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節分のお参りで開運UP

1月1日の元旦は現在の私たちにとって新しい年を迎える一日とされますが、昔はよく「一年の始まりは立春にあり」等とはよく言ったもので、現在でも方位学や風水、四柱推命などは節分までが前年の運気として、節分の次の日である立春を境にして新しい年になります。節分は大晦日で、立春はお正月と考えるとわかりやすいですね。ここでは、そんな節分の日に神社などお寺などでお参りをして開運UPするために、どのようにして一日を過ごすと良いかやお参りの仕方をご紹介したいと思います。

節分とは?

もともと節分は、各季節の移り変わるときを指し、立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれ前日のことでした。しかし、太陰太陽暦では立春を年の初めと定めたので、立春の前日、冬の最後の日を節分として重視するようになりました。したがって節分は太陽暦の大晦日として一般市民の間では柊の枝にイワシの頭をつけてドアなどに飾り、夜になってから豆まきをして厄払いを行う習わしの事をいいます。

節分の日の開運UPにつながる一日の流れ

●まずはお掃除

新しい事を始めようとするときはまずは自分の身の回りをきれいにすることです。そうすることによって新しい幸運を家に呼び込むことができるのです。とくに寒くても窓などを開けて換気をし、悪い「気」などを外へ出しましょう。年末にする大掃除のように細かいところまできれいにして立春を迎えると一年が良い流れになりますよ。

●神社やお寺にお参りに行く

節分の日には特に有名な神社やお寺では恒例の豆まきイベントをする事が有名ですが、できれば豆まきの前に神社へ行き、お参りを済ませて穢れを払ってから豆まきに参加・見学が良いでしょう。お参りは通常、パワーのもらえる日が昇る午前中早めの時間が良いとされています。お参りにも作法がありますので、せっかくお参りに行くのであれば、正しい作法でのお参りをして、さらに神仏への祈願が届きやすくなるようにしたいものです。

 

◆神社でのお参りの仕方

入り口となる場所に鳥居があるのが神社です。まずは入る前に鳥居の前で身だしなみを整えて鳥居の前で一礼 します。鳥居をくぐった後は、神様の通り道とされる真ん中を歩くことを避け、道の端を歩くようにします。 その後、神社の中に入ると手水舎(ちょうずや・てみずや)と呼ばれる場所があるので、そこで手や口を清めます。※神様の聖域に入る前に、俗界にいる私達人間の穢れや邪気を払うために手や口を濯ぎ、身を清めることをします。

【手水舎での作法】

  • 右手に柄杓を持って水を汲み、左手を清める
  • 柄杓を左手に持ち替え、今度は右手を清める
  • 右手に持ち替え、左手に水をためて口をすすぐ
  • 口のついた左手に水をかけ清める
  • 柄杓を傾けて柄をつたうように水を流し、手で触れた部分の柄を清める

身を清めた後にお参りをします。軽く会釈をしてから鈴を鳴らし、賽銭箱に賽銭入れます。賽銭の金額には決まりはなく、自分の気持ちとできる範囲で決定します(ゴロが良い数字を選ぶ方も多いですね)。そして、二拝二拍手一拝または二礼二拍手一礼の順で参拝します。「礼」は神様に敬意を払うため、腰をおよそ90度に曲げてお辞儀、「拍」では右手の指が少しだけ前に出るようにして胸の前で手のひらを打ち鳴らします。

「礼」はおよそ90度の角度のお辞儀、「拝」はおよそ30~45度のお辞儀を意味します。お参りを終え、境内より退きます退く際には、鳥居の前で本殿に向き直り会釈します。

◆お寺のお参りの仕方

基本的には神社のお参りとあまり変わりません。神社では入口となる場所に鳥居がありますが、お寺では山門が入り口となります。お寺の山門の敷居をくぐるときは、敷居を踏まないように注意します。手水舎で神社と同じやり方で身を清めます。蝋燭や線香が用意されている場合には、献灯と献香を行いましょう。蝋燭と線香を購入し、火をつけて燭台と香炉にそれぞれ捧げます。そして本堂に入りお参りします。鰐口(わにぐち)などがあれば鳴らし、賽銭を納め、そのあと、姿勢を正して合掌し、一礼します。神社の場合とは異なり、拍手は行いません。最後に一礼して本堂をさがります。 お参りを終え、山門から出る際には、本堂に向かって合掌一礼を行います。

お参りの際の開運UP

お参りに行く前に新しい年を迎えるにあたっての「誓いや目標」を事前に考えておきます。出来れば奉書紙などにその誓いや目標を書き、最後に自分の名前や住所を書いたものを用意します。そしてお参りの際に、まずは日頃の自分が健康で不自由なく生きていることへの感謝をし、今年の誓いや目標を述べます。そしてその誓いや目標に対し、「自分は精いっぱい努力しますのでお力添え、お導きよろしくお願いします。」というような感じでお参りし、最後に用意した奉書紙でお賽銭を包んでお供えします。自分の誓いや目標が叶った際は再びお礼に来ることを忘れないでくださいね。ここが一番肝心なところです。

●お香やお線香を焚く

お参りがすんでから、きれいになったお部屋でお香やお線香を焚き邪気を払います。昔から邪気のあるものは臭いニオイを好み、聖なるものは良い香りを好むと言います。お仏壇があれば線香を焚きお参り、お仏壇がなければよい香りのするお香などを焚き邪気を払います。この時注意する点は、粗悪なものを使うと壁に色がついたり、気分をよくするために使うものが、かえって気分が悪くなってしまうことがあるので、出来るだけ良い品を使うようにすることをお勧めします。

節分の日の最後に自宅で豆まき

鬼は夜行性で夜に活動するという言い伝えがあります。豆まきを行うのは家族全員がそろった夜、食事の後など出来るだけ遅めの時間が良いでしょう。しかし、ご近所さんの迷惑も考え適当な時間帯に行うようにしてください。豆まきで使う豆は、必ず炒った豆を使うのをご存知ですか?市販のものはすでに炒ってありますが、豆をいるということには「魔目を射る」ということに通じ、鬼退治(邪気除け)につながるとされているのです。そして、鬼は大きな音を嫌がるとされていますので、大きな声で「鬼は外、福は内」と叫びながら家の邪気を外へ出します。最後に豆を家族みんなでいただき邪気払いと病に打ち勝つ気持ちを手に入れましょう。一般的には数え年(自分の歳+1)を食べます。ちなみに多く食べすぎてしまっても少なく食べても問題ないとされています。好き嫌いもあるかと思いますので豆の数はあまり気にしなくても大丈夫と思ってよいでしょう。

最後に

季節の変わり目である節分は、身体の疲れや邪気などもたまってくる時期です。そんな疲れや邪気を節分のお参りと豆まきで追い払ってその年の一年を皆さんで健やかに過ごしていただければと思います。

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