身近に還暦を迎える方がいて、還暦祝いのプレゼントは何にしようか考え中の方は意外に多く、どのようなものを贈ったら良いかと悩んでいる方は、毎日使えるものを贈ってみてはいかがでしょう。中でも、毎日の食卓に欠かせない「お箸」は毎日使ってもらえる優れもの。プレゼントした箸に愛着を持って毎日使っていただければ贈られた方も、贈った方も両方が嬉しい贈り物となります。ここでは還暦祝いに贈る「箸」に関して、還暦祝いに箸を贈るのは良いのか、そして箸の選び方のポイントやお勧めのブランドをご紹介したいと思います。
還暦祝いに箸を贈るのはどうなの?
箸は昔から神様と人とを結ぶ手段として使われており、特に「祝箸」は一方を神様、もう一方を人が使い、神様と共に食事をするという意味が込められているのをご存知ですか? お正月などによく使う両方の端が細くなっていて、真ん中は米俵のようにちょっと太めな「壽」と書かれた和紙の箸入れに入っているあの箸の事です。そして箸は二本揃って初めて成り立つ道具なので、人と人との関係をよくするまたは幸福の「橋(はし)渡し」、の役割をするなどとも言われている縁起の良い贈り物なのです。そして箸は「夫婦円満」を願う贈り物などとしても多く利用され、結婚式などの引き出物に配られることもあるのです。そんな箸なので、還暦祝いには「夫婦箸」を贈って還暦を迎える方の幸せと健康、そして更なる夫婦円満を願って贈るプレゼントとしてたくさんの方が箸をプレゼントとして選んでいます。
還暦祝いにプレゼントする箸の選び方
還暦祝いに箸をプレゼントしようと考えている方へ、たくさんある橋の中から、どのような箸を選ぶと良いかをご紹介したいと思います。
●箸の素材から
箸には一般的な素材から希少な高級素材で作られたものまで、さまざまな素材で作られるものがあります。中でも、還暦のお祝いなどでは、予算にもよりますが、3千円位から上質なんものは一善で1万五千円以上する極上箸までさまざまなラインナップがあります。高級といわれる紫檀(したん)や黒檀(こくたん)、赤みが綺麗な色のサティーネ、希少価値の高いスネークウッドなど超高級な素材でできた箸もあります。こんな箸で毎日ご飯を食べることができたら毎日の食事が楽しみになること間違いなしな「一生ものの箸」を「一生に一度の還暦祝い」に贈ってみてはいかがでしょう。
●形やデザイン
かたちやデザインは意外と重要なポイントです。箸には厳密にいう丸、四角と三、五、六、八角の形の形があるのをご存知でしょうか?三角箸は三本の指で一本の箸を持つため一般的な四角や丸い箸にはないぴったりと固定できて箸が苦手な方でも上手に使いこなせるといわれています。五角箸は3本の指が奇数の五角に収まり、箸を持つ3本の指が自然と正しい持ち方になるといわれています。六角箸は昔ながらの鉛筆などと同じ形ということもあり、手にしっくりとして、使いやすいといわれています。八角箸は一般的に多く使われている丸型に近く適度に角があるので滑りにくく、八角の「八」から末広がりで縁起が良い箸などとも言われています。使いやすさが一番ですが、その他見た目が素敵なデザインのものなどプレゼントする還暦を迎える方にピッタリなものを選んで差し上げてほしいと思います。
●使いやすさ
使いやすさは素材の手にしっくりくる感覚と上記で述べた形によって左右されると思いますが、その他、長さも使いやすさには重要だとも言われています。使う方にとって、ちょうどよい箸の長さは親指と人差し指を直角に広げ、その両指を結んだ長さ(一咫/ひとあた)の1.5倍の長さといわれています。サプライズでプレゼントする場合には近くにいる方に協力してもらって長さのチェックをしてもらったりするとより使いやすい箸をプレゼントできるかもしれませんね。
●名前入り箸
一生に一度の還暦のお祝いですので、特別なプレゼントとして名前やイニシャルなどを入れてプレゼントするというのもとても思い出に残るプレゼントになります。毎日の食卓で使うものですので、使うごとにあなたからの事を思い出してくれる素敵なプレゼントになります。名入れ箸の場合は「還暦祝い 高級名入れ箸」などで検索すると素材の良い箸に名入れをしてくれるお店が出てきます。
還暦祝いにお勧め「箸」ブランド5選
●大黒屋
大正初期より江戸職人により作られている木箸で墨田区東向島にある老舗。大黒屋が作る箸は江戸木箸と呼ばれ、握りの良さや機能性と美しいデザインが追求された木箸です。黒檀、柴檀、鉄木、つげ、楓など、厳選された銘木を素材に、削りだしやがらかけなどの工程を経て、職人の手により、一本一本、丁寧に作られているのが特徴。
●マルナオ
マルナオは、新潟県三条市で寺社を装飾する彫刻を生業として1939年に創業。細部までの緻密な描写を求める彫刻の伝統技は、高い精度と美しい仕上がりを持つ製品づくりに受け継がれています。利器工匠具の産地であり、昔から銘木が入手し易い立地であることから、黒檀・紫檀などの硬木を使用し、特性を十分に活かした箸を製造しているのが特徴。
●一双 ISSOU
塗り箸の産地 福井県小浜で作られる高級箸。若狭塗のほか津軽塗、輪島塗といった塗物の以外にも螺鈿(らでん)象嵌(ぞうがん)細工や西陣織との組み合わせ等、伝統の技法をベースにモダンなデザインを表現した独自の世界を展開している見ているだけでほれぼれしてしまうようなデザインの箸が多いのが特徴。
●山田平安堂
1919年創業で宮内庁ご用達としても知られる山田平安堂。皇室の方の儀式のための盃や各国の日本大使館で使われている漆器はすべて山田平安堂のものが使われているという日本を代表する漆器ブランドです。そんな高級感ある箸を贈ってみてはいかがでしょう。夫婦箸もおすすめです。
●箸久
群馬県のお箸の専門店で天然仕上げにこだわる箸職人の方々が一善一善心を込めて作られているお箸。種類も豊富なことながら、6カ月以内の品質保証がついていたりするとても贈り物にはお勧めです。名入れサービスなどもあり、オンラインショップから簡単にオーダーすることができます。予算に合わせて選ぶことができる箸ショップです。
最後に
箸は毎日口い荷れて使い、食卓を元気づけてくれる道具です。安心で安全な素材にこだわったお箸を還暦祝いのプレゼントして、毎日の食事をさらに素敵な華やかなものにしてもらいたいという贈る側の気持ちを込めて素敵な箸をプレゼントしてみてはいかがでしょう。