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海外転勤・海外赴任者へ贈る 喜ばれる餞別の選び方

会社勤めをしていると、グローバル化に伴いどんどん海外への転勤などを経験してもらおうという企業も増えています。場所こそはさまざまですが、アジアをはじめとして欧米などその赴任先はさまざまです。自分の同僚や上司が海外への転勤や海外赴任になった時に今までお世話になった感謝の気持ちと、なれない海外での生活を応援するために何か役に立つものを餞別として贈りたいと思う気持ちは皆さん同じです。

ここでは、海外転勤や海外赴任になった方への餞別に関して、どのような物が喜ばれるか、どのような物は贈らない方が良いのかなど、自分達ではなかなかどのような餞別を贈れば良いのかわからないという皆さんへ、海外へ行く方へ喜んでいただける餞別の相場や選び方、おすすめの品などをまとめてご紹介したいと思います。

餞別とは?

餞別とは、今までお世話になった方との別れの際、新しい門出を祝って金品や品物を贈ることをいいます。昔は旅に出る人の道中の安全を祈って、馬の鼻を目的地に向けて見送る習慣があった事などから、「馬の鼻向け」という言葉の鼻向け(はなむけ)が餞別の「餞(せん)」が「餞(はなむけ)」と読むことから、「餞別(せんべつ)」という言葉・意味になり、遠くに旅立つ人へ、新しい門出を祝って贈る金品や品物のことをいうようになりました。ここでの海外転勤や海外赴任の餞別は今までお世話になった方に対する感謝の気持ちと、新天地へ行っても頑張ってほしいという励ましの意味などを込めて贈る金品のことをいいます。

海外転勤・海外赴任者の餞別は現金それとも品物?

餞別というと、お別れの際に今後の道中の足しにしてほしいということで、現金を贈ることが多いように感じますが、海外への転勤や赴任の餞別は終わりのない旅行に出るわけではありません(通常は任期などありの場合がほとんど)。今後遠くへ行って一生会えなくなるということでもないため、現金を贈るか品物を贈るかに関しては、特に決まりはありません。

職場での餞別の場合は、金額の相場もそれほど高額ではないということと、結婚や留学などと違いお金をたくさん使うので足しにしてほしいということではないため、相手の方に気を使わせないためにも品物の方が喜ばれるかもしれません。そして目上の方の場合、現金を贈ることは失礼となることがあるため、上司の海外への転勤や赴任の餞別には現金より品物を贈る方が多い傾向にあります。

海外転勤・海外赴任者への餞別の相場は?

海外への転勤や赴任の場合の餞別は送別会などを開く場合には部署や課などで現金を出し合って職場一同という形で餞別を贈ることが多いようです。その際の一般的な予算相場は一人千円から3千円程度を集めて総額で1万円から2万円程の金額のプレゼント、または現金を贈るというパターンが多く、個人で餞別を贈る場合、特に親しかった相手や自分が上司で部下へ個人で餞別を考えている場合などは、5千円から1万円程度が一般的な相場となります。

贈りたい品が決まっている場合などはそのプレゼントの金額を人数で割って出し合うといいうケースもあります。実際には必ずしもこの金額というものはありませんので皆さんの気持ちで海外へ転勤、赴任される方に喜んでもらえる餞別を贈り、元気に旅立ってもらえることが一番ですね。

海外転勤・海外赴任者への餞別を選ぶときのポイント

海外への転勤、赴任の場合、向こうの環境になれなかったり、食べ物が合わなかったりすることもあるかもしれません。そんな時に皆さんの気の利いた餞別で元気に旅立ってもらえるような餞別の選び方のポイントをご紹介します。

●荷物にならない品

海外へ自分の活動場所を移動するとなると、なんでも持って行けるわけではありません。持って行くことのできる荷物は限られていることが多いので、かさ張ったり荷物になるものをプレゼントしてしまうと迷惑になってしまうことも…。せっかくプレゼントを受け取っても持って行けないのでは意味がありません。できるだけコンパクトなものを選ぶようにしましょう。

●実用的な物を贈ろう

前項でも説明しましたが荷物になるものは持って行ってもらうことすらできないかもしれないので、できるだけコンパクト且つ実用的な物を選ぶようにしましょう。相手の方が転勤、赴任する場所によって必要な物も変わってくる可能性があるので、実際に海外へ転勤、赴任したことがある先輩や上司の方などがいれば、どのような物が役立ったか、そしてどのようなものがあると便利だったかなどを聞いて、プレゼントを選んでみるのもよいかもしれません。

●日本の文化が感じられるもの

海外へ行くと日本の文化に興味を持っている方は意外と多く、日本風な柄のあしらってある物や日本製の昔から変わらず使われているような品で日々使ってもらえるような品を選ぶと、赴任先の国でホームパーティーなどすることがあれば役立つかもしれません。例えば日本茶と茶器のセットや箸、和風テイストの文房具などもよいかもしれません。

●相手の好みに合う品

せっかくプレゼントを贈るのであれば、やはり実際に使ってもらわなくては意味がありません。相手の方の好みやテイストを把握したうえで使ってもらえる品を選べるように、周りの方にもリサーチしてからプレゼントを考えたりすると良いかもしれません。

海外転勤・海外赴任者への喜ばれる餞別の品

では、実際にどのような品が餞別のプレゼントとして喜ばれているのでしょう。贈る相手別にご紹介していきます。

身赴任者

●食料品

単身赴任者には嬉しい食料品。レトルト食品などは定番で、料理をする方には日本食を作るときに使う調味料や乾物などをセットで贈るのも喜ばれます。

●目覚まし時計

携帯電話とリンクできるスマートアラームや世界時計付の目覚まし時計など、海外での出張が多い方にもおすすめです。

夫婦で赴任

●日本茶

普段使いではなかなか購入しない高級日本茶などは赴任先でお客様が来たときなどにも重宝しますのでおすすめです。海外では日本の味が恋しくなるものですので、日本茶でホット一息というのも心が休まってよいかもしれません。

●和食器

夫婦箸や茶器、漆塗りのお椀セットなど奥様が一緒について行かれる方などの場合奥様に喜んでもらえる品を贈ることも一つの良い選択になります。

家族帯同

●炊飯器

家族帯同に限らず、日本製の炊飯器はやはり美味しいご飯を炊くためには必需品です。荷物にはなりますが、もしもこれから「海外対応の炊飯器を購入しないといけないんだ」などといっている方がいて、皆さんの予算が合えばとても嬉しい贈り物となるでしょう。家族帯同の場合、持っていくことのできる荷物も多くなるので、問題ないでしょう。

●変圧器

変圧器も意外と重たく手荷物になりますが、日本からの電化製品をそのまま使うことができるので、やはりあると便利です。アジア以外の海外ではなかなか見ることがないホットプレートや鍋、たこ焼き器などは変圧器があれば赴任先に持って行くことができるので、意外とおすすめなプレゼントといえるかもしれません。

最後に

皆さんで海外転勤や赴任者へ贈る餞別を渡す際には、今までの感謝の気持ちやこれからのさらなる活躍を祝うメッセージや寄せ書きなどを用意して渡すと、受け取った側は慣れない海外生活がまる不安もあると思いますが、やる気も出ると思いますし、とても心に残る良い餞別(はなむけ)となるでしょう

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