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郵送でお供え【香典・供花・弔電】をいただいた方へのお礼状【いつ・どのように?】

葬儀、法要などに参加できなかった方から頂いた弔電や供花、供物などに関して、届いたことへの連絡はどうしたらよいか、そして香典・供花・弔電に対するお礼状を送りたいけれど、いつ・どのようにして贈れば良いかや、お礼状の文章の内容を「なんと書けばよいか…」 あまり経験のない事だとわからないことだらけで本当に困ってしまいます。ここでは葬儀、法要などに参加できなかった方から頂いた弔電や供花、供物などに関して、お礼状を送る時期や書き方、例文などをご紹介したいと思います。皆さんがスムーズにお礼をいただいた方々へ感謝の気持ちを伝えていただくお手伝いになれば幸いです。

郵送でいただいた香典・供花・弔電は届いたことを連絡するべき?

通常、お通夜・葬儀の際に届いた香典・供花・弔電などに関して、届いたことは連絡したほうが贈ってくれた方々に対しては丁寧とされています。自身に置き換えても、友人のお父様の葬儀の際に香典を送ったけれど、届いたのかわからないまま後になって、香典返しとお礼のカードが贈られてきてちゃんと届いたことを知った、という経験があります。喪主・喪家にとっては悲しみの中、バタバタしている時期で特に大きな葬儀などの場合、人数も多くなることから一つ一つ連絡することは難しいとは思いますが、送っているのは個人の方々なので、出来れば喪主より電話で届きましたと言うお礼と挨拶はした方が良いでしょう。電話が難しい場合などは、まとめて届いたことに対するお礼のカードなどを送るなどすると、お供えを送ってくれた方は届いたことを知って安心されることでしょう。

お礼の礼状はいつまでに出すべきか

お供えを郵送でいただいた方には出来るだけ早く届いたことに対するお礼をしましょう。

●出来れば1週間以内に電話もしくはお礼の書面を

一般的には葬儀が終わってから、お礼状を早めに用意して送ります。人数が多く手書きが難しい、忙しくてゆっくりと書く時間がないなどの場合は印刷したもので構いませんので早めにお礼状を送りましょう。お供えや弔電を送ってくださった方の一番の心配は「無事に届いているか」ですから…。

尚、弔電の他に香典や供花をいただいた方にはお礼の連絡のほかに「香典返し」を四十九日の法要を終えた忌明け(きあけ)後1カ月以内くらいの間にするようにします。通常、葬儀の際の香典返しは「忌明け返し(後返し)」をします。

香典をいただいた方にはいただいた金額の「半返し」もしくは「三分の一返し」程度の品物をお礼状と共に送ります。供花のみ送ってくださった方にも香典返しは贈るようにしましょう。供花も立派な香典と同じ扱いとなります。

お供えが届いたことに対する書面でのお礼状

弔電に対する挨拶例

拝啓

この度は亡き父 ○○(故人の名前)の葬儀に際しまして

ご多忙中にもかかわらず丁重な弔電を承り厚くお礼申し上げます

弔慰のお言葉謹んでお受けし霊前に供えさせていただきました

おかげさまで滞りなく葬儀が済みましたことご報告申し上げます

本来ならばお伺いしお礼申し上げるべきでございますが

忌中につき略式ながら書中をもちましてご挨拶申し上げます

敬具

年月日:

住所:

喪主:

※弔電の部分を「ご厚志」、「お香典」、「ご供花」、「お供え」にもできますが、香典や供花を郵送いただいた場合は出来るだけ電話で取り急ぎのお礼を伝えることをお勧めします。

●連名で頂いたお供の礼状はどうするか

供花のみを連名でいただいた場合、人数や供花の大きさや金額にもよりますが、通常は香典返しの必要がない地域が多いです。職場などの同じ部署の方などから等でしたら、後日皆さんで食べていただけるような菓子折りや葬儀の際に配る「会葬御礼(の品)」などを一人ひとりに差し上げても良いかと思います。連名での供花とは別に個人でご香典をいただいている場合の香典返しは必要となります。

連名で香典をいただいた場合礼状や香典返しはどうするか

連盟の場合、代表者がはっきりしているもしくは、その他の各人の名前や住所が明確であれば全員にお礼状を送れますが、住所などが明確でない場合などは、ハッキリと連絡が取れる代表者の方へお礼状をだし、連名の皆様へもお礼を伝えていただけるよう礼状内に記載すると代表者の方よりお礼が伝わってさらに良いです。香典返しに関してはケースバイケースになってしまいますが、基本は「一人ひとりにお渡しする」です。郵送したくても住所などがわからない場合などはやむを得ない場合もあります。(連盟で住所が記載されていない場合は、香典返し不要の意思表示として捉えることもあります)

香典・供花・弔電をいただいたことに対するお礼状を書く時の基本

  • 故人のフルネーム:亡き父○○(故人のフルネーム)儀など
  • 香典・供花・弔電などのお供え物をいただいたお礼
  • 書中で挨拶をすることへのお詫び
  • 差出人喪主の名前を必ずフルネームで入れる。
  • 礼状を出す日付・住所・喪主名(喪主名の後に親族一同などと入れる場合もあります。)

※一般的に弔事、慶事、などの書面及び挨拶状、賞状、年賀状などは文中に句読点「、」「。」は使いません。

忌明けの香典返しと一緒に送る礼状を書く時の基本

  • 故人のフルネーム:亡き父○○(故人のフルネーム)儀など(戒名を入れる場合もあります)
  • 香典・供花などのお供え物をいただいたお礼
  • 書中で挨拶をすることへのお詫び
  • 差出人(喪主・施主)の名前を必ずフルネームで入れる。
  • 礼状を出す日付・住所・喪主名(喪主名の後に親族一同などと入れる場合もあります。)

※状況によっては、「葬儀参列(会葬)のお礼」の内容を入れる場合もあります。

最後に

本来であれば会ってお礼をするべきところですが、参列していただく方も多くなかなかそういう訳にも行かないので、生前故人が特に親しかった方などはできるだけ電話などをして丁寧にお礼をされると良いでしょう。 尚、親しい間柄であってもメールでお礼というのはあまりお勧めできませんが、住所や電話番号がわからないけれど、メールアドレスのみわかる方などは何も連絡できないよりはした方が良いと思うので、住所や電話番号がわからなかったという事をお詫びして丁寧にお礼を述べましょう。悲しみの中バタバタと葬儀をして一息つく間もないほど忙しいとは思いますが、お礼は大切な事柄の一つですのでしっかりできるようにしたいですね。

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