自分はすでに独り立ちしていたり、すでに自分の家庭を築いている場合、自分の親や兄弟が家を新築するとなった時には、「新築祝い」を贈ることになります。「新築祝い」を贈るというのが人生初めての経験、または友人には贈った事があるけれど、親や兄弟にへの新築祝いはいくら位を贈れば良いのか相場がわからなくて悩んでいるという方は意外と多いのが現状です。ここでは、そんな新築祝いを親や兄弟に贈るときの金額相場や新築祝いに関することをまとめてご紹介したいと思います。
新築祝いとは?
新築祝いとは新しく家を新築したり、新築マンションを購入した人へ、その家族が安全で末永く繁栄するようお祝いの気持ちを贈ることをいいます。家を新築、購入することは人生の中でも大きなステップアップとなります。ましてや自分の親や兄弟の新築祝いとなれば、盛大にお祝いしてあげたいものですね。そして間違えやすいのが、中古の一戸建てやマンションを購入した場合です。「新築祝い」とするのは新築一戸建てや新築マンション購入に関して贈るものですが、中古一戸建てや中古マンション購入の場合は「新築祝い」ではなく「新居祝い」や「引っ越し祝い」としてお祝いすることが一般的となりますので注意が必要です。
親に新築祝いは贈るべき?
通常、子供が家を新築するときなどに親から子供へ新築祝いを贈るということは一般的ですが、子供達がみな独り立ちしてから、両親が新しく自分たちの生活パターンにあった家を新築、または新築マンションを購入するということは意外と多いものです。もしも自分がすでに独り立ちして家を出ていたり、すでに結婚して家庭を築いている場合などの時は、今まで育ててくれたことに対する感謝の気持ちや、これからも元気に新しい家で生活してほしいということで、新築祝いは贈るべきと考えた方が良いでしょう。もちろん自分が結婚している場合には自分の親のみではなく義親の新築があった場合にも新築祝いを贈るということが通常と考えておく、ということも頭の隅に入れておく必要があります。実の親や義親は自分たちの結婚祝いや出産祝いなどを自分たちのために出してくれたりするわけですので、今後の関わり合いなどにも関係してくるということが十分にありえます。したがって、どちらの親にもしっかりと新築祝いはしっかりとしておくことがマナーといえるでしょう。
兄弟に新築祝いは贈るもの?
自分の兄弟の新築祝いに関して必要かどうかということは、各家や家族、地方によってもさまざまですが、基本は新築祝いは贈るべきと考えておきましょう。しかし、実際に難しい点は金額。いくら渡せばよいかわからないというときは事前に兄弟で話し合いをしておいたり、自分の親と相談して、できるだけ同じ金額を渡すというルールにしておくと間違いないでしょう。親にも言えることですが、兄には多く、弟には少なく渡したりすると結局は喧嘩やもめごとになってしまうこともあるので、注意が必要です。自分の兄弟はどうにか問題がなかったとしても、結婚した相手の家の兄弟の関係も出てきますので、その際は相手の家柄にできるだけ合わせるよう、新築祝いの金額も相手の兄弟と合わせたいところですが、自分の家の習わしとかけ離れているということもありえますので(どちらかは金額が思っている以上で、もう一方は相場範囲内など…)、そのような時は自分のパートナーと話し合ったりしながら自分たちの家の家計でできる範囲の金額で問題ないか、または納得していただけるかを話し合ってからお祝いを送るようにするとお互いの関係もうまく保つことができるでしょう。
親への新築祝い相場
自分の親への新築祝いの相場は一般的に5万円から10万円という金額が相場といわれています。親によっては(特に義親)現金は受け取ってもらえないなどということもありますので、そんなときは新しい家で必要なものや欲しいものなどを事前に聞いてプレゼントしたり、自分たちで引っ越し後に必要なものが選ぶことができるカタログギフトなどを贈るということも良いのではないでしょうか。カタログギフトであれば金額など相手にわからないので、受け取る方も現金をお祝いにもらうより受け取りやすかったりするケースもあります。兄弟が何人かいるようであれば、みんなで話し合って親の欲しいものや必要な高価なものを全員で負担してプレゼントするということも可能ですので、家族みんなで話し合って一番良いと思われるものをプレゼントしてあげたいものですね。親の場合はお返しなどは必要ないと事前に付け加えてあげることも親孝行になるのではないかと個人的には思っています。そして義親の場合は相手の兄弟とできれば合わせて贈ること、または自分の兄弟の方が相手の兄弟より多かった場合は夫婦での話し合いも必要になってきます。夫婦が納得できる金額でできれば相手の兄弟の相場と合わせて贈ることができれば一番ですね。
兄弟への新築祝い相場
兄弟への新築祝いの相場は一般的に3万円から5万円という金額が相場といわれています。余裕のある家の場合は10万円程渡す家庭もありますので、一概には言えませんが、できれば新築祝いは兄弟同じ金額で統一しておきたいところです。結婚すると子供にかかる金額やその家の収入なども異なってきますので、お互いできる範囲での金額や贈り物で直接兄弟と相談できない場合は親と相談して決定しても良いでしょう。義兄弟の場合は相手の兄弟と合わせることができれば一番ですが、自分の兄弟とかけ離れている場合はやはり夫婦での話し合いで決定することになります。自分の兄弟が家を新築することができるなんて素敵ですよね。自分もすでに新築している、またはこれから新築することがあるかもしれないという場合にも、やはり兄弟からお祝いがあると金額に関係なく嬉しいものです。もしも自分が先に新築して兄弟から新築祝いをもらっていなかったとしても、できれば兄弟の新築祝いには高額でなくても良いので、お祝いはしておく方が無難です。今後子供ができた時や何かの時は自分が受け取る側になることもありますので、あまり損得を考えずに、必要なお祝いとして考えておくと良いでしょう。そして出来れば身内内でのお返しは「なし」ということで話し合っておくと後々便利です。ただでさえ新築で引っ越しなども大変な時期にお返しの品でも気を使ったりさせているようであるとかえって大変になりますので、初めからお返しはなしということで新築祝いの金額も決定すると贈る方も、受け取る側も気を遣わずに済みます。
最後に
自分の身内が新築で家を建てたり、マンションを購入するということはとても喜ばしいことですね。そんな嬉しいお祝いを心からお祝いしてあげられるように日頃から心に余裕を持って、まずは自分の家庭の家計でできる範囲の金額を親や兄弟と話し合って決定し、せっかくのお祝い事でもめたりしないようにしたいものですね。