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葬儀の電報「弔電」 喪主からはお礼する?しない?お礼状5つのマナー

葬儀への参列が何らかの事情によりできなかった方より、故人への弔意と遺族へいたわりのメッセージを送る電報「弔電」を受け取った場合、受け取った喪主はお礼をするべきかどうかよくわからない、という方は多いのではないでしょうか。通常、香典や供花などにはお返しをするけれど、電報にもお返しをした方が良いのかな? 金額はどの位かかっているのか、どのようなお返しをしたらよいのかわからない…。そんな気持ちの方は少なくないでしょう。ここでは電報「弔電」を送ってくださった方へのお礼は必要か必要ではないのか、お礼をする際のマナーやその方法など、弔電に関するお礼の仕方をご紹介したいと思います。

いただいた電報「弔電」へのお礼は必要?必要でない?

まず一番にここが肝心なのだと思いますが、電報(弔電)のみをいただいた方へは一般的には”お礼の品”をお返しすることはなく、その代わりに”お礼のお手紙”を送ります。お礼状を送る必要は必ず!という事はありません。しかし、電報(弔電)を手配した方は、” ちゃんと葬儀までに届いたのかな?”など、とても不安に思う事は間違いありません。そんなことが無いように、「電報(弔電)へのお礼」と「葬儀は滞りなく終わりました」というお知らせをお礼状として送ることをお勧めします。

 

電報(弔電)へのお礼を送る際に気を付けること

まずは、どなたから電報(弔電)をいただいたかを把握します。ご自身の管理しやすい方法で問題ありませんので、しっかりといただいた方からの一覧表を作り、お礼の出し忘れが無いようにしましょう。ここでは電報(弔電)のみ、お供え物を一緒に送ってくれた方、弔電と香典を両方送ってくれた方などに分けて表を作り、それぞれに「お礼のお手紙」と必要があれば「お返し」を用意します。

弔電に対するお礼をするときのマナー

✔少なくとも一週間以内にはお礼をする

故人が亡くなってから葬儀が終わるまでは一息つく間もなく忙しいものですが、電報(弔電)をいただいた方には葬儀で直接お会いできたわけではないですので、出来るだけ早めにお礼状を送るようにしましょう。電報(弔電)をしっかりと受け取ったことや、葬儀が滞りなく済んだことを文面に入れ、お礼状を差し上げると良いと思います。たくさんの電報(弔電)をいただいている場合などは印刷したものでも構いません。文例などはインターネットなどで検索をするとたくさん出てきますので、それにご自身の気持ちを交えて完成させたものにします。余り時間がたってから送ると、送った方に対し、「電報(弔電)をしてくれた方を気にかけていない」ような印象を与えてしまいますので、やはりリミットは一週間以内と決めお礼状を出しましょう。

 

✔日頃より親しくしている人にはまず、電話でお礼を

日頃より電話などで連絡を取り合っている中の方から電報(弔電)をいただいている場合、忙しくされているだろうと思い、連絡を相手よりしないで待たれている方もいると思います。お電話でお礼が言える仲であればこちらから連絡を取り、電報(弔電)のお礼と葬儀の事などをお話しすると相手の方も安心されると思います。

 

✔連盟でいただいた電報(弔電)のお礼状には注意!

故人のサークルや習い事の関係などグループの方から連盟で電報(弔電)があるという事も少なくありません。その際は連盟の代表者一人にではなく全員にお礼状を送ります。誰か一人だけ届かなかった、などという事のないように注意しましょう。もしも全員の住所がわからなかった場合は代表者の方へ連絡をして、電報(弔電)のお礼を述べたうえで他の方の連絡先を聞いたりすると良いと思います。

 

✔弔電と共に香典をいただいている方にはお礼の品も

電報(弔電)と共にお香典も現金書留や葬儀の際にどなたかに託していただいている場合、香典のお礼は一般的に四十九日以降にお返しの品物を送りますが、やはり電報(弔電)、香典を送ってくださった方はちゃんと受け取られているかや、式は無事にすんだのか、などを気にかけてらっしゃると思いますので、まず一週間以内に何らかの形でお礼を伝え、改めて四十九日以降に香典のお礼として、お礼の品とお礼状を送ります。

 

✔特別な用語や敬語などの言葉遣いに気を付けて!

弔事の際は普段使わない単語や敬語が沢山出てくるので、間違った使い方をすると恥ずかしい思いをしてしまう事になります。最近では様々な文例集などが書店やインターネットでも出ていますし、葬儀社などで文面を用意していてそれを選んで印刷してくれるなどのサービスを行っている所もありますので、使えるところは使ってみるのも悪くないと思います。しかし、お礼のお手紙となるものですのであまりにも気持ちが伝わらないようなものではなく、ある程度は自身の気持ちを入れたお礼状を作成すると電報(弔電)を送っていただいた方にも遺族の気持ちが伝わるのではないかと思います。

電話でのお礼の際もある程度決まった内容などがありますので、その内容をしっかりと頭に入れたうえでゆっくりとお礼の気持ちを込めてお話しされると良いでしょう。目上の方等でしたら言葉遣いにも十分注意してくださいね。

最後に

私も実際に経験がありますが、電報(弔電)や香典を送られた方はちゃんと受け取ってもらえたかが一番心配となります。せっかく遺族の方への気遣いや故人の方を偲んで送ったものが届かなかったとすると本当に悲しい気持ちになります。その方たちへしっかりと受け取ったことや、お礼の気持ちを遺族から伝えて差し上げることで、双方が気持ちよく故人を送り出してあげられることにもつながるのではないかと思います。

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