途に合わせてコーディネートを選ぶための役立つポイントをご紹介したいと思います。
パパとママの百日祝いの服装選びのポイント
百日祝い(お食い初め)の正式な服装は赤ちゃんも大人も和装という事になるかと思いますが、昔は現在のように洋装が主流であったわけではないので、必然的に和服という事であったと思いますが、現在は必ず和装でなければいけないという決まりはありません。したがって季節や場所などにより装う服装を決定するようにします。
●百日祝いを行う季節で考える
百日祝いをする時期は子どもの生まれた月によって変わるため、夏や冬など季節にあわせた服装を考えなければなりません。赤ちゃんの服装を選ぶ際も季節は重要ですが、大人にとっても通気性や暑さ、寒さ対策は必須ですね。
●どこで百日祝い(お食い初め)のお祝いをするか
百日祝い(お食い初め)のお祝いをする場所としては、自宅、祖父母宅、料亭、ホテル、レストランなど色々な場所が考えられるかと思いますが、その場所に合わせた服装を選ぶことも大切です。
・自宅や祖父母宅の場合
自宅や祖父母宅で親戚や友人などお客様を招いてお祝いをする場合、普段着は避けるようにしましょう。身近な方を招いてといっても、お客様にあたりますし、お祝いの席ですので、フォーマルスーツなどあまりかしこまった服装は必要ないかもしれませんが、記念の写真撮影などをする事を考え、セミフォーマル(パパ:シャツにスラックス、ママ:ワンピースやアンサンブルなど落ち着いた色目の服)を着ることをお勧めします。赤ちゃんは素敵な衣装を着ているのに写真には普段着のパパとママが写っていたら少し違和感があるかもしれませんので…。とは言え、ママは準備や支度で大忙しな一日となるので、準備の時は私服で、お祝いの会が始まる頃にフォーマルな服装に着替えるという方が賢いかもしれませんね。
・ホテルや料亭などでお祝いをする場合
お食い初めのプランなどを利用してホテルや料亭などを予約している場合、パパはフォーマルな服装で行くようにします。フォーマルスーツがなければダーク系のスーツ、または写真スタジオなどでレンタルした袴や着物などの和装も素敵ですね。ママは和装で行きたいところですが、着付けなどが慣れていない場合や、授乳などが難しい為、赤ちゃんが粉ミルクなど飲んでくれることが前提。少しでも不安があれば、やはり着物ではなくフォーマルなアンサンブルや授乳服やマタニティ用のフォーマルワンピースなどを着ていく事をお勧めします。
●写真撮影はフォトスタジオなどプロにお願いして行う
プロにお願いしてスタジオでお祝いの写真を撮影してもらう場合、通常赤ちゃんはレンタル衣装を着用することが多いですが、パパとママは赤ちゃんの着る衣装にふさわしい服装をしていって写真撮影をしなければなりません。スタジオによってはパパの袴や着物、ママの訪問着レンタルがあるところもありますが、パパとママは衣装をレンタルしない場合はフォーマルな服装で行く必要があります。
●服装を選ぶときの注意点
・見た目よりも機能的な服装が必要な場合も
赤ちゃんはまだ母乳を飲んでいる時期でもあるので、母乳だけで育てている赤ちゃんにとってはママの服装は大切かもしれません。和装であると授乳が困難となりますので、粉ミルクなど受け付けない赤ちゃんの場合は授乳が可能な授乳服やマタニティフォーマルなどを選ぶと良いでしょう。
・長く着ることができる服を選ぶのも一つのアイディア
最近では授乳服やマタニティウエアといえども、それに見えない素敵なデザインのものもあり、普通のフォーマルとしても着ることができるデザインのものなどがたくさんあります。長く着ることができる服を選んでおくというのも選択の一つと考えても良いかもしれません。特に二人目を考えている場合や幼稚園や保育園の入園式で着ることができたりすると便利ですよね。
・参加してくれる祖父母の服装も考えて
写真撮影の時などは一緒にとることとなる両家の祖父母。あまりにも家族がバラバラな服装で色合いなども違うと、せっかくの記念写真撮影の時にまとまりがなくなってしまいます。事前にどのような服装で来るかなどを聞いたり、参加者が服装の雰囲気をそろえられるよう相談したりしておくと良いでしょう。地域やその家などにより服装に厳しいしきたりがあるところもあるかもしれませんし、やはり写真はみんなで素敵なものを撮りたいですよね。
最後に
赤ちゃんが和装をするので、ママやパパ、祖父母なども和装で写真を撮りたいという場合などは、写真撮影の時だけ和装で撮影して、その後動きやすいフォーマルな服装に着替えるという事でもよいかもしれません。ここでしっかりとお祝いしてあげることで将来きっと「しっかりお祝いしておいてよかった」と思う日が来ます。赤ちゃんが大きくなってから一緒に百日祝いの写真を見ながら “あの時はこうだったよ”などと赤ちゃんの時のエピソードなどを話してあげることができると成長した子供も愛されていることを実感し、みんな幸せ気分になれるのだと思います。あまり気合を入れすぎずに肩の力を抜いて、今できることを愛情込めてすることにより、記念に残る良いお祝いになることでしょう。