身内や友人などがマンションを購入したけれど、お祝いは必要なのかな?そしてマンション購入のお祝いは新築祝い?などと言うことを疑問に思う方は多いのではないでしょうか。ここでは、知人や友人、家族などが新築マンションや中古マンションなどの購入をされたときに贈るお祝いに関して、のし紙や祝儀袋の表書きはどのようにすればよいか、そして金額相場やお祝いのマナーに関してまとめてご紹介したいと思います。
まず初めに新築祝いとは?
新築祝いとは新しく家を新築したり、新築マンションを購入した方へ、その家族が安全で末永く繁栄するようお祝いの気持ちを贈ることをいいます。家を新築、購入することは人生の中でも大きなステップアップとなりますので、一戸建てであっても、マンションであっても新築の場合のお祝いは「新築祝い」を贈ることになります。そして間違えやすいのが、中古の一戸建てやマンションを購入した場合で、その場合「新築祝い」とはしませんので、注意が必要です。新築ではないお宅に「新築祝い」を贈ってしまうと相手の方に不快な思いをさせてしまうこともあります。新築であっても、中古であっても、自分の親や兄弟の持ち家のお祝いとなれば、マナーをわきまえて盛大にお祝いしてあげたいものですね。
新築祝いマンション購入の場合のお祝いのマナーに関して
新築でのマンション購入の場合、のし紙や祝儀袋の表書きはどのようにすればよいか見てみましょう。
●新築マンションのし紙の表書き
新築マンションでのお祝いの際の表書きは「御新居御祝」、「御新築御祝」、「御祝」などします。一戸建ての家ではないのだから「新築祝い」ではないのではないのかな?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、マンションであっても新築の場合の表書きは「御新築御祝」で問題ないとされています。しかし、やはり気になるという方は「御新居御祝」とされると良いでしょう。贈答品の専門店などでは購入の際に相談すると「御新居御祝」で勧めてくれるところも多いです。もちろん「御祝」でも構いませんが、せっかくであれば新しい家をお祝いする気持ちを込めての表書きにすると良いのではないでしょうか。
●中古での一戸建て、マンションの場合の表書き
中古一戸建てや中古マンションなど中古住宅購入&引っ越しのお祝いの表書きは「御新居御祝」、「御引越御祝」、「御祝」が一般的ですが、こちらも中古住宅であっても新しく持ち家を購入したことにはちがいありませんので、家族が安全で末永く繁栄するようお祝いの気持ちを贈ることにかわりありません。したがって、お勧めの表書きは「御新居御祝」がお祝いを贈る側の気持ちもこもっていて一番良いのではないかとおもいます。ただし、新築ではありませんので、「御新築御祝」とはしないので、注意が必要です。
●水引は何を使う?
この水引に関しては新築祝い、中古住宅に関係なく、何度あってもよいことですので、「何度あっても喜ばしい」という思いを込めて蝶結びの水引を使用します。水引には本数も関係してきます。通常は水引の本数は5本を使うことが多く、新築祝いの際は5本または7本の水引にします。5本を基本とすると、7本はより丁寧な贈り物ということになりますので、それなりの金額の贈り物だったり、目上の方への贈り物の際は7本にしても良いかもしれません。しかし、通常購入先で「のし紙」はかけてもらうことが多いので、5本が多いとおもいますが、もしも選べる場合は、相手との関係性や金額の目安で水引の本数を変えてみても良いでしょう。
マンションでの「新築祝い」、「新居祝い」の金額相場は?
マンションの場合、一般的な新築祝いと金額相場は変わるかという点に関して、一般的にはあまり変わらないと認識しておくと良いでしょう。両親や兄弟などの場合はその家庭の事情もありますので、大体の金額の相場はあるにせよ、その金額の幅はかなり違ってきます。通常であれば、両親へ贈る、または両親から受け取るという場合5万円から10万円が相場といわれています。兄弟の場合は3万円から5万円程度です。友人や職場関係の方の場合は5千円から1万円、みんなで出し合って贈る場合は人数にもよりますが、3千円から5千円程度となります。マンション購入での「新築祝い」、「新居祝い」は「お祝い」とみなさない方も意外と多く、たとえ自分の身内でも渡さないということもあるようです。お祝いは必ず渡さなければいけないというものではありませんが、お祝い金やお祝いの品というのは、贈るとお返しが必ずあるということもありますので、かえって負担となる場合もあります。身内の場合は両親や兄弟、姉妹など相談できる相手がいれば相談してから贈るといこともできます。友人や職場関係などの場合、とても仲の良い関係などでない場合はお礼の心配などしない程度で贈ると相手も気を遣わず受け取ってもらえるのではないでしょうか。
新築、新居のお祝いはいつのタイミングで渡すのが良い?
新築、新居のお祝いを贈るタイミングですが、新しい家のお披露目をする場合、当日に持参していくのが良いです。すぐにお引越ししない場合、相手の方の引っ越しする時期にもよりますが、引っ越してから早々に押しかけたりしてしまうと、相手の方も忙しい時期ですので、かえって迷惑になってしまうことになります。相手の方が忙しくて早い時期にお披露目会ができない場合には転居をしてから1週間から1カ月以内を目安に郵送などで新居へ送るようにします。
最後に
マンション購入の場合には新築マンション、中古マンションなどによってお祝いの表書きが変わってきますので、注意が必要となります。特に目上の方などには新居購入の喜びの気持ちを贈ったつもりでも、表書きを間違えてしまう事により相手の方へ失礼になってしまう事もあります。せっかくのお祝いの気持ちですので、しっかりとマナーをチェックしてお祝い金やお祝いの品を贈っていただければと思います。