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快気祝いに花を贈ろう!【マナーと花の選び方】

病気やケガで入院していた時にお世話なった方や、お見舞いに来ていただいき、元気づけてくれた方々には特別に感謝の気持ちを込めてお礼をしたいと思う方は多いはず。しかし何を贈れば良いか悩んでしまいなかなか決まらない、どのようなものが喜ばれるか考えてもあまり良くわからない…。そんな時は、自分の退院の報告と元気になったというメッセージを添えてお花を贈ってみてはいかがでしょう。ここでは快気祝いにお花を贈ろうと考えている方に、お花を贈る際の花の選び方や、注意点、マナーなどをまとめてご紹介したいと思います。

快気祝いとは?

快気祝いとは本来、病気やケガが良くなり、治ったことを、療養中にお世話になった方々を自宅などに招いておもてなししたり、お礼の品を配ったりすることをいいました。、現在では、自分が病気やケガなどで入院した際に、お見舞い金やお見舞いの品をいただいた方、自宅療養中にお世話になった方などに、お見舞いへの感謝と退院、快復したことの報告を兼ねてお礼の品などをお返しするということが一般的になっています。

快気祝いにお花を贈ってもよい?

快気祝いに贈るもので良いといわれている品は、病気などが長びかないように、そしてケガなどが後に残らないようにという意味を込めて消えてなくなる「消え物」が良いといわれています。世間一般でいう消耗品や食べ物のことです。洗剤やせっけんは性別や年齢が特に関係なく皆さん日常使うものだので、いくつあっても構わないという内容の「消え物」です。そして花はとても綺麗で男女を問わず喜んでいただけますし、いつか枯れてなくなるという部類に入るので、むしろお花は自分の体調が良くなったことを報告するにはとても良い贈り物になります。

どのような花を贈る?【お花の選び方】

快気祝いのお花は綺麗な明るい色合いの花や何種類かのお花を組み合わせて作るフラワーアレンジメントなどがお勧めです。鉢植えは「病気が根付く」という意味にとられてしまう事が多いので、お見舞いなどで贈ることはふさわしくないといわれていますが、快気祝いでは必ず避けた方が良いということはないようです。胡蝶蘭などのように花言葉も素敵なものは鉢植えでも贈られることが多いです。しきたりなどに厳しい方などの場合はやはり鉢植えは避け、届いてからすぐに飾ることのできるフラワーアレンジメントがおすすめかもしれません。もちろんお花好きの方にはその方の好きな花束をお届けするというのも良いでしょう。

快気祝いにふさわしい花の色は?

快気祝いは元気になったという報告を兼ねるものですので、自分が元気になりましたということが伝わる様な、明るく華やかな色合いのお花を選ぶことをお勧めします。一色のみではなく季節に合った色合いなどでピンク系やオレンジ系、イエロー系などが綺麗に組み合わせて同色でも何種かのお花を組み合わせてある物が華があって素敵です。

快気祝いにはどんな花がお勧め?

●ピンクのバラ 

快気祝いにおすすめのお花の一つめは、ピンクのバラです。ピンクのバラには「感謝」という花言葉が含まれており、やさしさの象徴のようなピンクは、お礼を伝えたい女性の方への贈り物として最適です。優しい気持ちになるピンクのバラであれば安心してどなたにも贈ることができますね。

 

●白のダリア

白のダリアには「感謝」、「豊かな愛情」などの花言葉があり、結婚式での花嫁さんのウエディングブーケにも使われる人気のお花です。ピンク系や黄色系などのお花と合わせてアレンジメントに入れてもらうと存在感も出て素敵です。

●ガーベラ

ガーベラはたくさんの色がありますが、ガーベラの花言葉としては「希望」、「前進」という前向きな花言葉があり、ピンクのガーベラには「感謝」、黄色には「究極美」、オレンジ「冒険心」などが含まれています。アレンジメントフラワーには欠かせないかわいらしくて存在感のあるお花はどの色を選んでも素敵なアレンジメントになります。

●スイートピー

スイトピーは「門出」「永遠の喜び」「私を忘れないで」などの花言葉があり、贈り物の花としても人気です。春の花で「門出」という花言葉があるので、卒業式などで贈る花としても有名です。春に退院した際にも新しい「門出」としてスイトピーをアレンジメントに入れるのもよいかもしれません。見た目はふんわりと優しいイメージのお花なのでアレンジメントも素敵になります。

●ひまわり

夏の時期であれば、「元気」という言葉がそのまま当てはまりそうなひまわりのお花を花束にして贈るのもおすすめです。ひまわりの花は受け取ってすぐに、あなたが本当に元気になったのだなと感じていただけることでしょう。そして太陽の日差しをたくさん浴びて育ったひまわりは、受け取った方もきっと気分が元気になってくれること間違いなしです。スタンドタイプの花束であれば花瓶の事なども気にせずすぐに置いておくことができます。

快気祝いの花を贈る時期は?

快気祝いを贈る際は、一般的には退院してから1週間か10日ほどを目安に自宅に戻って自分の体調が回復してからお見舞いをいただいた方へ感謝の気持ちと退院や病気の快復などを報告するお礼状を添えて贈るようにします。ただし、自宅療養が必要であったり、ご自身の体調がすぐれない場合などは元気になってからで問題ありません。自宅療養が長くなる場合などは快気内祝いとして1カ月を目安に家の方などから快気内祝いのお花とメッセージを添えて近況を報告すると心配してくれている方々も状況が把握できて安心してもらえます。

快気祝い花の相場は?

快気お祝いのお返しは通常、いただいたお見舞いの3分の1から半額程度が目安となります。地域での慣習や花を贈る方と自分との間柄によって金額には差が出てくると思いますが、一般的にお見舞金の金額の相場は3000円~1万円程度が多いので、千五百円~五千円程の金額が一番多くなるかと思います。

快気祝いで花を贈るときのマナー

快気祝いで花を贈る際には気を付けなければならない点がいくつかあります。

●花の色に気を付ける

快気祝いの際の花には元気になりましたということが花で伝えられるような明るく優しい色合いのお花をアレンジします。白や青、濃い紫色の花などは弔事の際に選ばれることが多いため、避けるようにしましょう。もちろん差し色として少量入れる程度であれば問題ありません。あまりにも全体が暗く寂しげなイメージになるようなアレンジは避けたいものです。

●生花を贈る

昨今贈り物としてブリザーブドフラワーやドライフラワーなど、加工した花は一般的には手入が少なく長持ちするので、人気ですが、快気祝いの場合は長持ちするということが「治るのに長く(時間が)かかる」のイメージに繋がるので退院祝いに贈る花としてはタブーです。

●タブーな花

花の名前や花言葉、縁起が良い悪いなど花にはいろいろないわれがある事をご存知でしょうか。快気祝いなどにはふさわしくないと思われる花がありますので、参考にしてみてください。

シクラメン:名前から「死」や「苦」連想させます。

菊:葬儀などに使われることが多い

チューリップ:花が落ちてしまうので贈り物としては縁起が良くないとされています

アジサイ:徐々に色あせていく様子がお祝い事には不向きとされています

最後に

花にはそれぞれに花言葉があったり、メッセージが込められていたりするので、贈る相手の方が花に詳しい方などであれば、ある程度慎重に選ぶようにすると良いですね。通常は生花店の方などが詳しくマナーを身につけていることが多いので、ここでの内容を参考にしていただき、生花店の方と相談して決定されると素敵なアレンジメントフラワーを贈ることができ、贈った相手の方にも喜んでいただけることでしょう。

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