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退院祝いのプレゼント・贈り物 おすすめの品とマナー

自分の周りの方が入病気やケガなどで入院していたけれど、退院することが分かった時に退院祝いを贈ろうと考える方は多くいると思います。相手の方が短期の入院などで入院中にお見舞いに行くことができた場合には退院祝いは贈らない事もあります。もちろんおめでたいことですので、退院されたことへの喜びの気持ちを表して退院祝いを贈っても問題ありません。または、入院中にお見舞いに行くことができなかったときなどに、退院祝いを贈ることがあります。ここでは、そのような退院祝いのプレゼントや贈り物に関して、おすすめの品や贈る際のマナーに関してご紹介したいと思います。

退院祝いとは?

退院祝いとは、今まで入院していた方が退院した際に、本人の快復をお祝いする「プレゼント・贈り物」のことをいいます。中には入院中にお見舞いに行くことができなかった場合などにお見舞いに代えて贈ることもあります。お見舞いに行きたくても行けなかった場合はここでしっかり退院祝いをすることで相手の方にも気づかいの気持ちが通じることになるでしょう。長く入院されていた方などは、お見舞いに行ったけれど、ようやく退院されてとても喜ばしいことなので、退院のお祝いの気持ちを何かの形で贈りたいと考える場合、退院祝いは もちろん贈って問題ありません。

退院祝いのプレゼント・贈り物 選び方

退院祝いの品を選ぶ際にはまず、退院祝いを贈ろうと考えている方の状況を把握する必要があります。全快で退院されたのか、または引き続き自宅療養や通院が必要、食事制限などあるのかなど、相手の方の体調や状態によりプレゼントや贈り物の選び方は変わってきます。糖分などの食事制限のある方に甘いお菓子を贈ったり、お酒は控えなければならないのにお酒を贈ったりすると失礼になってしまうこともあるので注意が必要です。

退院祝いのプレゼント・贈り物 おすすめの品

退院祝いには現金を贈るというよりは品物を贈ることが一般的に多く、病気やケガが残らないようにという意味を込めて「消え物」、「消耗品」を贈ります。ちなみに「消え物」、「消耗品」というのは食べたり使ったりするとなくなる「もの(物)」の事をいいます。

おすすめ①:花(フラワーギフト)

お花はビジネスでの退院祝いなどにも良く贈られますが、やはり生花は人の心を元気にしてくれる要素があるので、特に退院したばかりの方には季節の明るい色のお花などが喜ばれます。お花を贈る場合は花束やフラワーアレンジメントなど生花を使ったお花を贈るようにしましょう。お花を贈る際はいくつかの注意点もあるため。どのようなお花を送ればよいか迷ってしまった場合は、フラワーショップの方に相談してアドバイスをもらうというのもおすすめです。

お花を贈る際の注意する点

・鉢植えの花は避ける

入院や退院祝いにプレゼントするお花として、鉢植えの花は「根付く」という事で床に「寝付く」という意味にとられることが多く、病気やケガがなかなか治らないイメージを与えてしまいますので、控えるようにしましょう。

・「死」や「苦」を連想させるお花

「死」と「苦」と読めるシクラメンや花が落下するチューリップ、時間が経つと枯れて色あせるアジサイ、葬儀やお供えなどに使われる菊などはお祝い事では避けるようにします。お花の色も白、紫、青系の色は弔事のときに選ばれることが多いため避けましょう。差し色に使う分には構いませんが、全体的にそのような色味にならないよう注意します。また、花にはそれぞれ花言葉といったものがありますので、贈る相手に失礼のないものを事前に調べておくというのもよいでしょう

おすすめ②:生活消耗品

病気やケガなど良くないことを「洗い流す」という意味に例えて生活消耗品である洗剤やせっけんなどを贈る習慣が昔からあり、現在でも良い意味を込めてこの生活消耗品を贈る方もたくさんいます。その他タオルも生活消耗品としてよく贈られるプレゼントの一つです。小さなお子様がいる家庭や、お子さんが退院した際などには、可愛らしいタオルや肌触りの良いタオルなど、とても喜ばれ重宝されます。

おすすめ③:食べ物

ケガでの入院であったり、食事制限などない方へは、食べ物の退院祝いはとても嬉しい贈り物となります。普段あまり自分では購入しないような高級ジュースや元気が出るようなお肉、その他、産地直送の美味しい果物など相手の方の好みに合った食べ物を贈ると元気も出るのではないでしょうか。注意する点は食事制限などある方には不向きな場合もあります。相手の方の好みがわからない場合などは“元気が出る食べ物を贈りたいのですが、好みがわからなかったので、好きなものを選んで元気をつけてください”などのメッセージと共に美味しいグルメに特化したカタログギフトを贈るということも一つの案としてお勧めします。

退院祝いのプレゼント・贈り物の相場は?

退院祝いを贈るときの金額相場ですが、お付き合いの度合いや退院祝いを贈る側のあなたと相手の関係性によっても金額が変わってきます。退院祝いを贈るときの注意点は、基本的にお祝いを贈るとお返しをすることになりますので、あまり高額な退院祝いをしてしまうと、かえって相手の方に気を使わせてしまうことになったり、負担となってしまうこともありますので、相場を一つの目安として決定すると良いでしょう。

友人:3千円から5千円

・職場の同僚/上司:3千円から5千円

・身内、(自分の両親や子供)5千円から1万円

・自分の兄弟・姉妹や親戚: 5千円から1万円

入院中にお見舞いに贈り物を持って行っているけれど、退院祝いもしたいと思っている方は、相手の方があまり気を使われないよう3千円から5千円位で相手の方が好きなものを購入していただけるギフト券やカードにしておくと退院後に必要な物や自宅療養の際にネットショップなどでお買い物ができるものにしておくと喜んでもらえます。

退院祝いののし、のし紙の表書き

退院祝いはお祝いとなりますので、のし付きの祝儀袋や掛け紙を掛けて贈るようにします。

水引:ケガや病気が再び繰り返しておこらないように、一度結んだらほどけない「結び切り」を使用します。

表書:一般的には「祝御退院」となりますが、退院から1ヶ月前後になってしまっている場合には「祝御快復」などとして贈ることができます。相手の方の病気やケガが完治していることが分かっている場合は「祝御全快」とします。はっきりと病状などわからないときは「祝御退院」としておくと無難です。

退院祝いを贈る時期は?

退院祝いを贈る際は、一般的には退院してから1週間から10日ほどを目安に相手の方が自宅に戻って落ち着いた時期を見計らい、退院や病気の快復などをお祝いするメッセージを添えて贈るようにします。退院後あまり時間がたちすぎてしまうのも失礼にあたりますので注意しましょう。

最後に

退院祝いを贈る方法は贈る相手により変わってくることがありますが、まずは相手の方の病気やケガの回復状況を確認して食事制限などはないか、そして普段どおりの生活にすぐ戻れるかなどを知ったうえで退院祝いのプレゼントや贈り物を選ぶと良いでしょう。せっかくのお祝いと喜びの気持ちを贈る退院祝いですので、マナーをしっかりして喜んでもらえる品を贈っていただく参考にしてみてください。

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