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内祝いを手渡しするときの挨拶と7つのマナー

自分や自分の家族におめでたいことがあった時などには、お祝い金や贈り物を親戚や友人などからいただくことがありますが、いただいたお祝いに対してはお礼として「内祝い」を贈ることがマナーです。最近では宅配業者もしっかりしている事などから、配送で内祝いを贈ることが多くなっていますが、日頃からお世話になっている方などへは出来れば直接会って手渡しをしたいところです。しかし、手渡しで内祝いを渡すときにはどのような挨拶をして手渡しをすればよいのかわからないなどと悩んでしまう方もいらっしゃると思います。ここでは、相手の方に失礼のないような内祝いの品を手渡しするときの挨拶やマナーに関してご紹介したいと思います。

内祝いを手渡しするときのマナー

●内祝いはいつ届ける?

内祝いは結婚や出産、初節句や入学、新築や退院などさまざまなお祝いに対してのお礼の贈り物になりますが、お礼を届ける時期は、どのお祝いに対してもあまり違いがないといってよいでしょう。基本はお祝いをいただいてから2週間から1ヶ月の間と覚えておくと間違いありません。お祝いをいただいてからあまりに早いタイミングで内祝のお礼の品を届けたりすると、事前にお祝いをいただくことを予想してすでに用意していたと相手の方が考えてしまうこともありますので、お祝いをいただいてからすぐ様にお礼の内祝いを届ける、またはお祝いをいただいた際に内祝いの品をお渡しするなどは結婚式などの、事前に来る方が分かっている場合でない限り避けるようにしましょう。

●内祝いを届ける前にアポイントを取ろう

社会人としてアポイントメントなしに誰かのお宅へ突然お邪魔するということはマナー違反です。事前に先方の都合や都合の良い時間などを伺い、お宅へ伺うようにしましょう。アポイントメントがかなり先になるようであれば、伺う日が近くなってからもう一度確認の電話などをして「何日の何時ごろ伺いますが、ご都合変更ございませんか?」などと連絡を取るとさらに親切な対応となります。

●お宅へ伺う際は時間厳守が基本

内祝いを手渡しする際にお宅へ伺うことが多くなるかと思いますが、相手の方にも都合がありますので、時間厳守は基本です。大体約束の時間の5分前後に到着するように伺えればベストです。お宅へ伺うのだから時間なんてあまり気にしなくても大丈夫だろうなどと、かなり早めについてしまったり、予定の時間を大幅に超えてしまうなどということがないようにしましょう。やむを得ず時間に間に合わなかったりする場合は、電話で遅れてしまう理由などを連絡してから伺うようにします。

●のしと表書き

内祝いにはのし紙をかけて贈るのがマナーです。一般的には何度あっても良いおめでたいことに対する内祝いは紅白蝶結びの水引で、表書きは「内祝」とします。退院の内い(快気祝い)の際はケガや病気が再び繰り返しておこらないように、水引は一度結んだらほどけない紅白の結び切りを使用します。内祝いを手渡しする際は地域により違いはありますが、外のし(品物を包装紙で包んだ上にのしを掛ける)が一般的です。なぜかというと、何の内祝いで誰からということが一目でわかるからです。郵送の場合は内のし(品物にのしを掛けてから包装紙で包む)が控えめで好まれる傾向があります。

●内祝いの品はどのように持って行く?

内祝いの品は風呂敷包みまたは紙袋に入れて持って行くことがマナーです。

●内祝いの品はどのように渡す?

お宅へ伺って、お部屋に通されてから挨拶をする際に風呂敷または紙袋から取り出して渡します。紙袋のまま渡すことはせず、内祝いを包んで持ってきた風呂敷や紙袋は持ち帰るようにします。お宅へ伺って挨拶をする前から渡してしまうなどということがないように注意しましょう。内祝いの品は、渡す前はのしが自分の方に向くように持ち、渡す際に贈る方の方が正面になるように回して両手で差し出すようにすると完璧です。

●内祝いの品の金額相場に気を使おう

内祝いの金額は頂いたお祝いの金額やお祝いの品の大体の金額相場の半額から三分の一が相場といわれています。地方や地域、各家の習慣などによりその金額相場は変わってきますが、高額のお祝いをいただいた目上の方などには半返しというよりは三分の一程度でのお礼の品が良いといわれたりします。目上の方はあなたを助ける、何かの足しに、などという意味合いでお祝いを渡すことが多いので、そのあたりはありがたく受け取ってお礼をしっかり伝えお祝いをいただいた内容により、近況を報告したり赤ちゃんに会う機会を設けたりすることができればそれが一番のお礼につながります。

内祝いを手渡しする際の挨拶の仕方

頂いたお祝いの種類によっても異なりますが、まずは「心ばかりの品ですがどうぞお受け取りください」、「ささやかな品ですが、どうぞお受け取りください」など定番の挨拶でも構いませんので相手の方に遠慮せず受け取っていただけるような言葉をそえて渡すようにします。「先日のお返し」、「つまらないものですが」などといういい方は避けるようにしましょう。内祝いは、本来もらったから返す「お返し」ではありません。「つまらないものですが」と言う表現も「つまらないものを贈るの?」などと勘違いされてしまうこともありますので、謙虚と思っても間違った言葉を使ってしまうと誤解を招いてしまうこともありますので注意が必要です。

●手渡しでもお礼状やメッセージカードは必要?

手渡しをする場合でもお礼状やメッセージカードは添えるようにしましょう。手渡しを前提としてお礼状やメッセージを書くようにし、頂いたお祝いの感想や、とても嬉しかったことなどを書いたり、内祝いに関して選んだ理由「お好きだと伺っていたので」、「前から話題に出ていた○○を見つけました」など相手の方に喜んでいただけるような言葉をそえると良いでしょう。

最後に

社会人になってからや自分が親になって、お祝いをいただく機会も多くなってくるかと思いますが、誰もがお祝いや内祝いに関して詳しいというわけではありません。皆さんはじめはどのようにしたらよいのかわからなかったり、悩んだりするものですから、一つ一つクリアーにして内祝いの渡し方や言葉の添え方などのマナーを確認して相手の方に失礼のないように渡せるようにしていただければと思います。

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