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お墓参りはいつ行くもの?お墓参りの時期と時間基礎知識

お墓参りのベストな時期や時間はいつなのか?と聞かれるとなかなか正確にこたえられる方は少ないのではないでしょうか。通常、お墓参りというとお盆やお彼岸などの時期に行くという考え方が一般的ですが、その他の時は行かない方が良いのか?そしてお墓参りに行くときは決まった時間、あるいはベストな時間などあるのかという疑問を持たれる方もいらっしゃることでしょう。ここでは、お墓参りはいつ行くものなのか、そしてお墓参りに行くときのベストな時間や時期などお墓参りに行く際の基礎知識をご紹介したいと思います

そもそもお墓参りとは?

お墓参りとは、お墓に自分のご先祖様や大切な自分の周りの故人などを祀り偲ぶことをいいます。そしてお墓参りをすることによってご先祖様が恩恵をもたらしてくれるという考えが昔からあり、現在でも私たちの大切なよりどころとしてお墓参りが行われています。

お墓参りに適している時期と期間とは?

お墓参りはご先祖さまや故人に日頃の感謝をするために行くものですので、基本的にはいつ行っても構いません。お墓が近ければ頻繁に行くことが出来ますが、遠方で、なかなか時間が取れない、または年に一度か二度しか行けないときは、どんな時期がお墓参りに適しているのでしょうか。

 

●お盆

お盆はご先祖様がこの世に帰ってくる期間とされています。日本では夏の風物詩ともいわれるお盆ですが、お盆には亡くなった方を迎える儀式と送り出す儀式(迎え火や送り火など)があり、各地で様々な行事が行われ、日本の伝統行事にもなっています。旧暦や新暦、地方によりお盆の時期は変わりますが、通常は8月の13日が盆入りにあたりご先祖様をお迎えし、16日に盆明けとなりご先祖様をお送りします。出来れば盆入りでお墓参りをしお迎えし、年忌法要などがあれば14,15日のどちらかで供養などをしてもらい、16日にお送りするという流れが多いようですが、お盆期間中にお墓のお掃除やお墓参りが出来ればご先祖様や故人の方には喜んでいただけることでしょう。

●お彼岸

お彼岸は仏教の行事の中でも日本だけの独自のもので、インドや中国ではお彼岸という行事ないそうです。お彼岸は毎年、春分の日と秋分の日を中日とし、前後3日間を合わせた7日間の事を言います。そしてこの春分の日と秋分の日は太陽が真東から真西に沈んで、昼と夜の長さがほぼ同じとなります。あの世とこの世が最も近くなると信じられており、ご先祖様を供養する習慣が生まれました。春分の日と秋分の日はその年により日にちが変わりますが、この昼と夜の長さが同じになる日が春分と秋分の日になるわけです。お彼岸のお墓参りは春分、秋分の日当日でなければだめだと思っている方もいるかと思いますが、この期間中であればよいとされています。お彼岸はあの世が近くなるという事で、こちらからお墓参りに行って会いに行く感覚ですね。お彼岸期間中にお墓参りに行けなかったとしてもその前後に時間が取れるようであれば言って差し上げるとご先祖さまや故人も喜ばれること間違いないと思います。

●年末年始

意外と知られていないのが、年末年始です。大みそかにはご先祖さまや故人がお盆のように帰ってくるとされています。その為、出来れば30日までにお墓のお掃除など済ませてお墓参りをすると年明けにご自身を含めて新しい年を迎えるのに気持ちよく迎えられるのではないでしょうか。お正月にお墓参りをする風習があるところもありますので、してはいけないという事はないですが、お寺や霊園の開園時間などには注意が必要です。そして初詣などのついでに行くお墓参りであればあまり好ましいとは言えませんので、その際はお墓参りは別の日にするようにします。

●祥月命日(しょうつきめいにち)

故人が亡くなった同じ月日の事を言い、年に一度の祥月命日と言います。この日に大切な故人のお墓参りに行く人は多く、年忌法要なども、この祥月命日に合わせて行われます。塔婆供養をしたりする大切なお墓参りの時期の一つです。

●月命日(つきめいにち)

祥月命日が年に一度なのに対し、月命日は毎月の亡くなった日とされますので、祥月命日を除いた年に11回あることになります。一年を過ごしている中で家族の中で良い事や悪い事などがあり、ご先祖様や故人に相談したい(お参りしたい)時などはこの月命日に合わせてお墓参りに行っても良いかもしれません。毎月お墓参りに行くことは時間や距離などにより難しいと思いますので、その際はお仏壇にお供え物やお線香をあげると良いでしょう。

お墓参りに不適切な時期もあるの?

基本はお墓参りに不適切という時期はありませんが、あえて挙げるとすると12月31日はお寺などが年始の準備で忙しくしていることが多いので向かないと言われています。お正月もお墓参りに行くことは良いですが、初詣と一緒のついでのお墓参りは不適切とされます。その他は自身のお仕事や家庭の都合に合わせて時期は決めて問題ありません。お墓参りは義務ではなく、自分自身がお参りをしたいという心が大切です。

 

お墓参りに行くときのベストな時間

お墓参りはいつ行っても良いと言われますが、時間に関してはある程度の注意が必要です。お寺であれば一応管理されている人さまの敷地内となりますので、夜遅い時間や早朝の暗い時期に入るとマナー違反となります。そして暗い場所で砂利道などの足場が悪い所では、けがなどの原因にもなります。霊園などですと開園や閉園の時間が決まっている所が多いので、門がしまって入れない場合がありますので、お墓参りへ行く際は時間の確認をしてから出向くと良いと思います。

一番お墓参りに適していると言われる時間は午前中です。一日の始まりにお墓参りを一番に(優先)してご先祖さまや故人の所へ参りましたという姿勢が大切と言われています。午前中に行ってお墓の掃除などもしてすっきりしてから一日を始めることは自身にとっても気持ちの良いいものです。

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