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忌中にしてはいけない事ってどんなこと?忌中にしてはいけない3つの事

ご自身の身うちの方が亡くなって四十九日(神道では50日祭)が終わるまで忌中となりますが、その間には様々なしてはいけない事、控えるべき事があるのをご存知でしょうか。ここでは忌中にしてはいけない事、控えるべき事はどのような事があるかをご紹介したいと思います。

まず忌中とはどのようなことなのかを把握してみましょう。

忌中とは?

忌中とは自分の身内に不幸があった場合に、その親族が喪に服し、身を慎む期間とされています。昔の人々の考えにおいては、死は穢れ(けがれ)とされ、この穢れは伝染して新たな死者を出すと考えられていました。伝染病が流行っていた時代などはまさにその考えと一致します。その為、死者を出した身内のものは、ある一定の期間(仏式では四十九日の法要を終えた後、神式では五十日祭が済んだ後)は喪服を着て喪に服し、死の伝染を防ぐために外出してはならないとされていたようです。現在ではその意味合いは徐々に変化し、忌中にはお祝い事や派手な場所への外出を控えるなどの習慣が残されています。したがって、初詣や新年の挨拶、正月のお飾りなどもこの期間はすべて控えます。

忌中の期間中してはいけない事は?

●神社への参拝

忌中での神社参拝はしてはいけない事の一つです。神社に祀られている神は穢れを嫌うと言われています。特に鳥居は神聖な神が通る道とされている為、忌中は神社の敷地内に入ることも控えるべきとされています。忌中が開けて喪中期間に入ってからは神社の敷地内へ入ることや参拝をしても良いと言われていますが、地域や家の習慣などにより喪中期間中でも控えるべきといわれることもありますので、心配があれば参拝しようと思っている神社に問い合わせるなどすると良いでしょう。反対にお寺は穢れを嫌う習慣がない為、敷地内に入ったり参拝したりすることは可能ですが、初詣などは忌中はお寺でも神社でも新年のお祝い事ですので控えるようにします。

●新年のお祝い

お正月の飾り(門松や鏡餅)など新年を祝う飾り、おせち料理やお年玉など新年を「お祝いする」という行為は故人を偲んでいるときにはするべきことではないとされています。新年の挨拶である「あけましておめでとうございます」などの言葉も慎み、通常通りの「こんにちは」などと言い、「今年もどうぞよろしくお願いします」などと言う挨拶をします。お年玉などは子供たちの楽しみの一つですので、表書きを変更して「文具代」などと変更して渡すようにすれば差支えがないとされています。新年は出来れば外出などはせず自宅で静かに故人を偲んですごし、おせち料理などは紅白のものなどを省いて重箱ではなくお皿に盛って食べるなどでしたらお祝いするわけではないので問題ありません。

年賀状も欠礼となります。年末に身内が亡くなられた場合は喪中はがきが間に合わない場合などありますので、その際は寒中見舞いとして年賀状が届いた方などに連絡するようにします。寒中見舞いを出す期間は松の内(門松などを片付ける日)を過ぎた1月8日から節分(立春)の前日の2月3日の期間中になります。

●人の多く集まる宴会やパーティー、結婚式などの出席

忌中の際は人の多く集まる宴会やパーティー、結婚式などのお祝い事や華やかな席への出席は辞退または欠席することがマナーです。すでに招待状へ出席ではがきなどを出してしまった後に身内が亡くなってしまった場合などは、直接主催側の連絡人または新郎新婦などへ連絡し、「やむを得ない事情で欠席させていただきます」と伝え具体的な内容は話さずに欠席せざるを得なくなってしまったことを伝えます。相手が結婚式などのお祝い事の場合は特に気を使う必要があるかと思いますが、相手があまりにもこちらの事情を察していただけない場合などは簡単に忌中になってしまったことなどを伝え欠席するようにします。忌中期間中は穢れがあるとされていますので、あなたが良いと思って参加しても、この穢れに関して気にするご年配の方などのたくさんおりますので、基本的には人が多く集まるお祝いの場は辞退、欠席するようにします。

最後に

忌中の具体的なしてはいけない事は地域性やその家の習慣によってまちまちですが、基本的には周囲から「不謹慎」と思われる、もしくはあなたが他人がしていて「不謹慎」なのではないか?と思う事は控えることをお勧めします。一番の目的は故人を偲んで喪に服すことです。その事を踏まえて行動されると必然的にしてはいけない事は見えてくるのではないでしょうか。

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