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弔電の書き方と役立つマナー【喪主と故人の続柄敬称付き】

お通夜や葬儀に参列できない場合、お悔やみの気持ちを伝えるために弔電(お悔やみ電報)を送りますが、 「宛先や差出人名はどうするのか」「どんな内容を書けばいいのか」など 送り方のマナーが分からず悩んでしまう事は誰でもあります。周りに聞いても頻繁に出すものでもないので、みんなうろ覚えだったり、弔電に関して詳しい人がいなかったりで、はっきりしたマナーがわからないまま時間が過ぎて行ってあせってしまうということがないように、ここでは弔電を送る際の書き方やマナー、そして喪主の方と故人の続柄を表す際に用いる敬称に関して詳しくご紹介したいと思います。

訃報の連絡を受けた時に確認する事柄

突然の訃報の連絡を受けた際、遺族の方から連絡をもらったとき、動揺してしまうのはもっともだと思いますが、まずはお悔やみの言葉をしっかり述べ必要事項を確認することが大切です。

  • お通夜、葬儀の日時
  • お通夜、葬儀の場所と住所(葬祭場の場合は電話番号も聞いておきましょう)
  • 喪主の氏名
  • 喪主と故人との続柄
  • 宗教・宗派など

その後、自身の都合がつかず出席することが出来ない場合は、葬儀までに間に合うように弔電(お悔やみ電報)の申し込みをします。申し込みには事前に例文を考えて置いたり、参考例文の確認ができていればなお良いですし、インターネット等で申し込みをすると例文を見ながら自分のペースで進めることが出来るので、電話で申し込みをして必要事項がわからずにあたふたしてしまうよりは良いかもしれません。インターネットがうまく使えないという方は電報などを扱っている大手の会社で電報を頼むとオペレーターの方などが丁寧に教えてくれるので、わからない事などや疑問に思う事などもしっかりと質問しながら、安心して進めて行くことができるでしょう。

申し込み前の用意しておく情報

●いつ、どこに配達してもらうか

送り先は、葬儀が執り行われる場所に直接届くようにします。お通夜もしくは葬儀の行われる自宅や葬祭場、お寺などに、葬儀の行われる前日を目処に送ります。前日までに間に合わない場合は葬儀の行われる遅くとも3時間ほど前までに届くように送りましょう。

●宛名は誰にするか

宛名は喪主の方宛にします。間違っても故人の方の名前で送るような事の内容気を付けてください。喪主の方の氏名(フルネーム)がわからなかったときは「故○○(故人の方の名前) ご遺族様」などという宛名で送ると葬祭場やお寺の方での確認がスムーズにいくでしょう。喪主ではない知人の方宛などにされると届かない可能性もありますので、必ず喪主宛てに送ります。

●差出人氏名

差出人名は喪主の方が受け取った弔電を見た時に、誰から届いたのかがわかるようにすることが大切です。誰から届いたのかがわからないと、喪主の方がお礼を伝えたくても伝えられない可能性もありますので、差出人名はフルネームで書き、住所や電話番号、もしくは○○学校○年○組同窓生などとわかりやすく記載し、故人と自分の間柄がわかりやすくすると丁寧です。

●弔電の本文

弔電の本文は例文から選ぶのが一般的ですが、自分で考えることももちろんできます。

※本文で喪主と故人の続柄を敬称で書く時に注意が必要です。

弔電では故人の呼び名に注意が必要

弔電の文中では喪主と故人との続柄について敬称を使って表すのがマナーです。一般的に多く使われている敬称をご紹介します。参考にしてみてください。※喪主から見た故人の呼び名です。

祖父:ご祖父様、おじい様

祖母:ご祖母様、おばあ様

父:ご尊父(そんぷ)様、お父様、

母:ご母堂(ぼどう)様、お母様

夫:ご主人様、旦那様、ご夫君様

妻:ご令室様、ご令閨(れいけい)様、奥様

息子:ご令息様、ご子息様

娘:ご令嬢様、ご息女様

兄:ご令兄(れいけい)様、お兄様

姉:ご令室(れいし)様、お姉様

弟:ご令弟(れいてい)様、弟様

妹:ご令妹(れいまい)様、妹様

伯父:伯父様(父母の兄または義兄)

叔父:叔父様(父母の弟または義弟)

伯母:伯母様(父母の姉または義姉)

叔母:叔母様(父母の妹または義妹)

 

故人と喪主の続柄をしっかり確認

亡くなったのが自分の友人の父親で喪主は友人の母親がするときは弔電を友人宛に送るのではなく、喪主である友人の母親宛てに出すことになります。そして弔電の中の中の故人の呼び名は友人の父ではなく喪主(友人の母親)の夫であるため、「ご主人様」となり、父親としてはなりませんので注意が必要です。

差出人と故人の関係

故人が親族・親戚の関係であれば故人と喪主との続柄ではなく、自身(差出人)との関係での敬称にしてもよく、差出人の気持ちも伝わりやすくなります。故人が差出人の祖母で喪主が差出人の伯父の場合は敬称の所に御祖母(おばあさま)様とすることが出来ます。

 

以上、

少々ややこしくなりますが、冷静に考えるとこの故人と喪主の続柄や敬称は理解できると思います。不安があれば直接斎場などに連絡をして故人と喪主の続柄を確認すると通常教えてもらうことができます。弔電は告別式で拝読されることが多いので、間違った敬称を送ってしまうと恥ずかしい思いをしてしまう可能性もありますし、相手の方にも失礼にあたってしまいますので、十分気を使って確認するようにしましょう。

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