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お通夜や葬儀でそのまま使えるお悔やみの挨拶・言葉

社会人ともなると、たびたび親戚や友人の家族、知人、その家族などの葬儀に参列することも出てきます。そんななか、どのような言葉を親族へかけてあげればよいか、どのような言葉はかけてはいけないかなど、とっさにはなかなか思いつかないもの…。 ここでは、お通夜や葬儀に参列する際のお悔やみの挨拶や言葉を、自分と故人との関係別にどのようなことに注意しながら挨拶や言葉かけをすると良いかなどをまとめてご紹介したいと思います。基本的な文例を参考に、自身の言葉で故人の死を悼み、遺族を励ますことが出来るようなお悔やみの挨拶を伝えてみてはいかがでしょう。

お悔やみの挨拶・言葉は何時どこでかければよい?

通常、お通夜や葬儀に参列する際に受付でお香典を渡すときに、お悔みの言葉を述べます。代理の方が立っている場合は簡素に、丁寧にお悔やみの言葉を述べます。わざわざ遺族の所まで行き、挨拶をする必要はありませんが、とても親しくしていた方などで、どうしても自身の気持ちをご家族に伝えたい場合などは、葬儀の席ではなく、お通夜の際に喪主や遺族の方に、簡素だけれど丁寧なお悔やみの挨拶をするとよいでしょう。

※遺族の方とは初対面であった場合は故人との関係を述べてからお悔やみの挨拶をします。

故人との関係別 挨拶・言葉 文例

一般的には「この度はご愁傷さまでございます、心よりお悔やみ申し上げます。」などがお悔やみの言葉として使われますが、故人が自分にとってどのようなお付き合いのあった方かなどによってお悔やみの言葉や挨拶を少し変えてご家族の方に気持ちを伝えることもできますので参考にしてみてください。

●親戚・友人・知人その家族、社員の家族

突然の出来事で気持ちの整理もつかないままお通夜や葬儀に参列することとなる場合、思いばかりがあふれ出てきて言葉にならないかもしれませんが、簡素でかまいませんので故人を偲ぶ気持ちを大切にして、自身の気持ちを素直に伝えましょう。

文例:

・突然のことで本当に驚いています。心からお悔やみ申し上げます。何かお手伝いできることがあれば何でもおっしゃってください。

・突然のことで言葉も見つかりません。お悔やみ申し上げます。

・あまりに突然のことで信じられません。どうぞお気を落とされませんように

注:友人や知人、社員の家族の立場の場合で、遺族と面識がない場合は、簡単に自己紹介してからお悔やみの挨拶を述べましょう。例:○○(会社、学校)でお世話になっておりました△△と申します。

●親しい友人の家族

ご両親や最愛のパートナーを亡くされた場合どう言葉をかけてよいかとても悩みます。相手を思いやる気持ちを第一に、近くに住んでいる場合、すぐに駆け付けてあげるなど、言葉よりも行動を起こすことにより自身の気持ちがさらに伝わりやすくなると思います。

文例:

・大変だったね。つらい時に力になれなくてごめんね。何か私にできることがあれば、なんでも言ってね

・突然のことで言葉もみつからないけど、お悔やみを申し上げます。私に手伝えることがあったら何でも言ってね

●親しい友人の子供

本来ならば、もっと長く人生を送れた子供の葬儀に参列するのは辛い事です。病死や事故死など、避けられない場合もありますが、最愛の子供を亡くされた親には子供に対するお悔やみの言葉よりもただ見守ってあげることが一番であることは言うまでもありません。お通夜や葬儀に参列する場合は出来るだけ親しい友人を気遣ってあげる気持ちを言葉にすることが一番だと思います。

文例:

・あんなに元気だったのに、まだ信じられません。こんなことになるとは本当に残念です。何かあれば、いつでも連絡して

・突然のことで本当に驚いています。(子供の事には触れず)無理していない?しっかり食事とらなければだめだよ

●お世話になっている会社関係や恩師

お世話になった方であれば、お手伝いを申し出ましょう。手が足りているようであっても、申し出るだけでも気持ちが伝わります。

文例:

・突然のことで言葉も見つかりません。ご生前のお姿を偲び、心よりご冥福をお祈りいたします。

・何の恩返しも出来ず、無念でなりません。私に出来る事がございましたら、遠慮なくお申し付け下さい。心からお悔やみ申し上げます。

・突然のことで本当に驚いています。○○(故人名)さんには入社以来大変お世話になっていました。まだまだたくさんの事を教えていただきたかったのに、誠に残念でなりません。私に出来る事がございましたら、遠慮なくお申し付け下さい。

注:遺族の方へ失礼のないよう面識がある場合もない場合も、念のため自己紹介をしましょう。

例:○○(会社・学校)の△△と申します。□□(故人名)さんには、大変お世話になっておりました。

●遠い親戚やご近所

故人と面識があるご近所などの場合で、人手が足りない際は、お手伝いを申し出ると良いでしょう。

文例:

・この度はまことにご愁傷様です。謹んでお悔やみ申し上げます。

・急なお知らせで、慰めの言葉もございません。どうかお力を落とされませんように。お手伝いできることがあれば、遠慮なくお申し付けください。

お悔やみの挨拶の際の注意事項

お悔やみの際に遺族の方に挨拶をする際には注意する事項が何点かあります。遺族の方は面識がない方ともつらいときに挨拶を交わさなければならないので、挨拶する内容には注意してあまり質問などはしないように心がけると良いでしょう。

遺族と長々と話す

準備や弔問客の対応などで忙しくしている遺族に長々と話をすることはマナー違反です。

故人の死因について聞く

故人の死因について詳細を聞くことは失礼にあたります。死因がわかっている場合でも、決してその場でその言葉を言わないようにしましょう。

●重ね言葉

「重ね重ね」「度々」「くれぐれも」などの重ね言葉は、 不幸が続くイメージがあるので避けましょう。

直接的な言葉

「死去」「亡くなる」などは、「死」を直接イメージする言葉なので「ご逝去」に言い換えます。

負担になる表現 

「頑張ってください」などは、遺族の負担になるので労をねぎらう言葉「お手伝いできることがあれば何でも言ってください」などとすると良いでしょう。

●宗教的な問題

「ご冥福をお祈りいたします。」は仏式のみの言葉となり、ほかの宗教では使いませんので注意が必要です。故人がキリスト教の場合は「ご愁傷様でした。」、「お悔やみ申し上げます。」、「ご冥福をお祈り申し上げます。」などの仏教のお悔やみの言葉は使わないので「安らかなお眠りを心よりお祈り申し上げます。」などの神の元に召される、祝福されるべき言葉を使うようにしましょう。

最後に

お悔やみの挨拶や言葉を遺族に伝える際には、十分に相手の気持ちに寄り添うようにして、その場に適した正しい言葉で故人や遺族の方を不快な気持ちにさせることの無いように十分な心遣いができるようにしましょう。

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