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結納を自宅でする場合に用意するもの【男女別】

結納をホテルや式場などでするのではなく、新婦となる女性側の家で行うことにする事にしたときに、一番悩むことといえば、結納の際に「何を用意すればよいのか」そして「どのように部屋の飾りつけをすればよいのか」ということではないでしょうか。結納の後には食事会をすることもあるので、結納を自宅ですることに決めた時には準備をしたり、段取りを把握したりしなければいけないことがたくさんあります。そんな時には焦らずに、一つ一つ用意するものの確認などをして当日に備えれば決して悩む必要はありません。

ここでは、結納を自宅で行う際に、新婦となる女性側と新郎となる男性側の用意する必要があるものなどを 男女別でわかりやすくご紹介したいと思います。さらに結納品をどこに飾るかなどもまとめてご紹介したいと思いますので、ぜひ参考にして思い出に残る結納をしていただければと思います。

結納とは?

結納とは、双方の家が婚姻関係を結ぶために行われる伝統的な婚約の儀式です。結納には昔ながらの「正式結納」と現在主流となっている「略式結納」の二種類あり、さらには地域によっても違いが出てきます。「正式結納」は両家を取り持つ仲人を立て、仲人が両家の間を行き来して、両家どうし直接顔を合わせることなく結納品や受書のやり取りをします。

「略式結納」は仲人を立てず、結納を受け取る新婦側の自宅に新郎の家の両親などを招いたり、自宅で行わない場合は料亭やホテルのレストランなどの場所で両家が集まり、その場所で結納品を納めるという形式で行われます。ここでは、仲人を立てない略式結納を自宅で行う場合に必要な用意する品をご紹介したいと思います。

結納当日の流れ

結納自体は準備が整えば、基本的な儀式の流れに沿って挨拶や結納品の交換などをしていく決まった手順をこなしていくだけですので、交換する品の内容や挨拶により10分から20分程度で終了します。結納の儀式の流れや口上は出来るだけ暗記する必要がありますが、それほど長いセリフなどはありませんので一通りの流れなどをしっかりと覚えておくようにしましょう。

●男性側が結納で必要な品などを持参して女性宅へ

●女性宅へ到着、控えの間もしくは結納を行う部屋へ案内

●桜湯や祝い菓子で一息

●結納をする部屋へ移動後、男性側が結納品のセッティング

●結納の儀式開始

●【会食】自宅で祝い膳を囲む、または外で会食

 

【男女別】結納で準備するもの

●女性側が用意する品

・記念品(交換がある場合)

・桜湯・祝い菓子

・家族書・親族書(交換する場合)

・結納の受書(男性側が用意することもある)

・結納返し(同時交換の場合)

・毛氈(結納返し飾り敷物)

・結納返しの目録

・祝儀扇子(表が金、裏が銀の扇子)

・掛け軸(床の間で行う際に飾る)

・祝い膳(結納後会食をする場合)

・引き出物(男性側が帰る際に渡す)

●男性側が用意する品

・手土産(女性の家に行く際に持参)

・記念品(交換がある場合)

・家族書・親族書(交換する場合)

・結納品

・結納品目録

・毛氈(結納品飾り敷物)

・広蓋、袱紗、切手盆

・風呂敷(結納飾りを持参するときに使用)

・結納返し受書(女性側が用意する場合もある)

・祝儀扇子(モーニング扇子が一般的)

結納品はこんなにたくさん用意するものがあるの?と思う方も多いと思いますが、地域や家の習慣などにより用意するものは上記より多くなったり、少なくなることもあります。例をあげると家族書や親族書は交換しないこともありますし、記念品の交換をしない事などもあります。結納の際に必要な品はセットで販売していることが多いので、両家でどのような結納をするかをお事前に話し合い用意するものを決めると良いでしょう。

結納品の飾り方

●飾る場所は?

自宅で行う場合には和室の床の間がある場所に飾ります。床の間がない場合には床の間に見立て飾りを飾れるような手ごろな大きさの台を置き、台の上に毛氈(もうせん)を敷いて白木の台のまま飾ります。和室がなく洋室の場合には上座にテーブルを置き白の布などをかけて毛氈を敷いて結納品を飾ります。床の間がある場合には縁起が良いといわれる「松竹梅 高砂(しょうちくばい たかさご)」や「鶴亀 松竹梅(つるかめ しょうちくばい)」がおすすめといわれています。

●飾り方

結納品は男性側が上座に飾りますので、結納をする家の女性側は「結納返し」の品を男性側が到着する前に、下座に飾るようにします。その際は、並べて男性側の結納品が飾れるだけのスペースも開けておくようにしましょう。男性側は到着後、用意された場所に結納品を飾ります。男性側が飾りをしている間は女性側は別の部屋にて待機します。

●お花の用意

あくまでも必須ではありませんが、和室で床の間がある場合には床の間に縁起の良いお花を使った生け花などを置くとさらに見栄えが良くなります。洋室の場合には結納品を飾るテーブルの中央などにこの生け花などを飾ると和室でなくても素敵な演出ができます。

最後に

結納を自宅でする場合には、結納を行う部屋のみではなく、玄関から待機する部屋、廊下やお手洗いなど隅々までお掃除をしておくことを忘れないようにしましょう。訪問する男性側も手土産を持って伺い、女性宅の指示に従い結納が終わるまでは粛々とあまり雑談などはせずに準備するようにしましょう。結納が終わってからの会食の際は、両家がりラックスして和やかに親睦を深められるようにすると良いでしょう。

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