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新築祝いの贈り物に「のし」は必要?【のしのマナーと表書き】

自分の兄弟や友人が新しい新居を購入して新しい家のお披露目で招いていただいたので、何か新築祝いを贈ろうと思っているけれど、その際の贈り物に「のし」は必要? それともなくても良い?ということで迷ってしまう方という方は意外と多いのではないでしょうか。お祝い事の贈り物になるので「のし」は必要という気もするし、身内や仲の良い友人なのであまりかしこまった「のし」はなくても良い気もする…。ここでは、そんな新築祝いの贈り物に関して実際に「のし」は必要か必要ではないのか、そして「のし」のマナーや表書きをどのようにしたらよいかなどをまとめてご紹介したいと思います。

そもそも新築祝いとは?

新築祝いとは新しく家を新築したり、新築マンションを購入した人へ、その家族が安全で末永く繁栄するようお祝いの気持ちを贈ることをいいます。家を新築、購入することは人生の中でも大きなお買い物、そしてステップアップとなります。そんな特別なお祝いを一緒に喜んでお祝いしてあげたいと考えるのは皆さん同じです。しかし、新築祝いと間違えやすいのが、中古の一戸建てやマンションを購入した場合です。「新築祝い」とするのは新築一戸建てや新築マンション購入に関して贈るものですが、中古一戸建てや中古マンション購入の場合は「新築祝い」ではなく「新居祝い」や「引っ越し祝い」としてお祝いすることが一般的となりますので、しっかり区別して、間違えないようにしましょう。

「のし」はどんな時に使うの?

「のし」とは漢字で書くと「熨斗」となり、通常「のし紙」の右上にある六角形のカラフルな飾りの事をいいます。もとは古くから伝わる贈り物をする際に、長寿を表す鮑を干して伸ばした「伸ばし鮑」=「熨斗鮑(のしあわび)」を、縁起物として献上したり、神饌として奉納されたりしていたところから来ています。現在では黄色い紙を長六角形の色紙で包んだ形のものが多く使われていて、ご祝儀袋や掛け紙の表面右上に簡略化して印刷されたものが多く使われていますが、慶事などのおめでたいお祝い事の時に「のし」付きの掛け紙を掛けます。デパートなどでつけてもらう「のし紙」に紺色のカラフルなものがついているものが「熨斗(のし)」にあたり、お祝い事などの「かしこまった贈り物」には「熨斗」をつけて贈ることがマナーとなります。

新築祝いに「のし」は必要?

「熨斗鮑(のしあわび)」は縁起が良いものですので、新築祝いの贈り物には「熨斗」付きの掛け紙をかけて贈ります。気の知れた兄弟や友人であったとしても、新築祝いというものは人生の中でもそう何度もある事ではないおめでたいお祝い事です。しっかりと「熨斗」のついた掛け紙を掛けて贈るようにすることが大人としてのマナーとなります。あまりかしこまったふうにしたくないという方は、新築祝いを包むときに贈り物に直接「熨斗紙」をかけてもらい、その後包み紙で包んでもらう「内のし」のスタイルにするとあまりかしこまった感がでなくてよいかもしれません。

新築祝いでの「のし」の表書きは何がふさわしい?

新しく一戸建ての家を建てている方には「新築祝」で良いかな?というのは何となくわかりますが、新築のマンションを購入した方には「新築祝」で良いの?と思われる方も多いのではないでしょうか。そして間違えやすい中古での戸建てやマンション購入時のお祝いに関しての「のし紙」に関して。ここでは新築一戸建てと新築マンション、中古一戸建てとマンションに関しての「のし紙」、水引や表書きをご紹介していきます。

●新築一戸建て

水引:何度あっても喜ばしいという気持ちを込めて紅白の蝶結び

表書き:「祝御新築」、「御新築御祝」、「新築御祝」

●新築マンション

水引:何度あっても喜ばしいという気持ちを込めて紅白の蝶結び

表書き:「新築御祝」、「御祝」

●中古一戸建て及びマンション

水引:何度あっても喜ばしいという気持ちを込めて紅白の蝶結び

表書き:「御引越御祝」、「御新居御祝」、「御祝」

※水引の本数に関して

通常は水引の本数は5本を使うことが多いですが、新築祝いの際は5本または7本の水引にします。5本を基本とすると、7本はより丁寧な贈り物ということになりますので、それなりの金額の贈り物だったり、目上の方への贈り物の際は7本にしても良いかもしれません。しかし、通常購入先で「のし紙」はかけてもらうことが多いので、5本が多いとおもいますが、もしも選べる場合はどなたへどの位の金額の品を贈るかで水引の本数を変えてみても良いでしょう。

新築祝いはいつ渡すもの?

通常は新築祝いとしてその家のお披露目に招かれた当日に渡すことが多いです。大きなもので持参できないなどの場合は招待された前日までには届くように新居へ送ると良いでしょう。出来れば当日にサプライズで素敵な贈り物を用意できると相手の方も喜んでくれることでしょう。

最後に

家の新築をするということは、人生の中でも数少ない慶事の一つです。せっかくお祝いする自分の大切な家族や親戚、そして友人や会社の方などへの新築祝いの品には、精一杯の喜びの気持ちを伝えるお手伝いをしてくれる「熨斗」のついた掛け紙を掛けて贈ってみてはいかがでしょう。

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