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入院見舞いで手土産を渡すとき紙袋から出す?そのまま渡す?【手土産の渡し方】

自分の親類や知人、友人などが入院したと連絡を受けてから、皆さんお見舞いに行こうと思う方は多いのではないでしょうか。その際には入院の見舞金や手土産を持って行くことが一般的です。その手土産の渡し方や手土産は袋から出してから渡すのかな?などと色々と考えてしまうことが多いかと思います。ここでは、お見舞いでの手土産に関して、渡すタイミングや気を付ける点、特に持って行った際の袋の扱い方などについて詳しくご紹介したいと思います。

お見舞いでの手土産の渡し方

●入院でのお見舞いで気を付ける点

病気やケガで入院すると、日頃健康な人ほど、精神的に不安定になったりしてしまうものです。したがって、お見舞いに行く人は相手の病状などに気を配り、励まして元気をつけてもらうために行くものです。病気の人の気にさわる話題や病状などを根掘り葉掘り聞くということは避けたりする心配りをするようにしましょう。

●お見舞いの品を渡すタイミング

家庭への訪問などと違い、渡す場所が病院なので、いつ手土産を渡してよいのか迷う人も多いと思います。まずは病室へ入り、見舞う人へしっかり挨拶をしてからお見舞いの品を渡します。

渡すときのマナー

通常は購入した商品は、包装してから紙袋に入れて渡されると思います。そしてそのお見舞いの品を渡すときにはどのように渡すかということですが、紙袋のまま差し出すようなことはマナー違反となりますので、渡すときは紙袋から取り出し、紙袋を二つ折りほどにたたんで品物の下に重ねて渡すようにします。通常の訪問などでは紙袋は持ち帰ることがありますが、入院の場合は重宝することがありますので、紙袋も一緒に渡すようにします。相手の方がベッドから起き上がれないようなときは一言“こちらに置かせていただきます”などと伝えてサイドテーブルなどに置くようにします。家族の方もいらっしゃるような際は、家族の方に手渡ししても良いでしょう。

●どんなものを持って行く?

・お花を持って行く場合

生花の場合も同様ですが、ご家族がいらっしゃらない場合などは、 “花瓶などがあれば活けてきましょうか?”と声をかけるようにします。

・飲料やアイスなど要冷蔵品

冷たい飲み物やアイスクリーム、ケーキなどの生鮮食品系のものを手土産にする場合は、その事を相手に伝えて渡します。(必要があれば冷蔵庫に入れて差し上げましょう)

・果物など

果物など盛り篭に入っている物であれば、看病しているご家族、またはご本人に渡します。ベッドから起き上がれないような場合はあいているスペースに一言かけて、置くようにします。

●渡すときの一言

私たちは何か贈り物をする際に「つまらないものですが」とあまり何も考えずに当たり前のように使っている言葉ですが、この言葉には「謙遜」の意味が込められていたということをご存知ですか?よく外国人の人が“なぜつまらないものを贈り物にするの?”と勘違いしてしまう言葉です。 現在ではあまりこの謙遜の言葉を使わなくなってきているので、別の言葉に言い換えてお渡しすると良いでしょう。例えば身近な相手であれば、好物の品などを持って行き“○○さんのお好きな△△をお持ちしました。”や、“今人気の○○を食べていただきたくて”などと手渡したり、目上の人であれば、“心ばかりの品ですが”や“お気に召していただければ”などと一言付け加えて渡すなど、喜んでいただきたいという気持ちを伝えられるようにすると良いですね。

●タブーな言葉

お見舞い中に色々とお話をすると思いますが、状況に応じては病状やその人の心配しているようなことはあまり話題にしないように心がける必要があります。例を挙げると、“ずいぶん痩せましたね”や“顔色があまり思わしくないですが大丈夫ですか?”など体調が思わしくない事をさらに言葉にするなどは良くありません。職場関係の方であれば“早く職場に帰ってきてください”や“仕事の方は心配しないでください”など相手にとってプレッシャーとなるようなことは極力避けるようにしましょう。反対に“元気そうでよかったです”や“思ったより大したことがなくてよかった”など相手を励ましたり、元気づけるような言葉をかけるようにして、相手の方が心配になるようなことがない言葉を選ぶことも大切です。

最後に

病院へ訪れる時は事前に家族などと連絡を取り、面会時間や病状などを確認の上、面会が可能か聞いてから行くようにしましょう。せっかくお見舞いに行っても面会時間外であったり、相手の方が検査中などで面会できない場合もあります。お見舞いは第一に入院している方を元気づけるために行くものですので、相手の迷惑になってしまったりしないよう注意し、思いやりの心を忘れずに伺うようにしてください。

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