古希のお祝いの際にプレゼントは選んだけれど、プレゼントに添えるお祝いのメッセージはどのように書けばよいか、どのような言葉を贈れば良いかを悩んでしまうという方はとても多いいです。せっかく贈るプレゼントですし、いつもお世話になっている主役にこれからも元気で長生きしてほしいという気持ちや感謝の気持ちをメッセージにして贈り物に添えてはいかがでしょう。ここでは、日頃よりお世話になっている大切な方の古希のお祝いにふさわしいお祝いのメッセージを相手別や間柄別に、書き方のポイントや文例を交えてご紹介したいと思います。
そもそも古希のお祝いとは?
古希とは数え年の70歳でお祝いする日本の長寿のお祝いの一つです。唐の時代の中国に「杜甫」という詩人がいましたが、彼の「曲江」という詩の中に「人生七十古来稀なり」という当時の一節から由来しているといわれています。昔は人生50年というのが一般的な考えで、70歳を迎えられるというのは、非常に稀だという意味からも、古希がお祝いされるようになったと言われています。現在では「稀」という漢字は常用漢字漢字にはないため「希」に変わり、どちらの漢字を使っても間違いではないとされています。
古希のお祝いに添えるメッセージを書くときの3つのポイント
長寿お祝いのメッセージを書くときは3つのポイントをしっかりとおさえ、それにプラスアルファで作成すればきっと主役も喜んでくれる心温まるメッセージを贈ることができます。
●古希をお祝いする言葉
まず必ず必要な言葉は「古希をお祝いする言葉」です。メッセージの始まりは「お祝いの言葉」からとなります。70歳のお誕生日にお祝いをするのであればお誕生日のお祝いの言葉も必要になりますし、古希のお祝いのみを皆さんでされる場合は古希に対するお祝いの言葉をシンプルに「古希おめでとうございます」、「古希おめでとう」などから始めます。長々と書くよりはこのシンプルが意外と心に響きます。
●感謝の言葉
こちらは間柄にもよって内容は異なりますが、日頃の感謝をしっかりと言葉にして伝えるようにします。いつも感謝はしているけれど、実際に言葉にして伝えるという事はなかなか恥ずかしいですし、する機会も多くありません。このようなお祝いの場ではいつもの感謝の気持ちを真っすぐお祝いの言葉と一緒伝えてみてください。きっといつも以上にあなたの言葉は主役に届くことでしょう。
●これからの人生をさらに楽しんでもらえるような言葉
70歳になって仕事も子育てもすべて終えてこれからの人生をどのようにしていこうかと考える方も多いはず、そんな時周りからはこれからの人生の希望や更なる長寿を目指してほしいという前向きなメッセージを贈り、これからもまだまだ頑張ろうという気持ちになれるようにできるような言葉を選んでみましょう。
・プラスアルファ
上記のポイント3つに加え今までの70年の人生を振り返る内容や、主役とのエピソードなどを織り交ぜながら心が温まりこれからもやる気が出るようなメッセージを贈れば最高のプレゼントになること間違いなしです。
相手別古希のお祝いメッセージ文例
●父親または母親に贈るお祝いメッセージ
例:
お父さん古希おめでとうございます。70歳の人生にはいろいろな事があったと思いますが、いつも私たちを暖かく見守ってくれて本当にありがとうございます。今まではいつも助けてもらっていたけれど、これからは私たちが助ける番だから何でも言ってください。そしてこれからも夫婦仲良くいつまでも元気でいてくれることを家族一同心から祈ってます。
例:
古希おめでとう!いつも私たちを助けてくれてありがとう。お母さんのおかげで子供たちにも寂しい思いをさせることもなく、笑顔あふれる素敵な子に育ってくれています。これからもまだまだ○○(孫の名前)の成長を元気に見守って、元気に長生きしてくださいね。
例
お父さん(お母さん)古希おめでとうございます。これからまた新たなステージがスタートとなりますね。これからも健康第一でお母さんと二人で今まで以上に仲良く人生を楽しんでください。何かあれば私たちがいつでもそばについていますので声をかけてください。これからも○○(孫)と一緒に遊びに伺いますので、どうぞ元気に長生きしてください。
●孫から祖父母に贈るお祝いメッセージ
例:
おじいちゃん/おばあちゃん 古希おめでとう。いつも元気なのでもう70歳なんてビックリです。私にとっておじいちゃん/おばあちゃんはいつも味方してくれるスーパーヒーローです。バリバリ働く社会人になって、きっと素敵な旦那さんを見つけるからこれからもずっと長生きして私のこれからを見守っていてね。
例:
じぃじ/ばぁば 古希おめでとうございます。大好きなじぃじ/ばぁばといつも遊びたいので これからもずっと元気でいてください。
●会社の上司/学校の恩師など
例:
この度は古希おめでとうございます。まだまだ見た目も心も若々しい○○さんは私たちの目標です。今後も趣味の山歩きなどを楽しみながら元気にお過ごし下さい。また、感謝の気持ちを込めまして、心ばかりの品を送らせていただきます。お世話になった部下達で○○さんの古希のお祝いを計画しています。美味しいお酒が飲めるお店を探しますのでご都合お聞かせください。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
例:
この度は古希を迎えられましたことを心よりお慶び申し上げます。現在もご活躍中の先生ですので、古希のお祝いということが意外な気もいたしますが、人生の節目を無事迎えられましたことに、お祝いの言葉を贈らせていただきます。誠におめでとうございます。今後ともご健康には留意され、引き続きご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
最後に
古希と言ってもまだまだ元気な方が多いので、あまりお年寄り扱いをせず、前向きな言葉と感謝の気持ちを率直に伝えることによって心に響く暖かいメッセージとなるのではないでしょうか。