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入院見舞いや病気見舞いで 注意しなければいけない5つの事

親戚や知人、友人や職場の同僚、仕事関係でお世話になっている方が入院してお見舞いへ行ったことがあるという方は多いかと思いますが、ケガや病気で入院されている方のお見舞いへ行く際に、してはいけない或いは持って行ってはいけない事や物があるのをご存知ですか?お見舞いは、ただ「相手が元気になるように」と行くだけではなく、周りの患者さんや入院しているご本人の方に対して気を付けなければいけない点があるのです。せっかくお見舞いに行ってもお相手の方を疲れさせてしまったり、良いと思って選んだお見舞いの品物が相手にとって迷惑になってしまうということもあります。ここでは、そんなケガや病気で入院している方へ入院見舞いや病気見舞いをする際に注意しなければいけないことや病院でのマナー、お見舞いの品などに関してご紹介したいと思います。

お見舞いに行くときに注意する事

お見舞いに行くときに注意することは、第一にお見舞いをする方の状態に気遣うことです。私たちがお見舞いに行くと相手の方も気を使います。病気で辛い時期だったり、気分が悪いときなどに訪問されると、本当につらいものです。元気のない自分の姿や弱々しい所を見られたくなかったりすることもあるので、以下でご紹介する5つの事を確認して、お見舞いの相手に迷惑にならないかをしっかりと考えてから伺うようにしていただければと思います。

面会時間とお見舞いに行く頃合い

・面会時間

病院により面会時間はさまざまです。入院先の病院に事前に電話して面会時間や伺ってよい時間などの確認をしてから行くようにしてください。そして、面会時間中であっても食事の時間などは避けるようにします。

・入院直後

入院してすぐのお見舞いは、まだご看病されているご家族や入院されているご本人が落ち着いていないということもありますし、検査などが重なることがありますので避けるようにしましょう。入院してから4、5日たった後にご家族に連絡を取りお見舞いが可能かを聞いてから伺うようにします。

・手術の前や後

手術の前は精神的にも負担がありますのでこの時期は避けるようにし、手術後もすぐに伺ってもまだつらい時期ですので、負担をかけてしまうことにもなりかねません。ある程度落ち着いた状況になってから、ご家族に連絡を取りお見舞いに伺う日時などを決定するようにします。

・面会時間などで注意する点

入院している間は体力も落ち、疲れなどがすぐに出てしまうものです。そのためできるだけ長居は避け、長くても1時間を目処に病室を出るようにします。帰る際は時間を見て、相手に気を使わせないよう、必ずこちらから帰ることを切り出すようにします。

もしも面会時間に訪れても相手が寝ているなどの場合は起こしたりせず、そのままご家族にご挨拶をして帰るということもマナーの一つです。とても親しい存在で、ご家族の方とお話などあれば少しお話などして待ってみて、それでも起きられないようであれば簡単なメモでもよいのでお見舞いに来たことをご家族の人に伝えてもらうようにすれば失礼にあたりません。

相手の状況

・短期の入院の場合

入院が3日間以内など、短期入院の場合は病院にお見舞いするのは控え、ご自宅などへ退院祝いとして伺う方が良いかもしれません。検査入院の場合などは特にバタバタしていますので、迷惑になりかねません。

・様態が思わしくなく、面会が規制されているときなど

相手の容体が安定していなかったり、手術直後などは特に面会が規制されていることもあります。そのようなときは伺うことは控えます。万が一伺ってしまった場合には、面会は辞退し、お見舞い品と手紙などを添えご家族に託すなどして、状態が回復されたころに再びお見舞いに来るようにします。

面会に行くときの人数やマナー

面会へ行くときには大人数で行く事や小学生以下の子供などを連れていく事は控えるまたは注意が必要です。友人が入院している所に友達大勢が一緒に行ったりすると、元気をつけてもらうために行くお見舞いが、かえって疲れさせてしまったり同じ病室にいる方などにも迷惑になりかねません。人数を分けてお見舞いに行ったり、時間をずらしていくようにしましょう。小さな子供の場合は、病院内ではしゃいでしまったり、風邪などのウイルスを持ち込んで免疫力が下がっている入院患者の方々にうつしてしまったりすることもあるため、病院自体で小学生以下は面会禁止や病棟に入れない場合もあります。小さなお子さんがいる方は事前に上院に確認したり、子供はあずけてお見舞いに行くなど考慮が必要です。

面会時の会話

・同情の言葉と“頑張って”は禁句

意外と簡単そうで難しいお見舞い時の会話です。特に病状が思い方などには同情の言葉や“頑張って”などの言葉はかけないようにしましょう。本人が一番悩んでいてがんばって病気と闘っている所にそのような言葉をかけられるとどうしてよいかわからなくなってしまうことがあります。闘病中は気力も弱ってしまうことが多くなります。そんな時は力づける励ましの言葉「元気そうでよかった」、「また一緒に○○に行こう」、「今度は○○を食べに行こう」など明るい元気が出るような言葉をかけます。

・病気の事をあれこれ聞く

ご本人の前では病状はできるだけ触れないようにすることがマナーです。本人も詳しく知らなかったり、説明しづらい場合もあったりしますので、注意が必要です。

・マイナスイメージになる言葉

特に女性など普段綺麗にしていた人などは、病院ではオシャレをしたりすることもできません。余り人と会いたくない場合もあるかもしれませんので、そんな時に「顔色が良くない」や「やせたね」等といわれると、元気づけるために行ったお見舞いでも相手に失礼にあたったり、気分を落ち込ませてしまう原因ともなりかねませんので、気を付けてください。

・仕事の話

会社の同僚や上司などの場合はどうしても仕事の話になってしまうと思いますが、入院している間は“いつになったら退院できるのか…”や“会社に戻って自分の居場所があるだろうか?”と不安に思っています。そこに「○○さんがいなくて大変だった」や「早く職場に復帰してください」などといった言葉は相手にプレッシャーとなったり、焦ってしまう気持ちとなってしまうことがあるためできるだけ避けるようにし、「今度○○さんもお見舞いに来るといってました」や「何かできることがあれば何でも言ってください」など相手に負担とならないような言葉がけを心がけると良いです。

お見舞いの品

・お花などは送ってはいけない種類もある

病院によっては花粉アレルギーの方対策などで生花を禁止している所もあるようです。もちろんOKなところもありますが、水替えなどの負担を避けるためにも短期の入院などにはあまり向かないかもしれません。そして、お花を贈るときに注意する点は鉢植えの花や仏花で使われるお花、香りの強いお花などはマナー違反です。(シクラメン、菊、ユリ、椿、など)お花を贈る場合は水を変える必要のないアレンジメントフラワーなどがお勧めです。

・定番のお菓子

一番無難そうに見えるお菓子ですが、入院中は食事制限されている方も多くいる為、持って行っても食べることが出来ないなど、せっかくいただいたもので好物でも食べることができないなどだと、かなり残念な気持ちになり、かえって元気がなくなってしまうかもしれません。そのようなことにならないように、お菓子を持って行く場合は看病されているご家族に制限されている物などがあるかなど事前に確認するようにできれば食べ物を選ぶ際でも選びやすくなります。そして、ほかの方からもお菓子など沢山いただいている可能性もありますので、できるだけ長期保存が可能で小分けになっている物などが望ましいでしょう。お見舞いに来てくれた人や同じ病室の人などにおすそ分けしたりできるので、意外と重宝されます。

最後に

入院見舞いや病気見舞いでは、自身が思っているより気を付けなければいけない事が沢山あるので、びっくりされる方も多いのではないかと思いますが、病気などでの入院は本人が一番つらいものです。元気な私たちは出来るだけ気を使えるところは気を使い、元気を取り戻していただけるような努力をして差し上げたいものです。

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