一生に何度とない大きなお買い物となる「新築の家」 家族での新しい生活が始まるスタートとして何か記念にのこるような品物、ずっと使い続けてもらえるような品物を新築祝いにと考えている方は多いのではないでしょうか。しかし、実際どのような品物を贈れば喜んでもらえるかや使っていただけるかはとても悩むところだと思います。実際に贈る相手によっても新築祝いの予算や品物は変わってくることがあります。ここでは、実際に新築祝いにはどのような品物が喜ばれているかのおすすめや贈ってはいけないとされるタブーな品物に関してご紹介したいと思います。
新築祝いと新居祝いはちがうの?
新築祝いとはどのようなものかというと、新しく一軒家を新築した、新築マンションを購入した人へ、その家族が安全で末永く繁栄するようお祝いの気持ちを贈ることをいいます。そして新居祝いとは中古の一戸建てやマンションを購入した場合に使う言葉で、引っ越し祝いとするところもあります。意外と間違いやすいので注意して熨斗の表書きなどを選ぶようにしましょう。どちらにしても家やマンションを購入するということは人生の中でも大きなステップアップとなりますので、盛大にお祝いしてあげたいものですね。
新築祝いに喜ばれる品物
新築祝いを贈るときにはせっかくなので、贈る方に喜んでもらえる品物を選びたいというのは皆さん同じ気持ちのはず。贈る相手によって、その人の好みや趣向も違うということを念頭に品物を選ぶ必要があります。
●カタログギフト
新築祝いで何を贈ったら良いか相手に聞くことなど出来なかったり、何が良いか迷ったときは「カタログギフト」がお勧めです。カタログギフトは受け取った方が自分でカタログの中から好きなものを選ぶことができるので、贈る側も受け取った側も双方が嬉しい贈り物となります。ただし、カタログギフトにもさまざまな種類があるので、贈る方の趣味に合った内容のものがあるカタログギフトを送るようにしましょう。家電に特化したカタログや、インテリア・雑貨に特化したもの、ブランドのキッチンウエアや上質な食べ物などを扱うカタログなどその種類や金額はさまざまです。贈る相手に合わせて選ぶカタログギフトはどちらも嬉しい贈り物として最適です。
●キッチングッズ
キッチングッズは女性のお友達などの新築祝いに贈るのにお勧めで、キッチングッズといっても包丁や鍋などの調理器具から食器やコップなど沢山の品物があります。キッチングッズは意外とすでに持っている物なども多いと思いますので、できれば自分では欲しいと思っても、購入するにはちょっと考えてしまうような品物、例えばル・クルーゼのペア・プチココットやプレートセット、ティファニーのタンブラーやマグカップなど、「自分では購入しないけれど、頂くと嬉しいもの」をテーマに考えてみるときっと素敵なとっておきの品物が見つかるはず。自分でも欲しくなってしまうような素敵なキッチングッズは選ぶ方も楽しみながら贈りたいですね。選ぶ際のワンポイントは、贈る方の趣味に合うものが分かっていたり、好きなブランドや色など知っているようであればそれに合わせて選ぶようにすると喜んでもらえるプレゼントとなるでしょう。
●家電
家電の場合、予算が比較的高額となる家族などの場合は、贈る相手と相談して欲しいと思っている家電を購入してあげたりするのも良いですが、プレゼントとしての家電であれば、テーマは「ちょっとおしゃれなデザインの家電」などと決めてみてデザインがとても素敵な電気ケトル、レコルトやBRUNOといった外国の食卓を思い浮かばせるような素敵なデザインの電気鍋やホットプレートなど新築の新しい家にピッタリと合いそうな新しく買いそろえたい家電をプレゼントするのもお勧めです。すでに持っていることもあるかと思いますので、できれば贈る相手の希望などを聞いてから選ぶことができれば一番良いですね。
●インテリアグッズ
インテリアグッズはその家のデザインに合わないものを贈ってしまうとかえって邪魔になってしまうなどということもあり得ますので、もしもインテリアグッズを贈ろうと考えている方は、できるだけシンプルなデザインや色のものを選んでどのようなお宅にも合うものをプレゼントすると良いでしょう。お勧めは「自分では持ってないけれど、あったらいいかも!」と思わせる品。例えばアロマのディフューザーなどはあまり持っている人はいませんが、機会があれば使ってみたいと思っている人はたくさんいますし、音楽好きの方なら家の中でスマホやタブレット、ノートPCなどから何処でも気軽に音楽を聞くことができるBluetoothスピーカーなどはあまり持っている方もいないですし、あると普段の生活に自分の好きな音楽がプラスされ、さらに素敵な生活が送れそうな気分になりそうですよね。
●食べ物
新築祝いであまり相手の好みなどが合うかどうかわからないまま「末永く使ってもらえるような品物を贈るのは少し不安」という方は、「消え物」である食べ物を贈られてはいかがでしょう。新居では食料の買い置きなどをしている時間もままならないことが多いですし、その上好みでない物を贈ってしまったり、相手の負担になるような事はありません。新居にはたくさんの方が訪れることもあるので、賞味期限が長い洋菓子やお煎餅など誰かが来た時にすぐに出したりできるお茶菓子系のものを新築祝いにしたり、昔から豊かな生活を象徴する縁起の良い穀物としてギフトとしても贈られるお米は多めにあっても困るものではありませんし、美味しいお米はもらって入れしくないという方は少ないのではないでしょうか。
新築祝いに贈ってはいけないタブーな品物
昔から新築祝いではタブーとされるものがあるのをご存知でしょうか。知らないで贈ってしまうとせっかくのプレゼントが相手の方に不快な思いをさせてしまったり、失礼にあたってしまったりすることがありますので、しっかりとチェックしてから品物を選ぶようにしましょう。
●火に関係したり、連想させてしまうもの
新築祝いとして贈るものは基本的に、火に関係したり火を連想させるものを贈ることはタブーとされています。なぜかというと火に関係するものは火事を連想してしまうことから昔からこのようなものは避けるようにすることがマナーです。赤色のものも火を連想するなどとして気にする方もいるので、赤系の色の品にも気を使うと良いでしょう。
●壁に穴をあける必要があるもの
新しい家に穴をあけないといけない掛け時計や雑貨などは好まれませんので、避けるようにしましょう。自分の家が新築でもやはり新しい家の壁には極力穴などはあけたくない気持ちわかりますよね…。
●目上の方に失礼にあたる物
どんなお祝い事でも目上の方へ「現金」を贈ることはタブーとされることが多いので、注意が必要です。昔に比べ、それほど厳しい目で見る方は少なくなってきていますが、「商品券」や「ギフトカード」も現金同様ですので控えた方が良いかもしれません。カタログギフトに関しては、金額などはわかりませんので失礼ということにはなりませんが、人によっては贈り物を考えることを怠ってカタログギフトにした、などを考えてしまうご年配の方もいらっしゃるので、周りと十分相談した上で品物を選ぶことをお勧めします。
●踏みつけて使うもの
新築祝いに限らず、贈り物ではあまりスリッパや足ふきマットなど「踏みつける」という意味で取ってしまうことが多い品は、間違った意味で捉えてしまう方もいる為、目上の方のお祝いにはふさわしくありません。
最後に
新築祝いは家を新築した方への新たな門出をお祝いするための品物です。相手を祝福して贈る品物であるので、事前のリサーチなどにも力を入れ、喜んでもらえる新築祝いの品物を選んでいただければと思います。