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結納の準備は誰が何を準備する?

結納をすることになったのは良いけれど、結納の品は誰が何を準備すれば良いのかさっぱりわからないという方は多いのではないでしょうか。現在では仲人を立ててする正式結納ではなく略式で結婚することとなる新郎新婦の家族のみで結納を行うケースが増えています。結納の準備にはどこで行うか、そしてその家のしきたり、地域などにより用意する品なども変わってくることがあります。ここでは、一般的な結納を行う際の準備を新婦の自宅で行う場合と、ホテルや式場などの場所でどのような準備を誰がするのかや注意点などをまとめてご紹介したいと思います。

結納はどこでする?

結納を行う場所により、用意するものや誰が何を準備する必要があるかなどが変わってくることがあります。一般的には二つの選択があり、一つはお嫁や婿に行く側の家。もう一つはホテルや式場などで両家自宅ではない場所で集まっておこなう場合となります。結納の場所を決めるには両家での話し合いが必要となります。結婚する相手の地域のしきたりや家の習慣などにより異なることがありますので、新郎新婦となる本人たちが間に入り、しっかりと話をしてから決定するようにしましょう。

お嫁に行く女性側の家で結納を行う場合の準備

結納をお嫁へ行く女性側の家で行う場合、式場やホテルなどの場所で行うよりも自分たちで準備しなければいけないことが増える為、結納の儀式に関する事だけでなく、多くの準備が必要となります。家まで来ていただく男性側のおもてなしや祝い膳などの食事の準備も必要になってきます。

●女性側が準備する事

・結納の儀式をする部屋

・掛け軸(床の間で行う際に飾る)

・結納を始める前の桜湯や祝い菓子

・結納後の祝い膳

・記念品(交換がある場合)

・家族書・親族書(交換する場合)

・結納の受書(男性側が用意することもある)

・結納返し(同時交換の場合)

・毛氈(結納返し飾り敷物)

・結納返しの目録

・祝儀扇子(表が金、裏が銀の扇子)

・引き出物(男性側が帰る際に渡す)

●男性側が準備する事

・風呂敷(結納飾りを持参するときに使用)

・手土産(女性の家に行く際に持参)

・記念品(交換がある場合)

・家族書・親族書(交換する場合)

・結納品

・結納品目録

・毛氈(結納品飾り敷物)

・広蓋、袱紗、切手盆

・結納返し受書(女性側が用意する場合もある)

・祝儀扇子(モーニング扇子が一般的)

結納品の準備はこんなに多くてたいへんなの?と思う方も多いと思いますが、地域や家の習慣などにより用意するものは上記より多くなったり、少なくなることもあります。例をあげると家族書や親族書は交換しないこともありますし、記念品の交換をしない事などもあります。結納の際に必要な品はセットで販売していることが多いので、新郎新婦となる本人たちが間に入り、両家でどのような結納をするか事前に話し合い用意するものの分担などをしっかりと決めると良いでしょう。

●自宅で結納をする際の部屋の選び方

自宅で結納をする際の基本は掃除です。普段気づかないような場所も隅々まできれいにしておけるようにしましょう。そしてどの部屋で行うかですが、両家の参加人数が余裕をもって座ったり結納の儀式をできる広さがある部屋を選びます。できれば和室の床の間がある部屋が良いとされています。床の間には掛け軸や生け花を飾り、結納品も並べて飾れるスペースがあればベストです。もしもそのような和室がない場合には洋室でも問題ありません。洋室で行う場合は結納品はテーブルまたはサイドボードの上などに置けるようスペースを確保しておくようにしましょう。生け花はテーブルやサイドボードの横などに飾ると雰囲気が出ます。

ホテルや式場などで結納を行う場合の準備

結納をするにあたり、どのようにすすめたらよいか、そして何を準備すれば良いのかわからないという方はホテルや式場などでの結納がおすすめです。ホテルや結婚式場などでの結納の場合、「結納パック」や「結納プラン」などという結納をする方向けのセットがあり、必要な物の準備や結納の進行、結納後の食事などもセットになっている為、地域の違いなどがあっても大体の自分たちの要望に合わせてお願い&お任せすることができるので安心です。特に時間がなくて準備することができない、何をしたらよいかわからないのでお任せしたいなどという、忙しい現代の方にはおすすめのプランです。

一般的にセットに含まれるもの

・結納品一式

・結納を始める前の桜湯や祝い菓子

・目録

・受書

・家族書

・介添人(わからない事などがあった場合にサポートしてくれる人)

・結納後の祝い膳

「結納パック」や「結納プラン」により内容はさまざまですので、各会場で何が付帯されるかをしっかり確認するようにしましょう。

●女性側が準備する事

・記念品(交換がある場合)

・結納返し(同時交換の場合)

●男性側が準備する事

・記念品(交換がある場合)

・結納品

最後に

結納は両家で行う儀式の第一歩となります。正しいマナーで結納を行えるよう結納の場所選びなども両家でしっかりと決めると良いでしょう。両家ともあまり詳しくない、どのようにしたらよいのかわからないなどという場合には式場やホテルなど色々とわからないことは教えてもらうことができる場を利用してもよいでしょう。出来るだけ両家で話し合いをして両家の絆が深まるような結納をしていただければと思います。

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