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退院祝いのお返しは必要?お返しの時期と相場 基礎知識

病気やケガの治療がすみ、退院したときに退院祝いを受け取った場合、お返しをどのようにしたらよいのかわからないという方は多いのではないでしょうか。通常、入院していた時にお見舞いに来ていただいた方には「退院しました」という報告と、「お見舞に来てくれてありがとう」というお礼の意味を込めてお返しを贈りますが、退院した際に受けた退院祝いはどのようにお返ししたらよいのでしょう。 ここでは、退院祝いに関するお返しやその時期、相場などに関してわかりやすくまとめてご紹介したいと思います。

退院祝いと快気祝いの違いは?

退院祝いとは、今まで入院していた方が退院した際に、その方の快復をお祝いする「贈り物」のことをいいます。中には入院中にお見舞いに行くことができなかったという場合などに、お見舞いに代えて贈ることもあります。反対に、快気祝いは入院していた本人がお見舞いに来てくれた方にお見舞いへの感謝と退院、快復したことの報告を兼ねて「お礼の品」をお返しするということが一般的になっています。まとめると下記のようになります。

●退院祝い

退院していた方へ贈るおくりもの

●快気祝い

退院していた方が入院中にお見舞いに来てくれた方やお世話になった方へ贈る贈り物

退院祝いのお返しは必要?

通常、入院していた本人が退院してから10日から1ヶ月以内程を目安に快気祝いや快気内祝いなどをお見舞いに来てくれた方にお礼として贈りますが、快気祝いを皆さんに贈る頃に別の方から退院のお祝いをいただいてしまうことなどが良くあります。そんな時、お返しは必要なのかどうか迷う方が多いのですが、実際の所、お返しは必要なのか必要がないのかどちらといえるでしょう。身内や親戚などで入院中は費用もたくさん掛かるので、退院の際も「何かの足しにしてください」ということで「お返しは必要ないですよ」、または「お互いこのようなときはお返しはなしで」などと親戚同士や家での風習のようなものがある場合はそれに従いますが、一般的にはどのようなことでも、お祝いをいただいたら「お返しをする」のが日本ではマナーとみなされます。最近では贈る側も受け取る側も、お返しなどに関してあまり気にする方も少なくなってきていますが、やはりマナーには厳しい方も健在なので、お祝いをしたのにお返しもない、などと言われてしまうと少々がっかりな気分になってしまいますよね。病み上がりで体調も万全ではないかもしれませんが、このような事をいわれてさらに元気がなくなるよりは、しっかりとお返しをして少しでもすっきりした気持ちになっておくと気分も楽になるでしょう。

退院祝いに対するお返しの時期は?

退院してからちょうど快気祝いとしてお見舞いのお返しを贈ったばかりなのに退院祝いが届いてしまった場合などは、大変かもしれませんが、改めて退院祝いに対するお返しをする必要があります。お返しをする時期としては退院祝いを受け取ってから1週間前後でお返し出来れば一番ですが、引き続き自宅療養をしたり、通院が必要な場合は無理をせず受け取ってから1ヶ月以内程を目安にお返しをするようにすると良いでしょう。会社の方へのお礼は職場復帰をする場合、復帰の初めの日までに用意し、復帰同日にお礼の言葉と共に一人一人渡すと良いでしょう。

退院祝いのお返しの「のし紙」や表書きは?

品物にかける「のし紙」の水引は紅白5本のもので結び切りのものにしてもらい、表書きは自分の状況が全快して退院後は病院へ通院しなくても良い場合であれば「快気祝い」とし、退院はしたけれど、引き続き通院や療養が必要な場合には「快気内祝」、「退院内祝」などとします。

退院祝いお返しの金額の相場は?

お返しの品物を贈る場合には、いただいた品の3分の1から半額程度を目安にお返しの品を贈ることが一般的です。退院祝いを現金ではなく品物でいただいたときも同様です。

例えば、一人三千円程いただいた場合は千円から千五百円程でお返しと考え、一万円いただいた方へは三千円から五千円程のお返しをすると考えればよいでしょう。会社の同僚など皆さんで出し合って退院祝いをいただいた場合も同様で、大体一人当たりの金額を考え、その金額の3分の1から半額程度の品をできれば一人一人に渡すようにします。菓子折りなど皆さんで分けて食べるものを持っていく事も可能ですが、お返しとしての品は一人一人別包装のお菓子やハンカチ、クオカードなどにすることをお勧めします。親戚や家族の場合は助け合うという考えからお返しは双方でしないという家もありますので、親戚などの場合はどのようにすると良いかを相談すると良いでしょう。

最後に

入院がそれほど長くなかった場合には、入院中にお見舞いに来ていただいた方へ贈る快気祝いとなることが多いですが、退院祝いをいただいた方へのお返しも表書きは同じとなりますのでおぼえておくと便利ですね。退院したばかりですと体調などもまだまだ万全でないことが多いですので、無理をせず少しでも具合の良い時期や、周りに代わってお礼の品を贈ってくれる方などがいれば、本人はお礼の手紙やメッセージのみを書いて一緒に贈ってもらうという事でも良いでしょう。

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