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上司へ餞別を贈る際のマナーとおすすめギフト5選

いつもお世話になっていた上司が異動や退職することになった時に、部下一同で餞別を用意したり、個人で何か贈り物をしようと考えるのは皆さん同じです。しかし、実際にどのようなプレゼントを贈ればよいのか、どのくらいの予算で用意すれば良いのかなど、悩んでしまうという方は多いのはないでしょうか。そして今までお世話になった上司に贈るものですので、しっかりとしたマナーで贈るということはとても大切です。ここでは、大変お世話になった上司に贈る餞別に関しての予算やおすすめギフト、餞別に関するマナーなどをご紹介したいと思います。

餞別とは?

餞別とは、今までお世話になった方との別れの際、新しい門出を祝って金品や品物を贈ることをいいます。餞別の「餞」は「はなむけ」と読むことができ、昔旅に出る人の道中の安全を祈って、馬の鼻を目的地に向けて見送る習慣があった事などから「馬の鼻向け」という言葉の鼻向け(はなむけ)が餞(はなむけ)という言葉をあてて「餞別(せんべつ)」という言葉・意味になり、遠くに旅立つ人へ、新しい門出を祝って贈る金品や品物のことをいうようになりました。上司の異動や退職の餞別は、今までお世話になった上司に対する感謝の気持ちと、新しい門出などを祝って贈る金品のことをいいます。

上司への餞別は現金それとも品物?

餞別というと、お別れの際に今後の道中の足しにしてほしいということで、現金を贈ることが多いように感じますが、転勤や退職の餞別は旅行に出るわけでもありませんし、今後遠くへ行って会えなくなるというわけでもないため、現金を贈るか品物を贈るかに関しては特に決まりはありません。ただし目上にあたる上司に現金を贈ることは失礼と考える場合もあります。そのため、上司への餞別には現金より品物を贈る方が多い傾向にあります。

 

上司への餞別を贈る際のマナー

●上司への餞別の相場

上司が転勤や異動する場合の餞別は、送別会などを開き会社の部署や課などで現金を出し合ってプレゼントを贈ることが多く、その際の一般的な予算の相場は一人千円から3千円程度を集め、総額で1万円から2万円程の金額のプレゼントを用意して贈ることが多いようです。上司に贈りたいプレゼントがあれば、始めにプレゼントを決定してから、その金額を人数で等分にするという選び方もあります。特にお世話になった上司などの場合、個人で餞別を贈ることを考えている方は、5千円から1万円程度での贈り物をすることが相場となります。

退職での餞別は、渡す相手との関係やその方の役職、勤続年数などによっても変わってきますし、個人なのか連名で渡すのかでも金額は変わってきます。連名で贈る場合は一人当たり千円から三千円程で2万円から3万円程の品物を贈ることが多く、個人の場合は5千円から1万円程度での餞別を用意します。前項でもふれましたが、上司のように目上の方へ現金を贈ることは失礼にあたることがあるため、記念に残る品や上司の趣味・嗜好に合う品物を贈ることが一般的です。花束と品物というケースも多いです。

●上司への餞別「のし」と「書き方」

一般的に目上の方にあたる上司への餞別の「のし紙」」の表書きには「御餞別」という書き方はしないので注意が必要です。

【水引】

一般:紅白蝶結び

結婚退職:紅白結び切り

 

【表書き】

異動・転勤:「御礼」、「おはなむけ」

退職:「御礼」、「おはなむけ」

結婚退職:「御結婚御祝」「祝御結婚」

定年退職:「祝定年退職」、「御礼」など

上司へのおすすめギフト

●記念に残るもの

今まで長い間勤めてきた上司への贈り物の場合、みんなのことをおぼえておいてもらいたい、会社での思い出を大切にしてほしいという気持ちをこめて名入れギフトや似顔絵ギフトなど記念に残るプレゼントを贈ってみてはいかがでしょう。きっととても良い思い出となる贈り物となります。

●カタログギフト

カタログギフトと一言でいっても、その種類はさまざまです。陶芸やヨガ、乗馬、ロッククライミングなど、アクティブな上司の方におすすめできる、自分で挑戦してみたいことを選んで体験することができる体験型のカタログギフトやスパ、マッサージなどストレス発散やリラックスできるものが選べるカタログギフトは人気です。

 

●リラックスグッズ

転勤や異動となると新しい場所に行き、新たな人間関係なども築いて行かなければならない事もあるので、ストレスや疲れが出ることも。そんな時に使うことができるリラックスグッズは「はなむけ」のプレゼントとしてはおすすめです。家で使うことのできるアロマディフューザーや蒸気で目の疲れを緩和するホットアイマスクなど5千円前後で購入できて自分では購入する機会はあまりないけれど、プレゼントでもらうと嬉しい品を選ぶと喜んでもらえそうですね。香りの素敵なボディケア用品や美容コスメなどもおすすめです。

 

●花束

ありきたりと思われるかもしれませんが、やはり送別会には花束がつきもの。特に女性の上司などの場合には花束は喜ばれます。最近ではお手入れもほとんど必要なくお部屋のインテリアとしても楽しめるプリザードフラワーやアレンジメントフラワーは人気の贈り物です。お花と皆さんからの寄せ書きをプレゼントしたり、予算があればお花と贈り物をセットでプレゼントしてもよいかもしれません。

 

●ギフトカード

コーヒー好きの方などであればスターバックスやタリーズコーヒーなどのコーヒーショップのギフトカードを贈ると毎日出勤前に必ずコーヒーショップに立ち寄ってくる方などにはとても喜ばれるプレゼントになります。遠くに転勤される方などにも荷物にならずにすみます。アップルユーザーであればiTuneストアのギフトカード、読書好きであればAmazonギフトカードなどもおすすめです。

餞別ではタブーな品物

●現金

目上の方(上司)へ「現金」を贈ることはタブーとされることが多いので、注意が必要です。

●商品券やギフトカード

現金同様ですので控えた方が良いかもしれません。

●スリッパや足ふきマット

踏みつけて使うものをプレゼントすることは「相手を踏みつける」という意味で捉えられてしまう事がありますので贈り物には不向きです。

●ハンカチ

ハンカチは漢字で書くと「手巾」(てぎれ)と書くことから「手切れ」「縁起り」を連想させるのでお祝いのプレゼントとしてはタブーといってよいいでしょう。

●お茶

弔事の引き出物などでよく贈られる「お茶」は餞別の贈り物には不向きといってよいでしょう。

 

●シクラメンの花

お花を贈る場合も注意が必要で、「死や苦」を連想させる花は送別会や餞別の贈り物にはタブーです。

最後に

今までお世話になった上司に感謝の気持ちとこれからの活躍を込めて素敵な餞別の品を選ぶための参考にしてみてください。そして贈る際のマナーもしっかりとして、上司の心に残る餞別を贈っていただければと思います。

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