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内祝いの品に添える手紙の書き方とポイント

内祝いには結婚、出産、初節句や入学、そして新築、快気内祝など人生の節目にあたるときのおめでたいことに対するお祝いのお礼やめでたいことへのお裾分けとなりますが、内祝いのお礼の品を贈る際には手紙やメッセージを添えるのがマナーです。そのようなときに、特にお世話になった方や、職場の上司などしっかりとした文章や内容で恥ずかしくないお礼の手紙を贈りたいと思う気持ちはは皆さん同じです。ここでは、そのような内祝いの品に添えて贈る手紙の書き方や書くときのポイントなど、例文を交えながらまとめてご紹介したいと思います。

内祝いを贈る時期

内祝いには一般的にお礼の品を贈ることが多いですが、その際に相手方に感謝の気持ちやいただいた品に対しての嬉しい気持ちを手紙にして添えることができればお祝いを贈ってよかったと思ってもらえるでしょう。内祝いを贈る時期に関してはお祝いをいただいてから通常、2週間から1ヶ月以内程度の期間で贈ります。結婚や出産、退院などの内祝いの場合はすぐにお礼ができないことがありますので、1ヶ月を目安に相手の方に届くようにします。

読みやすく書きやすい内祝いの手紙の書き方

内祝いの手紙を書くときのわかりやすい手紙の構成の仕方をご紹介していきます。自分でも書きやすく、また相手の方にも気持ちが伝わりやすい、失礼のない手紙を簡単に書いてみましょう。

 

手紙の基本構成とポイント

内祝いの手紙は人生の節目や子供の成長過程などでみなさん何度か経験する事だと思います。どのお祝いに対しての内祝いもポイントとして相手の方に対する敬意や感謝の気持ちを素直に表すようにします。そして、手紙を書く上での基本構成は大きく分けて前文・主文・末文・後付けの4構成。これを使って内祝いの手紙も書いていきましょう。

●前文

・頭語

語頭とは、手紙の一番初めに来る冒頭の言葉で、結語が手紙の文末に来る締めの言葉。手紙は通常頭語で始まり結語で終わります。「拝啓」や「敬具」などは聞いたことがある方も多いと思いますが、このように頭語と結語がセットになった組み合わせのものを使います。送る相手との関係や親密度などによりそのセット内容は、「謹啓」「敬白」(目上の方に対する手紙で使う)などと変わってくることがありますので、贈る方にふさわしい内容の頭語と結語を使うようにしましょう。親しい間柄で横書き便箋で書く場合は○○さんへなど頭語と結語は省略し、書き始めても問題ありません。

 

・時候・安否の挨拶

時候の挨拶とは、季節の移り変わりや四季折々に感じること、その時々の天気、暑さや寒さなどを書くことをいいます。よくビジネス文書などにも使われるものです。ある程度決まったものが多いので、インターネットなどで「時報の挨拶」と検索するとその季節にそって時候の挨拶例がたくさん出てきますので、その中から合う文を選んで書いても良いでしょう。安否の挨拶は親しい間柄などの場合に相手を気遣う言葉や相手の状況を訊ねる言葉、「お元気ですか?」「お変わりありませんか?」など相手のことを気遣う言葉です。

●主文

・感謝の言葉

「先日は○○のお祝いの品をいただきありがとうございます」「このたびはたいそうなお祝いの品ありがとうございます」などお祝いをいただいたことに対して感謝の言葉を述べます。またはいただいたお祝いの品に関して「とても素敵な○○ありがとうございます。さっそく我が家のリビングに飾らせて頂いています」「とてもかわいらしいお祝いの品ありがとうございます」など品物をいただいて嬉しかった感想のような言葉を書くと相手の方も「この品を贈ってよかった」、などと思っていただくことができます。

わざわざお祝いに来ていただいた親戚や友人の方などには「先日はお忙しい中、我が家までお越しいただきたいそうなお祝いまでいただいてしまい、ありがとうございます」などの感謝の気持ちを素直に書くようにすると良いでしょう。

・これからに関してや現在の報告など

結婚内祝い:

「これからは二人で笑顔の絶えない家庭を築いていきたいと思います」

「これから新しい家庭を時間をかけてゆっくり育んでいきたいと思います」

出産内祝い:

「○月○日に無事男の子が生まれ、○○と名付けました。おかげさまで母子ともに元気にしています」

「初めての子育てに戸惑いながらも、日々元気に成長してくれる我が子に癒されております」

初節句・入学内祝い:

「子供の成長は早いですが、一緒に良い父親、母親となれるよう成長していきたいと思います」

「おかげさまで入学式を終え、お友達もたくさんできたと毎日楽しそうに学校へ通っています」

新築内祝い:

「おかげさまで新居もようやく片付き落ち着いて過ごせるようになりました」

「これからは新居にてさらに家族の絆を深めていきたいと思います」

快気内祝:

「おかげさまで○月○日に退院することができました」

「おかげさまで無事退院いたしました。今月末より職場復帰の予定です」

●末文

結びの挨拶として相手と家族の健康や幸せ、家族円満、今後の活躍などを願う言葉を書き、内祝いの品を一緒に、または別送で贈る場合もここで記載しておきます。

・結びの挨拶

結びの挨拶は、お礼の手紙を締めくくる言葉となります。仕事関係などの方であれば、今後の活躍や繁栄などの言葉を書き、親戚や友人であれば相手の健康に気遣った言葉をなどを書くようにすると良いでしょう。

 

・結語

「敬具」、「敬白」などで締めくくります。

・後付け

書いた日付、差出人、宛名を書きます。日付は後から見返したときにわかりやすいように年月日が望ましいです。

 

・日付と差出人

結語の最後には内祝いを書いた日にちを書き、差出人の名前を記載して相手の方に、いつ書いたものかわかるようにします。

●忌み言葉はマナー違反

内祝いには使うと相手の方に失礼にあたってしまう忌み言葉があります。別れや死、火事を連想させる言葉などの縁起が良くない言葉は忌み言葉となります。

例:別れる、割れる、こわれる、燃える、焼ける、傾く、失う、落ちる、つぶれる、流れる、さびれる、死ぬなどです。

最後に

内祝いの手紙を書く際に、贈る方や手紙の内容によって順番は多少前後することがあります。それぞれ長い文章にする必要はありませんので、自分の言葉で丁寧に手紙を書き、お祝いをしていただいた感謝の気持ちやお礼、これからの末永いお付き合いなどに関して素直な気持ちをご自身の言葉で伝えてみてください。きっと相手の方に喜んでいただける内祝いとなるでしょう。

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