両親の還暦祝いに旅行をプレゼントしようと思っているけれど、還暦を迎える両親の都合などもあるので、贈る側がサプライズで旅行の予約などをすべてするのは少々難しいと考える方は多いのではないでしょうか。そんな時に、自分の好きな時期に好きな場所の旅行を予約することができる旅行券であれば、相手の都合を考えずに大好きな旅行をサプライズでプレゼントすることができます。ここでは、還暦祝いのプレゼントとして大いに喜んでもらえる旅行券に関して、旅行券とは実際にどのようなもので、どのように使ってもらうのか、そして旅行券のメリットやデメリットなどをご紹介し、旅行券だけでなくその他の旅行のプレゼントの仕方なども合わせてご紹介したいと思います。
還暦祝いとは？
還暦とは満年齢で60歳のことをさし、還暦祝いはその満年齢で60歳（数え年61歳）を祝う長寿祝いの一つです。干支と十二支を組み合わせた干支が60年で一巡して再び生まれた年の干支にかえるということから、文字通り「暦（こよみ）が還（かえ）る」ということになり「還暦」,または「本卦還り(ほんけがえり)」といわれます。現代では日本人の平均寿命も昔に比べかなり延びたので、戦前までの平均寿命が50歳に満たなかった時代とはかなり変化しており、お祝いの仕方も昔とはずいぶんと変化しているといっても良いでしょう。
旅行券は実際どのようなもの？
旅行券とは現金の代わりに使用できる金券で、デパートなどで使用する商品券と同じようなものと思っていただけるとわかりやすいかと思います。発行元が旅行代理店なので、デパートなどのお買い物に使うのではなく、旅行へ行く際の旅行代金の支払いに使うことができる商品券です。
旅行券はどこでも使えるの？
旅行券は一般的な商品券のようにどこでも比較的どこでも使えると言う訳ではありません。基本的には発行元の旅行会社などの旅行代理店や航空会社、鉄道会社のみでの利用となったり、使い方も旅先での利用ではなく旅行代理店での支払いの際のみ使用できるなど、はじめて使用する場合は戸惑いがあるかもしれません。旅行券の種類も商品券のような紙幣タイプのものやカードの中に決まった金額がチャージされているトラベルギフトカード、プレゼント用に旅行券にメッセージをプリントしてくれるものなど発行元の旅行会社または航空会社などによりその種類はさまざまです。商品券同様、旅行券には千円、五千円、一万円などの種類があり、贈る側の方が自由に組み合わせて贈ります。旅行券の場合はおつりがでないことが多いので、利用の際には注意が必要です。反対にトラベルギフトカードであれば一円単位まで細かく料金を指定して利用することができるので、お釣りの心配などはしなくてすみます。
旅行券のメリットはどんなところ？
還暦などのお祝いの際に現金を贈るという事はあまりプレゼントする方のことを思ってプレゼントしていないととられてしまう事があるので、今までの感謝の気持ちを込めて「心を込めて選んだ」ということが一番大切です。そのため、旅行をプレゼントしたいので、「色々と考えて旅行券をプレゼントします。」というようなニュアンスになるよう現金ではなく旅行券を贈るということに意義があります。その他旅行券のメリットを見てみましょう。
●予算によって旅行券の金額を決められる
●サプライズのプレゼントになる
旅行をプレゼントしようと思ってもいろいろとどこに行きたいかいつ行くかなどを聞いてプレゼントするより、サプライズでの旅行券をプレゼントすることにより、受け取った側のワクワク感が倍増します。
●有効期限がないものが多い
有効期限がなければ受け取った方の都合の良い時期に旅行することができるので、指定された日程に無理して合わせたりすることがないので、自由感があり好きな季節に旅行へ行くことができるので、喜ばれます。
旅行券のデメリットはどんなところ？
●支払い方法がわかりづらい
通常、旅行券は旅行会社の代理店窓口で使用するもので、旅先のホテルや旅館などでの支払いには使用することができません。初めての方などは難しく考えてしまいいつまでもタンスの中で眠っている… などということが無いようにプレゼントするご自身が旅行券の使用方法をしっかりと把握して、一緒に窓口へ行くなどのフォローをしてあげても良いかもしれません。
●発行元の会社の商品でしか使えない
旅行会社が販売している旅行プランの商品や航空会社の旅行券であれば飛行機のチケットなどその発行ものと会社の旅行プランなどの商品のみに使うことができます。
●旅行代理店へ行かなければならない
旅行代理店が販売している旅行プランにのみ利用することができますので、旅行代理店へ出向いて好きな旅行プランの決定をしなければなりません。近くにプレゼントしてもらった会社の旅行代理店などがなく、遠方にある場合などは行くのが面倒になり、そのまま利用しないで旅行へは行かないなどとなってしまう可能性もなくはないので、旅行券をプレゼントする際に気を付ける点は、自宅の近くにプレゼントする旅行券の代理店があるかどうかは事前にチェックする必要があるでしょう。
旅行券の他にも旅行はプレゼントできるの？
旅行券の他に旅行をプレゼントする手段としては、カタログギフトという方法もあります。カタログギフトの場合旅行代理店に行く必要はなく、プレゼントされたカタログを見て、通常のカタログギフトのように簡単に決定することが可能です。金額が分からないという点と手続きの簡単な所、さまざまな場所から好きな所を選べるので人気があります。ただし、カタログギフトの場合は、宿泊するホテルや旅館までの交通手段は自分たちで費用を負担したりして行かないといけないためせっかくプレゼントした旅行も結局は近場の温泉などに落ち着いてしまうという可能性も高く、プレゼントするご両親に合う旅行のタイプで旅行券かカタログギフトにするかを決定すると良いでしょう。
最後に
高額の旅行をプレゼントしたいという場合、旅行券であれば旅行代理店の遠方へ行くツアーなどにも思量してもらうことができます。予算がそれほどない場合は、金額のわからないカタログギフトを選択すると、カタログギフトの種類によっては体験型のもので旅行だけでなくエステや食事、クルーズプランなどさまざまなものがあるカタログもありますので、プレゼントするご両親がどのような旅行、またはお出かけのスタイルが好きかを見極めてプレゼントするとさらに喜んでもらえるのではないでしょうか。