スポンサーリンク



新築祝いのお返しの時期と金額相場【新築祝いお返しマナー】

自分たちの家を新築した際に身内や親戚、友人などから新築祝いをいただいた場合、お返しはどうしたらよいか悩んでしまう方は多いと思います。通常、新築祝いをいただいた際にはお返しをすることが一般的ですが、お返しをするのにはどのようなお返しをすれば良いか、そしてお返しの金額相場など、初めてのことでどのようにしたらよいのかさっぱりわからないということもあります。ここでは、そんな新築祝いを受け取った際に、いつどのようなお返しをすればよいかや、お返しの金額相場などをまとめてご紹介したいと思います。

新築祝いをいただいた際のお返しはどうすれば良い?

新築祝いをいただいた際のお返しとしては必ずしも品物でお返ししなくてはいけないというわけではないのをご存知ですか?新しい家を建てて身内や親戚、友人などから新築祝いをいただいた際には一番喜んでもらえるお返しは新築祝いをいただいた方を新しい家に招待する事です。もちろん皆さんを招待するわけにもいかないので、遠方の方や招待できなかった方には返礼品として「新築内祝」を贈ります。ここでは、そんなお返しのしかたの豆知識やマナーをご紹介していきたいと思います。

●「新築お披露目会」を開く場合

新築お披露目会とはいつもお世話になっている両親や身内、親戚、友人などを招いておもてなしをする事をいいます。これは昔でいう「内祝」という考え方が強く、良いことやおめでたいことがあった人が日頃からお世話になっている人を招いておもてなしすることです。現在では一般的に新築祝いをいただいた方や日頃からお世話になっている方、家族との付き合いが親密な方などを新しい家に招いておもてなしをする事となっています。新築祝いをいただいた方へは通常、この「新築お披露目会」で食事やお酒などを振舞いおもてなしすることで新築祝いのお返しとなることが多く、お返しとする「新築内祝の品」は別途用意しなくても良い場合が多いといわれています。これは各家庭やいただいた新築祝いの品や金額により異なりますが、新築お披露目の帰りの際に千円から二千円前後の菓子折りやタオルなどを引き出物(内祝い)として渡すこともあります。また、新築祝いとしてたくさんの金額をいただいた方には別途返礼品を用意することもあります。

・お披露目会を開く時期は?

新築お披露目会を開く時期ですが、新居に移ってからバタバタが落ち着いた1カ月から2カ月頃に頃の週末など皆さんが集まりやすい日にちの昼間に新居に招待をしてランチやお酒の用意をしておもてなししましょう。ポイントは「昼間に招待する」ということになりますが、なぜ昼間かというと家の中や家の周りの環境など皆さんに見ていただく際に明るい方が分かりやすいということから昼間に招待することが良いということになっています。庭などある場合にもやはり昼間が良いですし、家の日当たりや窓からの景色などさまざまな点から新しい家を見てもらいたいというのが一番の理由となるでしょう。そして、事前に新築祝いなどの品をいただいている場合は、招く際に飾っておいたりすると、贈った方がいらした際に自分の贈った新築祝いが飾ってあるのを見て、とても喜んでくれることでしょう。

●「新築お披露目会」をしない場合は?

仕事の都合や家族の都合で新築お披露目会をしない場合またはできない場合は、いただいた新築祝いのお返し(返礼品)として受け取った新築祝いの大体の相場に対しての金額でお返しの品を用意するようにします。

●お返しの品に掛ける掛け紙マナー

掛け紙:「のし」のついた掛け紙を使用

(掛ける紙の右上にある“六角形のカラフルな飾り(熨斗鮑)”が付いたもの)

水引:紅白または金銀の水引で本数は5本または7本の水引

表書き:「新築内祝」または「内祝」

お返しを贈る時期

新築祝いのお返しを贈る時期に関しては、新築祝いをいただいた時期にもよりますが、新しい家に転居してから落ち着いた頃の1カ月から2カ月以内程でお礼の手紙やメッセージと共に贈るようにします。この時「新築お披露目会」をしない場合や遠方でお招きすることができなかった方には「本来ならば新居にお招きしなければならないところ…」から始まり「心ばかりの品を贈らせていただきます」などと添えると丁寧です。 忙しい時期だとは思いますが、お祝いに対するお返しはしっかりとマナーを守ってすることが礼儀ですので、しっかりとしておきましょう。

お返しの金額相場

新築内祝いの一般的な金額相場は、他の内祝いと同様に、いただいたお祝いの三分の一から半額程度が相場となります。ただし、高額のお祝いをいただいた場合(特に身内の場合)は、お祝いを贈ってくれた方の気持ちをありがたくいただき、あまり相場にはこだわらず、その家の習慣や決まりなどでお返しをするようにします。身内の場合は特に、新しい家に招待するのが一番のお返しとなることが多いようです。その他、頂いたお祝いの品の金額が分からない場合は、大体の相場で三分の一から半額程度のお返しを考えるようにすると良いでしょう。

どのような品が喜ばれる?

昔は新築祝いのお返しとして、グラスや器など「入れる物」を贈ることが多かったようです。なぜかというと、新しい家は、建物(入れる物、器)が完成したということから、そして「火に強い」として鍋ややかんなどを贈る習慣があったりしたようです。現在では日用品やお菓子など「消え物」(使ったり食べたりするとなくなるもの)を贈ることが多くなっています。

・高額のお返しの場合

1万円以上のお返しの場合は、カタログギフトが金額の幅も商品内容も豊富なのでお勧めです。

・通常のお返し

2千円から5千円程のお返しの場合、タオルや洗剤、石鹸などのセットやお菓子などが主流です。

・職場などから皆さんでまとめていただいた場合

皆さんでまとめていただいた新築祝いのお返しの場合は一人一人にお返しするというよりは皆さんで召し上がっていただくことのできるお菓子や飲料などを皆さんで分けて召し上がっていただいたり、人数がそれほど多くない場合、または一人一人の金額が3千円以上でお祝いをいただいた場合は千円から千5百円程度の品を個別に用意してお礼をすると良いでしょう。

最後に

新築祝いのお返しはスムーズに行えるように新築祝いをいただいた方の名前や住所、どのようなものをいただいたかなどをどこかにまとめて控えておくと便利です。お返しをするときに誰から何をいただいたかわからない、そして住所などもよくわからないなどということにならないようにしておきましょう。お返しの品を購入する際にも事前にいくらのものをどの位用意するかが分かっているとまとめて購入する事も出来て時間の節約にもつながります。お返しの品を贈る際にはお礼の手紙やメッセージも忘れずに添えて渡すことがマナーですので、最後までしっかりと新築祝いのお礼ができるようにしてみてください。

スポンサーリンク