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結納・顔合わせの時の新郎・新婦からの言葉

今までお付き合いしていた方と結婚する事が決まり、今後の結婚式までにまず両家合同で行われる儀式が結納です。近年では結納も正式結納ではなく略式で行うカップルが増えたり、あまり形式にこだわったことをしたくないという家同士の場合、両家の家族の紹介をする顔合わせの会のみを行う方々も増えているようです。

両家顔合わせの食事会などの際には新郎・新婦が進行をするケースも多く、お互いの両親に今までのなれそめを紹介したり、はじめてパートナーとなる方の両親に合う場合などには、挨拶の言葉なども考える必要があります。ここでは、顔合わせの食事会、略式結納などのさいにする挨拶の言葉の種類や内容、そして実際にどのような挨拶の言葉を用意すれば良いかなどをまとめてご紹介したいと思います。

顔合わせの食事会の流れと内容

両家顔合わせの食事会などでは、大体の流れのようなものがあります。ここでは、どのような流れで顔合わせの食事会を進めて行くかの一般的な流れをご紹介します。

●全員が席についてからの始まりの挨拶

まずは両家の顔合わせの食事会の際に初対面の方がいる場合には自分達(新郎新婦となる二人)の自己紹介をし、食事会の始まりの挨拶をします。第一印象はとても大切ですので、笑顔を忘れずハキハキと話せるようにできると良いですね。両家共にすでに顔を合わせたことがあり、カジュアルな食事会の場合でも始まりの挨拶は立ち上がり、笑顔で始まりの挨拶をするようにしましょう。そうすることにより、その後の食事会も和やかな楽しいものとなるでしょう。

●両家の家族の紹介

始まりの挨拶の後は自分達の家族の紹介となります。新郎側は新郎が、新婦側は新婦が各自分の家族を紹介し、一通り紹介してから、または紹介する際に一言ずつ挨拶をしてもらうようにします。家族の挨拶はあまり長いものにならないよう事前に何を言ってもらうかを新郎新婦となる二人で考えておき、各家族に伝えて考えておいてもらうのもおすすめです。もしくは名前を紹介した際に一礼して一言「本日は宜しくお願いします」などの挨拶をしていただくだけでも問題ありません。そして家族を紹介する際は父○○、母○○、などのように紹介していきます。祖父母がいる場合には両親の後に紹介し、その後兄弟、姉妹などの順で紹介します。

自己紹介してもらう際の内容例:

続柄、名前、職業、趣味、新郎や新婦に伝えたいことなど

●乾杯の挨拶

食事を始める際の乾杯の挨拶です。司会進行が新郎の場合は新郎または新婦の父親に乾杯の挨拶をお願いするケースが多いのですが、どちらの親に頼むか悩んだり問題がでそうな場合には、進行役である新郎が楽しく食事を楽しんでもらえるよう、簡単な挨拶をして乾杯の音頭を取ります。乾杯の挨拶は簡単で手短に済ませて美味しい食事を皆さんで楽しめるようにすると良いでしょう。

●会食

会食時は皆さんで会話を楽しめるように新郎新婦が気遣いながら食事を楽しんでください。相手の両親との歓談や両親同士、新郎新婦の馴れ初めなど、食事会が楽しくなるような話題を用意しておくのもおすすめです。

●結びの挨拶

食事も無事終わり、会食の最後には結びの挨拶をして締めます。新郎または新婦と二人で食事会に参加してくれた家族にお礼や今後の抱負を述べ締めの挨拶としたり、新郎新婦の挨拶の前後に両家どちらかの父親が代表してお礼の挨拶をするというケースが多いようです。新郎新婦からの締めの挨拶文には親への感謝の気持ちをこめた言葉や今後の自分たちの抱負、これからもよろしくお願いしますといったお願いを込めた言葉や文章を織り込んで、簡素な挨拶文にするとまとまりもよく素敵なものとなります。

顔合わせの食事会での言葉や挨拶例文

新郎新婦が率先して食事会を主宰する場合、進行役などを新郎が務めることが多く、挨拶をする面も多くなります。ここでは新郎や新婦が食事会の際に挨拶をするときのシチュエーションや挨拶の言葉や、例文などをご紹介していきます。

●始まりの挨拶

始まりの挨拶には、その日に時間を作って集まっていただいたお礼、そして集まっていただいた主旨(なぜ集まっていただいたか)を簡単にまとめ、最後に食事会を楽しく始められるように挨拶の流れを作っていくと良いでしょう。

例文:

本日は皆さまお忙しいところ、私どものためにお集まりいただきありがとうございます。この度、私○○と○○さんの婚約を両家の皆様にご報告し、互いの家族の親睦を深めたく会食の場を設けさせていただきました。どうぞ最後までよろしくお願いいたします。

例文:

本日はお忙しい中、私共のために遠方よりお越しいただき誠にありがとうございます。二人の婚約の報告をさせていただくとともに両家の親睦を深めてもらいたいと思い、ささやかではありますが食事会を設けさせていただきました。皆様どうぞ季節の料理を楽しみながら楽しいひと時を過ごしていただければと存じます。最後までどうぞよろしくお願いいたします。

●乾杯の言葉

家族の紹介や皆さんから一言ずついただいた後には、乾杯の挨拶をして食事の始まりです。乾杯の挨拶は立ち上がって簡単で構いませんので乾杯の音頭を取ります。

例文:

それでは食事の準備も整いました所で僭越ながら私○○が乾杯の音頭をとらせていただきます。どうぞゆっくりと食事を堪能しながらお楽しみください。乾杯!

例文:

誠に僭越ながら私が乾杯の音頭をとらせていただきます。本日は美味しい食事を楽しんでいただき、今後ともどうぞ末永くよろしくお願いいたします。乾杯!

 

●結びの挨拶

顔合わせの食事会を締める最期の挨拶となります。食事会を開催した新郎新婦が二人でその日のお礼を述べたり、新郎が代表してあいさつをすることが多いですが、新郎新婦の挨拶の前後に新郎や新婦の父親が一言挨拶することもあります。ここでは新郎新婦の挨拶をご紹介します。新郎新婦が挨拶をする際には親への今までの感謝の気持ちや今後二人でどのようにしていこうと考えているかなどの抱負、そしてこれからの二人を温かく見守ってもらえるよう、またはサポートをお願いするような内容を盛り込んで挨拶の内容を考えるようにします。

例文:

本日は私たち二人の婚約にあたりお集まりいただき誠にありがとうございます。まだまだ至らぬ点も多いかと思いますが、どうか温かく見守って、ときにはご指導いただけますと幸いです。これからは二人で温かい家庭を築けるよう精進して参りますので、今後とも末永くよろしくお願いいたします。

例文:

本日は、遠方より私たち二人のためご足労くださいましてありがとうございます。今まで沢山両親に迷惑をかけてきた二人ではありますが、このように○○さんと出会え、今日という日が迎えられたことに感謝の気持ちでいっぱいです。まだまだ未熟な二人でみなさんにご相談することもたくさんあるかと思いますが、そんな時は人生の先輩としてアドバイスなど頂けると嬉しく思います。今後ともどうぞよろしくお願いします。

略式結納での挨拶

略式結納でも新郎新婦となる二人の挨拶が必要かという点も気になるところだと思いますが、結論からお話しするとしなくても問題はありませんが、やはり正式な場で双方のご両親に言葉にして伝えるということは大切だと思っていただくとよいかもしれません。難しい言葉や長々と口上を述べる必要はありませんので「これからよろしくお願いします」や今後の二人の思いなどを言葉にして伝えておくと今後のお付き合いもよくなるのではないかと思います。

挨拶をするときに注意する点

食事会の際の挨拶では日頃から顔を合わせているような間柄から、はじめて親が顔を合わせる場合など、皆さんそれぞれだと思います。やはり日頃からよく顔を合わせている仲だとしても、両家顔合わせの食事会などではきちんとするように心がけたいものです。出来るだけ新郎新婦同士の呼び方や両親と話す際の言葉遣いなどには注意して挨拶をするようにします。

  • 挨拶の際には立ち上がって挨拶
  • くだけた口調にならないよう丁寧な言葉で挨拶する
  • 両親の前でお互いをニックネームなどで呼ばないよう注意
  • 挨拶の際は姿勢を正ししっかりとした口調でゆっくり話す

最後に

日頃からよく顔を合わせているような場合でも、やはり両家が集まる静粛な場では緊張するものです。両家での顔合わせではやはり段取りをしっかりと事前に話し合い決定しておくことが成功のカギといってもよいでしょう。相手の家族への印象も決まってしまう場合がありますので、できるだけ服装やマナーなどにも気を遣うようにし、食事会を機に両家の親睦がより深まるような挨拶の準備などをしていただければと思います。

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