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神社やお寺に参拝するときの服装 基礎知識

神社やお寺に行くということは一年の中で何度かあるかと思いますが、お参りに行くときの服装は意外と気にされる方が少ないかもしれません。しかし、実際にお参りに行くということは神様や仏様にご挨拶に行く事と同じですので、服装にもある程度のマナーが必要です。ここでは普通にお参りに行く一般参拝と七五三や厄除け、厄払いなどの祈願をお願いする正式参拝(特別参拝)の際の服装の基礎知識をご紹介したいと思います。

お参りの際にタブーな服装って?

神社やお寺にお参りするにあたり、この服装でなければならないという決まりごとはありません。しかし、この服装はお参りするには神様や仏様に失礼にあたるという服装があるということをご存知でしょうか。外国でも宗教などにより様々な場所(寺院やモスクなど)で禁止されている服装(肩や足などが出ている服装)などがありますが、神社やお寺にお参りする際にもそれなりの服装で行かなければ失礼にあたるという事を覚えておきましょう。

●露出の多い服装

男性の場合夏であればタンクトップやショートパンツは避け長ズボンを着用するようにします。女性の場合、ミニスカートやキャミソールショートパンツなども控えます。キャミソールやタンクトップなどの場合は上に1枚羽織るものを持って行けばどうにかなりますが、忘れがちなのが足元。サンダルでのお参りは神様や仏様にお参りするには失礼にあたりますので、注意してください。

●死を連想させるものは身につけない

仏教では殺生はタブーとされているのでお寺にお参りへ行く際は毛皮のコートや動物のファーのついたものなどは控えます。神式ではタブーとまではされていませんが神様は穢れや不浄を嫌いますのでできれば死を連想させる毛皮も避けるべきなのかもしれません。成人式や着物の際は皆さん毛皮のファーをつけられるので、そのくらいであれば問題がないということになるのかもしれません。革靴やベルトは本来なら革製品ということで避けるべきなのですが、一般的にビジネスでも普通に使っている物なので例外的にOKになっているといっても良いでしょう。(だからといって蛇皮や鰐の皮などの派手なものはタブーです)

●派手な色や歩きにくい服装

あまりに派手な色やデザインの服装であったりすると神様や仏様もビックリされてしまいます。そして神社やお寺は砂利道や石段など足場があまり良くないところも多いので、ハイヒールなどの歩きにくい靴も控えてください。

身につけている装飾品にも気を配りましょう

ベルトや鞄、アクセサリーなどもあまりにキラキラした華美なものは避け、身に着ける時はできるだけシンプルで大人らしい落ち着きのあるものを選びます。そして帽子やサングラスなどを日頃より使っている方は、神様、仏様の前では取るのがマナーです。鳥居や山門をくぐる前にサングラスや帽子は取っておくようにします。忘れがちなのが、マスク。風邪や花粉症などでマスクをしている人もお参りの前には一時的で構いませんので外すようにしましょう。

●きっちりと清潔な服装で

一般的なお参りの場合は特に決まった服装はないとされていますが、上記挙げてきた何点か注意する点を守れば大体の服装は問題ないということになります。しかし、やはり神様や仏様の前で「恥ずかしくない恰好」というと、締まりのないルーズな恰好や清潔感のない服装は良いとはいえません。その他には靴などは日頃より履きなれた靴で問題ありませんが、汚れがひどかったりすると恥ずかしいですので注意してください。

正式参拝(特別参拝)をする際の服装

正式参拝(特別参拝)とは神社でいう昇殿参拝にあたります。昇殿参拝というのは、祈願者が拝殿にあがり、神職の神事を受けながら、正式に参拝する方法です。厄払いや七五三初宮詣や受験合格祈願などと同様に神社の社殿に昇殿して参拝することをいいます。この正式参拝はより神様の近くへ行ってお参りすることになるので、服装も普段着と言う訳にはいきません。何事もまずは形からというように、祈願などをしに行くのにも、それなりに自分の覚悟を形に表してお参りする方が、神様も認めてくださるのではないでしょうか。

実際にどのような服装で行けばよい?

一般的には礼服(フォーマルウエア)が好ましいといわれています。男性であれば落ち着いた色合いのスーツにネクタイ着用で良いな、ということがすぐにわかりますが、女性であればその方の感性により礼服の範囲がかなり変わってきてしまう場合もありますね。そんな時参考にしていただければと思うのですが、ブラックやグレー、紺などの落ち着いた色合いのボレロまたはジャケット付きワンピースなどのフォーマルスーツが一番無難です。神社によっては神様に失礼になるとみなされる服装の場合は断られてしまうケースもあるようですので、できるだけ上記で記載したような肌の露出が多いまたはパンプスでもつま先が開いている物や素足などタブーな部分に注意してフォーマルスーツなどを着ていかれることをお勧めします。もちろん喪服でも構いません。

お子さんなどもいる場合は就学児であれば制服で、学校に制服がない場合や未就学児の場合にはやはり落ち着いたデザインと色のフォーマルウエアを着せなければなりません。神社などによっては小さなお子様は断られることもあるようですので、事前の確認が必要ですね。

最後に

正式参拝の場合は事前に神社へ服装や玉串料などに関してわからない事があれば確認することをお勧めします。せっかく準備をして神社まで行っても、参拝できないなどということがあっては大切な時間がもったいないですから。

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