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入院見舞いの金額と包み方で気を付けるべき3つのポイント

親戚や知人、お世話になっている方の入院見舞いに行くことになると、まずは手ぶらで行くわけにはいきません。そんな時、まず皆さんが悩んでしまうことに、どのようなお見舞いの品を用意するか、入院見舞い金を渡すべきか、それとも両方持って行ったほうがよいのか、どのようにすればよいかわからないという方は多いのではないでしょうか。以前は家族や親戚以外にお見舞い金を渡すということはあまりなかったのですが、現在では何をお見舞いに持って行けばわからない、相手の好むものが分からないなどというときにお金を包んで、相手の方の好きな物や必要なものを購入するのに役立ててほしいということから、現金を送ることも増えているようです。ここではそんな入院のお見舞い金を渡すときの金額や包み方など、気を付けるべきポイントをご紹介したいと思います。

入院見舞い金を渡すときの金額はどれくらい?

入院見舞金は、渡す相手によりその金額は変わってきます。家族や親族などに渡す場合、その家の習慣などにより金額が変わってくる場合もあります。ここでは、入院見舞いとして一般的に包むことが多い金額をご紹介していきたいと思います。

●両親・兄弟・親戚・祖父母など

5,000円~10,000円が一番多い金額です。中には両親がほかの兄弟にお世話になっているということで30,000円~50,000円などの高額を入院費の足しにしてほしいということで渡したりするケースもあります。

●友人、知人

親密度にもよりますが、3,000円~5,000円が一般的で友人や知人の親しい間柄の人の場合、5、000円の予算で3,000円をお見舞金として包み、2,000円程度の差し入れを持って行くということも非常に多いです。普段よりメールやSNSなどのやり取りをしている方であれば何か欲しいものや必要なものを聞いてから差し入れしたりすることも可能ですので、入院している相手の方もあまり好みでない物や食べることができない物を贈られるよりは、病院内で必要な物などを購入する足しに現金を包むというのも喜ばれる傾向にあります。

 

●会社関係

入院見舞金は通常目上の人にはあまりふさわしくないということから、会社関係の場合で上司のお見舞いへ行くときは、事前に会社の仲間や別の上司に相談したりすることが必要です。会社の場合は職場一同などで一人3,000円ほどの有志で金額を集め、まとめてお見舞い金とするケースも多くありますので、その時は会社のまとめ役の方に金額を渡して終了となります。お見舞いに行くときもたくさんの人数で訪れるなどは失礼になりますので、代表者が一つにまとめて作ったお見舞い金を渡すようにするなどの工夫が必幼な場合もあります。

入院見舞金で注意する点

入院見舞金では気を使わなければいけない金額というのがあります。お見舞金を包む金額には決まりはないのですが、渡してはいけない金額というものがあるからです。不祝儀の際でもそうですが、、「4」「6」「9」が付く数字の金額は「死」、「無」、「苦」という言葉を連想させるのでお見舞いには不向きとされています。せっかくお見舞金を渡して回復を願っていても、このような言葉を連想させる金額のお見舞金を渡してしまったりすると、相手に不快な思いをさせてしまったりする事になりかねません。せっかくのお見舞金で相手の気分を悪くしてしまっては意味がありませんので気を付けるようにしましょう。

入院見舞い金を包むときに、気をつけるべきポイント

入院見舞い金を包むときはある程度決まったマナーがあります。ここをおぼえておけば後は悩むことなくマナーを身につけられるので、しっかりと頭に入れておくと良いですね。

 

●袋は何を使う?

入院見舞いにお財布から現金を取り出して渡すわけにはいきませんので、お見舞いに行くときはしっかりとお見舞い用ののし袋を用意して持って行くようにします。入院の際ののし袋は紅白5本の結び切りの水引熨斗鮑(のし袋の右上の方にあるカラフルな飾り)がついていないものを使用します。入院はおめでたい事ではないので、紅白の水引の袋で良いの?と思ってしまいますが、お見舞いは回復を願う気持ちを表すものですので、紅白の水引でなければならないのです。間違っても不祝儀に使う白黒の水引の袋は使用しないでくださいね。出産祝いの時は、水引は紅白5本蝶々結びのものを使用します。出産は何度あっても良い事なので、蝶々結びのものを使うのです。言われれば簡単ですが、知らないと間違えやすいので、注意してください。

●のし袋の表書きは?

表書きは「御見舞」、目上の人の場合は「御伺」などとします。出産の入院見舞いは「出産祝い」です。

●新札を使うの?

入院見舞金の金額も決め、のし袋も表書きを書き、用意できました。最後にお金を入れますが、このお金は実は新札ではない方がよいとされます。なぜ贈り物なのに、見た目も綺麗な新札では行けないかというと、実は、お見舞いに行くときに新札を持って行くということは事前に用意してから来ました、言い換えれば「あなたが入院することに供えて新札を用意しました」というニュアンスに捉えられてしまうことがあるため、避けるべきとされています。そのため、折り目などがついている普段のお金(新札でないもの)を使い、「新札を用意する暇がないほど急いできました」という意味合いを込めます。新札ばかりしかない場合は折り目などを付けてからのし袋に入れればよいとされています。特に年配の方などは気にする方もいらっしゃいますので、ここはしっかりと気を配るようにしましょう。

最後に

病気やケガで入院をすると、ちょっとしたことでもとても気分が落ち込んでしまったりします。元気になってもらいたくて行くお見舞いでかえって相手の気持ちを沈ませてしまうようなことが無いように、しっかりと気配りをして入院のお見舞いをしていただければと思います。

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