礼儀、マナーを身につけ心に余裕のある生活を手に入れよう

私たち日本人は、子供のころから礼儀やマナーについて自分の親や祖父母より色々教えられ、大人になってからは社会に出て社会人としてのマナーや礼儀を重んじるようにと言われて育ちます。したがって、たくさんの人はこの礼儀やマナーを身に着けていると思いますが、普段あまり触れることのない冠婚葬祭のマナーや直筆で書くことも少なくなった手紙やメッセージの礼儀やマナーなど知っているようで知らなかった事柄について、このマナーの手引きではご紹介していきたいと思います。まずはもう一度「礼儀」や「マナー」に関しておさらいしてしっかりとしたマナーを身につけ、恥ずかしくない社会人の礼儀を身につける手助けになれば幸いです。

礼儀とは

辞書を調べると礼儀とは義。人のふみ行うべき礼の道。人間関係や社会生活の秩序を維持するために人が守るべき行動様式。特に敬意を表す作法。「礼儀にかなう」、「礼儀正しい人」、「親しき中にも礼儀あり」など「礼儀」は対人関係での気配りや敬意、慎みの気持ちに基づく行動の規範であることが記されています。

五輪オリンピックの招致のプレゼンテーションの際に有名になった「おもてなし」の言葉がありますが、「おもてなしは究極の礼儀正しさだ」という人もいる程、日本人は礼儀正しいと言われています。

 

マナーに関しても私たち日本人は観光客として海外へ出る時の評価が部屋をきれいに使う事や、物静か、マナーが良いという事でとても評価が高い国民です。英BBCの世界世論調査などでも「世界に良い影響を与えている」という事で上位に入っており、私たちはこのことに関して誇りに思ってよいと私は思っています。

マナーとは社会の中で人が気持ち良く生活していくための知恵で、国や民族、文化、宗教など、さまざまな習慣によって形式が異なります。また個人の間でも、価値観や捉え方による差異があるものです。

現在は昔のように厳しく教えられていない?礼儀やマナー

現在は核家族化が進み家族(両親や祖父母など)とのつながりが希薄し、上記で挙げたような礼儀、マナーなどを学ぶ機会が本当に減ってきてしまったように(筆者を含め)思います。自身の両親でさえも上記のような礼儀、マナーはすべてを知っているわけではないでしょう…。そして親から子へ受け継がれていくべき日本の、日本人の良い所など、どんどん薄れて行ってしまうように感じられるのは私だけでしょうか。

私は自身の子にはしっかりと昔の人々が培ってきた礼儀やマナーなど、理解して身につけて行ってほしいと願う傍ら、私自身が我が子へと受け継がなければならないという事、それをまた我が子が将来の子供たちに伝えて行ってくれることを願う気持ちで 今後、礼儀、マナーに関してできる限り執筆していきたいと思います。

礼儀やマナーは何時から始まった?

この礼儀やマナーに関してはずっと昔からその当時に合った習わしなどがあったと思いますが、私たちの先祖の時代までさかのぼると、飛鳥時代に聖徳太子が貴族や官僚に向けて、和の尊さを説いた「憲法十七条」、日本で最初に文書で記された礼儀作法から伝わって、今に受け継がれているのではないでしょうか。

一般的な礼儀やマナーなぜ身につけなければいけないの?

日本の礼儀(作法)、マナーには「挨拶」、「お辞儀の仕方」、「座り方」、「食事の仕方」、「おもてなし」など日常で役立つものから、「冠婚葬祭」や「お祝い事」、「贈り物」、「手紙」など沢山の機会はないけれど、知っていないと恥ずかしい思いをしてしまう礼儀、マナーまで、知っておいた方が良いことが沢山あります。

中でも「冠婚葬祭」などは各宗教によって様々な違いがあったり、地域、その人の家系などにもより様々な執り行い、しきたりなどがあったりしますので間違えがあると相手の方に失礼にもなりかねません。

礼儀はとても簡単な普段の「挨拶」や物などの「渡し方」、「受け取り方」、「電話での対応の仕方」など様々な普段の私たちの生活の中で見て取ることが出来ます。そんな簡単な事でも「渡し方」、「受け取り方」ひとつでその人の人間性、人柄が見られていることがあると言うことを忘れてはならないですね。礼儀正しい人と思われるのと、なんて礼儀知らずの不作法な人、と思われるのでは相手の心の開き方、信頼性に関わってきます。礼儀やマナーを学ぶことは社会人としての仕事や信頼関係をより良く築く一番手短な手段でもあり、色々な面で成功している人々ほど「礼儀作法」を重んじていると言われるように自身の生活を豊かにするために必要なのではないかと思います。

最後に

大人としてのマナーをもう一度見直し、スマートに凛とした態度で「冠婚葬祭」などの出席ができるようおさらいして誰から見ても余裕のある素敵な社会人になってみてはいかがでしょう。