自分はすでにマイホームを構え、ずいぶん前に新築祝いをしたのをおぼえているけれど、今度は職場の部下が念願のマイホームを手に入れる時期がやってくることって、長く勤めていると増えてきますよね。そんな時、上司として恥ずかしくない新築祝いのマナーで新築祝いを贈りたいと考えるのは皆さん同じ気持ちだと思います。ここでは、そんな家を新築した職場の部下に贈るおすすめの新築祝いのプレゼントアイディアや新築祝いのマナー、部下に贈る新築祝い相場などをまとめてご紹介したいと思います。
職場の部下への新築祝いの相場はどの位？
職場の部下への新築祝いの相場は、新築祝いをする部下との親密性や関係により相場はまちまちです。しかし、一般的に多く贈られている金額は大体決まっており、自分が上司として部下に贈る場合の新築祝いの相場は1万円前後が一般的に多く贈られている金額相場となります。自分が上司として立場がかなり上の場合は1万円から3万円（自分の役職などにもよります）程を贈るケースがあります。お祝いを贈るとお返しをしなければなりませんので、あまり高額な贈り物をしてしまうとかえって部下に気を使わせてしまうことになったり、負担となってしまうこともありますので、ほどほどにすることも部下のためとなるかもしれません。そして、部下への新築祝いは「みんなと一緒に」と言う訳には行かない立場であることが多い為、個人で現金を包んだり、相場に近い金額で新築祝いの品物を渡せば受け取った側も「お返しの品に気を使ってしまう」ということがなくなるでしょう。
新築祝いでタブーなプレゼントってどんなもの？
新築祝いでは避けた方が良い贈り物があるのをご存知ですか？職場の上司と部下の間柄だからといって贈ってしまうとマナー違反になってしまったり、受け取っても困ってしまう贈り物になってしまう可能性もありますので、せっかくのプレゼントで不愉快な気分にさせてしまうことがないように上司として最低限、気を配るようにしましょう。
●火をイメージするもの
火をイメージする色や物は火事を連想させてしまうことから、新築祝いではタブーとされています。例をあげるとライターやストーブ、赤色のものなどは避けるようにして品物を選ぶようにします。
●壁に穴をあけなければいけないもの
新しい家で穴をあけなければ飾れない物などは控えた方が良いとされています。とはいっても、贈る方が掛け時計や写真フレームが欲しいなど、リクエストがあればもちろん問題ありません。壁に穴をあけなければならないものの例として、掛け時計や絵画、壁掛け写真フレームなどがあります。
職場の部下に贈るおすすめ新築祝いプレゼントアイディア5選
●現金
家を新しく新築すると、新しく購入する家具や家電などで費用もかさむため、部下への新築祝いとしては「現金を包む」ということも部下にとってはとても助けになるアイディアのひとつとなるでしょう。現金を包む際は祝儀袋のマナーなどしっかりとして上司として恥ずかしくないように贈りましょう。
・祝儀袋のマナー
新築祝いでの水引は何度あっても喜ばしいという気持ちを込めて「紅白の蝶結び」のものを使い、表書きは新築一戸建ての場合、「祝御新築」、「御新築御祝」、「新築御祝」。新築マンションの場合は「御祝」、「新築御祝」。間違いやすいのが中古一戸建て及びマンションの場合で、「御引越御祝」、「御新居御祝」、「御祝」とし、新築祝いとはなりませんの出注意が必要です。
●現金とプラスαのプレゼント
新築お披露目会に招待されている場合など、お披露目会の際に現金（例：1万円）と部下の好きなお酒や奥様にお花を持って行くなど、ちょっとおしゃれで気の利いた新築祝いができると「さすが○○さん。できる人はちがう！」などと上司としてさらに皆さんからの信頼が高まりそうですね。
●メッセージ＆名入れギフト
新築お披露目会に招待されているときなどは、メッセージを入れたタンブラーやグラス、ビールジョッキなどと一緒にそのグラスに合うワインや日本酒、ビールなど招かれた人みんなで楽しめるお酒を持って行ったりするとその場の雰囲気も盛り上がります。
●お酒
スパークリングワインや日本酒などお酒好きのお宅であればちょっと手に入りにくい高価なものを持って行くのも喜ばれます。もちろん贈る相手の方がその価値を知っているというのが前提ですが…。 もしくはワインや日本酒のラベルにお祝いのメッセージを彫刻してくれたり、ラベルを手書きで作ってくれるインターネットショップもあるので、そのようなお店を活用するのもおすすめです。上司として「部下のために選んだよ」という気持ちが伝わるプレゼントは喜ばれます。
●インテリアグッズ
自分が女性の上司だったり、自分の奥様がセンスが良く新築祝いの品をお任せする場合はプリザーブドフラワーやプリザーブドフラワーを使った置時計やフォトスタンドなどの置き物、お菓子のセットになったものなど家の中がパッと明るくなるようなギフトもおすすめです。女性ならではの視点で素敵なお花を贈ってみてはいかがでしょう。
最後に
部下に対する新築祝いは、新しい家を建てたことへのお祝いの気持ちを贈るものです。これからまだまだ必要なものがたくさん出てくることもあると思いますので、あまり気を使わせないためにも、一言「お返しは不要ですよ」などと伝えてあげると部下の方もあまり気を使いすぎることなく新築祝いを受け取ってもらえることでしょう。部下へのお祝いはあくまでも何かの足しにしてほしいという気持ちですので、お返しなどは期待せず快く贈るのが基本と考えるようにできると良いですね。